江ノ電の窓いっぱいに描くサンタへの応援コメント
愛宕さんのコメントを読むまで、句の状況がよく見えませんでした。誰がどう「描く」のか良く分からなかったのは書き方がまずいのか、読み方が悪いのか?とりあえず、後者ということで。
作者からの返信
いえ、書き方が生温かったです。
書き手は幼稚園生くらいの子どもです。
十二月のある寒い日に江ノ電に乗ったら、どの窓も真っ白く曇っていたので、子どもがはしゃいで、手を伸ばせるだけ伸ばして大きなサンタクロースを描いたという句です。勉強します。
大海原に月を放てり疾風の夜への応援コメント
何か勢いだけで詠み切ってしまったような烈しさですが、なかなかです。というか、すごく良い。疾走感が魅力ですが、間違っても先輩まで大海原に投げ込まないよう注意して下さい。
作者からの返信
わあい!ありがとうございます。
なぜか攻撃的な句になってしまいました。
廃遊園地宙に途切れしレールかなへの応援コメント
友未もベスト1!好きですね、こういう、SFか幻想の異次元に誘い込まれてしまいそうな断景。真性俳家が何を言おうとイチオシです。
作者からの返信
やったあ! 嬉しいです!
水澄むや音楽室のアルペジオへの応援コメント
澄んだムードは描けていますが、類句が山ほどありそうです。具象的なのに、なぜか具体性が感じらません。
作者からの返信
うわあ、すみません。自分でもそう思います。ムードだけですね。
カピバラの長き睫毛や夕立雲への応援コメント
自分がカピバラになって遠くを見上げ、何かを予感しているロマンティストは誰でしょう?色にはひと言も触れられていないのに色彩を感じました。夕立雲ですが、薄明るい青系が似合いそう。絶対先生方には拾われそうにないタイプの句ですし、何でカピバラなんだと言われたら困りそうですが,そこはカピバラでなぜ悪いと居直るだけです!
作者からの返信
あはははは(^O^)居直るんですか? カッコいいですね。
実はこの句は友未先輩に捧げたくて作りました。
若葉風並ぶ暖簾をひるがえすへの応援コメント
情景が目の前にありありと浮んで来て、好きですね。良い句では?ただ、ふと思ったのですが、この景色には「若葉風」以上に相応しい風の種類が他にありそうな気もします。
作者からの返信
好きだと言って下さって嬉しいです。
風ですか? 何だろう? 歳時記読み直してきます。
爆風に国境越える蝶の翅への応援コメント
うーん、思いはともかく、俳句としては如何?言葉が願いに負けている感じです。爆風「に」が、「爆風を背景に」を意味するのか、葉月さまのおっしゃるように爆風で翅がボロボロに吹き飛ばされてしまうイメージなのかがあいまいですし、爆風からとび発って行く蝶のように国境など関係のない自由な世界であって欲しいという願いは、友未なら 爆風に国境を発て蝶の翅 のように書きたい気がします。ともあれ、「翅」の一言に思いが結晶された句だと感じました。
作者からの返信
「言葉が願いに負けている」その通りだと思います。
爆風に煽られて(死んだ蝶の)片翅だけが吹き飛ばされて国境を越える、というイメージだったのですが、表現しきれませんでした。精進します。
夕霞急ぐでもなくブルドッグへの応援コメント
のどかさともの寂しさの同居する夕景の、ユーモラスな懐かしさに心ひかれました。体言二つがならぶとどうしてもリズム的な伸びやかさに欠けがちですので、上五を「急ぐでも」ではじめて、少し工夫してみるのもひとつの手かと。
作者からの返信
あ、そうか! 急ぐでもなくブルドッグ夕霞、ですね。
こちらの方が断然良いですね。ありがとうございます。
花蜂や植物園の昼ごはんへの応援コメント
いつも通り、後輩には感じたままの感想を送ります。
この句、花蜂が植物園へお昼ごはんをとりに来たのか、ヒトさんがみんなでお昼を楽しんでいる風景なのかの描写があいまいです。いい加減なことと「受け取り方」は違うのでは?先輩は直感的に後者かと思いましたが、花蜂「や」と、主人公はあくまで花蜂のはずですので、宮草さまのように花蜂のお昼ごはんと捉えた方が妥当なのかも。花蜂と、お弁当の愉しさのつながりが浅すぎて、句が分裂しています。
作者からの返信
友未先輩、コメントありがとうございます。感激です。
なるほど、句が分裂しているのですね。花蜂が取って付けた感じですね。
再考します。ありがとうございます。
廃遊園地宙に途切れしレールかなへの応援コメント
個人的お気に入りベスト1!
