モンスター娘生態調査団 応用実験部 ハメ撮り配信探検隊

MMEI-0090 スパイシーＶビーンズ

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■添付資料：ポイゾナスカンク捕獲作戦（前期）　モンスター生態調査団

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毒性地帯P-120Nはそもそもが毒ガスに覆われた危険地帯だが、それに加えて毒を持った生物が数多く存在している。

中でも危険なのがモウドクカズラで、人間をも捕食する食人植物だ。ツルを自在に操って高速で移動できる上に、岩に擬態することもあり、無数の補食袋を貪欲に振り回して付近の生物を飲み込んで成長してゆく。

モウドクカズラの捕食袋の内部には、猛毒と溶剤の混合液が溢れており、これに触れてしまうと、ほぼすべての化学繊維が瞬時に溶けてしまう上に、皮膚から肉まで浸透して爛れて焼け落ちてしまう。そうして動けなくなった生物を捕食袋の弁で掬い取って飲み込む。

それほど危険な植物ではあるが、混合液を作るために毒ガスを利用するため、モウドクカズラの周囲では正常な空気と良好な視界が保たれる。この一点に着目すると、毒性地帯P-120Nの調査に有用であり、危険性を加味しても調査を継続する価値がある。

そこで白羽の矢が立ったのがポイゾナスカンクだ。この人型モンスターは唯一モウドクカズラに追われない生物だ。お互いにお互いを避けるような生態をしているのだが、その理由は不明だ。これを解明することができれば、モウドクカズラ調査の役に立つと思われる。

以上の事より、ポイゾナスカンクの捕獲作戦を予定している。

サンプルの数は多いほうが良いが、群れを作らないため少々骨が折れる。また、他の危険生物との接触を避けるため、現地での捜索は極力避けたい。それらを解決すべく、囮を用意して誘引する捕獲作戦を考案する。

その囮を用意するために、まずはポイゾナスカンクの調査を行いたい。平時の調査チームに専門の調査要員を追加し、情報収集せよ。また、人員に余裕のある時は捕獲要因を追加して、流動的に捕獲を試みよ。ただし、いずれの場合も毒性地帯調査要項は遵守せよ。

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実験に有用だし、良い臭さをしている───林職員

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■MMEI-0090　調査結果報告書

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■2X24年09月02日　16:00　Admin

モンスター生態調査団から管轄が移行

■2X24年09月02日　16:12　Admin

識別番号と識別名を発行

MMEI-0090　にじみ出るもう一体

■2X24年09月02日　16:37　Admin

資料から特異能力を確定

見えない増殖

人的被害レベル：小

■2X24年09月02日　16:56　Admin

モンスター生態調査団の調査結果を流用する。調査フェーズを省略し、実験フェーズへと移行する。

■2X24年09月02日　17:02　Admin

モンスター生態調査団が捕獲した個体を収容した。臭腺は除去済みとのこと。

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情報処理部　管理事務班　志村電

　　調査結果報告書

識別名　　　　　　　：　にじみ出るもう一体

生息地　　　　　　　：　毒性地帯P-120N

サイズクラス　　　　：　標準

ウェイトクラス　　　：　標準

スピードクラス　　　：　俊足

ムーブメントクラス　：　歩く

フェロシティレベル　：　温和

フレンドレベル　　　：　友好

フィーンドレベル　　：　無害

特異能力　：　見えない増殖

発動条件

対象が人間の3m以内に居て、人間に見られていない時。

効果

見えないが感触のある対象の部位または体が増えていく。誰かしらが対象の本体を視認するまでそれが続く。

人的被害レベル：小

特徴　：　

対象は、体長160cm程度の標準的な人型のモンスター娘である。白黒まだらの長毛に覆われていて、ふさふさの長い尻尾を持っている。ほとんどの場合は尻尾を立てて4足歩行しているが、2足歩行も可能。鋭い牙と爪を持つが、攻撃は滅多に行わず、分泌液を噴出して戦闘を避ける。

生態　：　

対象はスカンク科の哺乳類の特徴を有した人型の生物であり、独立性が強い性質を持つものの、高い知能で危険を回避して生存している。基本的に温和で友好的だが、警戒時には逆立ちして威嚇を行うため、この時不用意に近づいてしまうと窒息するほどの刺激臭を持つ分泌液を出す。この分泌液の役割は戦闘を避けること全般に存在していて、外敵の接近を許してしまった場合の最終手段であるだけではなく、予め臭いを散布することで、向かう先の安全を確保するような使い方もある。

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