廃墟となった遊園地の廃れた光景。
かつてあったはずの賑やかさを想像するほど、静寂ともの寂しさが伝わってきます。
個人的には、ここから物語が始まってきそうで好きなのですけどね。
宙に途切れたレールの先に、なにがあるのか……?
インスピレーションが湧きますねぇ!
作者からの返信
はつかさん、ベスト1、ありがとうございます。
実はここが導入部、と読み取って頂けるとたいへん嬉しいです。
ただの廃墟では無かったりして(^_^) ワクワクしますね。
素敵なレビューもありがとうございました。
爆風に国境越える蝶の翅への応援コメント
個人的お気に入りベスト2。
「爆風」と「蝶の翅」の対比が印象的です。
生を失った蝶の翅は、美しさを残しつつも悲痛な思いを伝えてきます。
作者からの返信
はつかさん、コメントありがとうございます。ベスト2,光栄です。
命の美しさと儚さを感じて下さって、嬉しいです。
花蜂や植物園の昼ごはんへの応援コメント
勝手に超個人的お気に入りベスト3!(笑)
植物園って、植物を展示する場所ですが、いろいろな生き物がやってきますよね。虫や鳥が勝手に入ってきてウロチョロ。
珍しい植物の蜜を吸う花蜂。お昼ご飯に良い場所見つけたね?
私もそろそろお昼にしようかな?
微笑ましいひとコマです♪
作者からの返信
はつかさん、コメントありがとうございます。わーい、ベスト3だ!
作者としましては植物園に遊びに来た友達同士(人間)が日陰のベンチでお弁当を食べるワンシーンを描いたつもりでしたが、はつかさんのは恐い(>_<)です。花や虫や鳥たちの食べたり食べられたりのドラマが!
いや、いいんです。俳句の受け取り方は十人十色ですから(^^;)
蜩の途絶えて近しカシオペアへの応援コメント
情景が目に浮かびますね♪
素敵です!
作者からの返信
大木 げんさん、コメントと評価をありがとうございます。
目に浮かぶ、は最高の賛辞ではないですか。ありがとうございます。
編集済
鬼やらひ方相子の目は二対への応援コメント
鬼やらい、方相氏、スマホに尋ねました。
言葉の意味を知り図を見てからもう一度。
イメージが湧きました。
黄金4つの目、いかつい顔で強そう。鬼、邪悪なもの、疫病など恐ろしいものを追い払ってくれそう。(お蔭さまでひとつ知識が増えました)
作者からの返信
88chama さん、コメントありがとうございます。
方相子の活躍する鬼やらい、見てみたいですよね。
なまはげも何か関係があるかも知れませんね。
荒磯波光砕ける寒さかなへの応援コメント
海の側で暮らしていました。大昔ですけどね。
海が荒れると凄い波がたつんです。冬場の海辺は恐いくらい。
陽があっても波しぶきも凍ってるかと思う程で寒いんです。
そんな情景が思い浮かびました。
作者からの返信
88chama さん、コメントと評価をありがとうございます。
わたしの句は真冬の玄界灘(もの凄い迫力でした)を見た記憶(三十年です)から詠みました。
現実の荒磯波を見た方にほめていただけて感激です。
荒磯波光砕ける寒さかなへの応援コメント
はわぁ、わぁ……(サイズだけはデカイちいかわみたいな声出ました)
私、これが一番好きです。
作者からの返信
古博かん さん、コメントと評価をありがとうございます。
気に入って頂けて嬉しいです。
――息を切らせて、どうなさいましたか。
出馬するんですから、今から身体は鍛えておいてくださいね。
編集済
水澄むや音楽室のアルペジオへの応援コメント
コメント、失礼します。
心の水をうたっているようで、とても気持ちが良い句ですね。
他の句もどれも素晴らしかったのですが、うまく表現できずにすみません。
情景を楽しませていただきました。
ありがとうございます😊
作者からの返信
遠野歩さん、コメントと評価をありがとうございます。
気持ちが良い、と言っていただけるととても嬉しいです。
丁寧に読んで下さってありがとうございました。
夕霞急ぐでもなくブルドッグへの応援コメント
勉強させて頂きました。取り合わせの絶妙さもさることながら、日常の何気ない風景をしっかり切り取る観察眼に感服しました。13句どれも秀逸ですが、目次で並んでいるのを見ると、この句が特に凄いと改めて感じます。「急ぐでもなく」。おそらく、目で見たことを詠もうとしていると、なかなか存在に気付けない言葉。こういう言葉に気付いて頻繁に使えるようになれば、創作の幅が一気に広がるんでしょうね…
作者からの返信
小戸エビス さん、コメントと評価をありがとうございます。
過分にお褒め頂き恐縮です。小戸さんのように一つ一つの言葉を大事にされる方に褒めていただけるとひたすら感激です。
感性は鈍く言葉は足らず、思うように詠めない日々なのですが、とても励みになりました。ありがとうございました。
水澄むや音楽室のアルペジオへの応援コメント
初めまして。コメント失礼致します。
秋頃の音楽室で、一台の楽器の音色が静かに響く情景が目に浮かびました。
涼やかでとても素敵な句ですね…!
作者からの返信
牛戸見しよ蔵 さん、嬉しいコメントと評価をありがとうございます。
秋は遠くの音までよく聞こえるような気がします。秋の音楽室を思い浮かべてくださって嬉しいです(*^O^*)
鬼やらひ方相子の目は二対への応援コメント
鮮やかな情景にはっとさせられる句がたくさんあり、強く惹きつけられました。蝶の羽の句にも強いインパクトがあり、何とも苦い余韻が残ります。
楽しいひとときを、ありがとうございました(*´꒳`*)✨
作者からの返信
aoiaoiさん、最後まで読んで下さってありがとうございます。
応援と評価も嬉しかったです。これからもよろしくお願いします。
山茶花や風を見ているランドセルへの応援コメント
これも良いですね(*´꒳`*)木枯らしを見上げる子供の小さな後ろ姿が目に浮かびます。
作者からの返信
aoiaoiさん、子どもの後ろ姿を想像して頂けて、すごく嬉しいです。わかってもらえて良かったー!ありがとうございます。
大海原に月を放てり疾風の夜への応援コメント
ダイナミックな闇と光の情景が目の前に浮かびました。群青色の疾風が吹き過ぎ、月もどこか放り出されたように荒々しく浮かぶ夜の海。魅力に満ちた一枚の絵ですね。とても素敵です。
作者からの返信
aoiaoiさん、コメントありがとうございます。
わたしが考えたよりも素晴らしい絵を思い描いていらっしゃるんだと思います。泣きそうに嬉しいです。
編集済
鬼やらひ方相子の目は二対への応援コメント
バリエーションに富んだ句たちで、楽しませていただきました!
特に、国境を越える蝶の翅と、カシオペヤの句が印象に残りました。
季節感を巧みに取り入れられているのが、お見事です♪
作者からの返信
鐘古こよみ さん、コメントと評価をありがとうございます。
国境を越える蝶は非力ながら反戦の志を、カシオペアは宇宙の片隅の自分を思って詠みました。季節感を感じて頂けるとほんとうに嬉しいです。
廃遊園地宙に途切れしレールかなへの応援コメント
お邪魔してます。
寂しげな様子がすごく伝わります。
作者からの返信
葉月りりさん、ありがとうございます。
季語が入らなくて、無季の句になってしまいました。
雪でも積もらせたかったです。(^^;)
大海原に月を放てり疾風の夜への応援コメント
お邪魔してます。
空と海と月の光と、いろいろな青い色が重なって美しい光景です。それを望んでいる人の髪や服は激しい風にパタパタしているんでしょうね。
作者からの返信
葉月さん、ありがとうございます。
素晴らしいイメージを空想してくださって感激です。
鬼やらひ方相子の目は二対への応援コメント
やや捻りのある句を選んで臨んだところに、姐さん独特の楽しい遊び心が出ていました。やっぱり俳句は面白いですね★★★
作者からの返信
愛宕さん、読みに来て下さって、ありがとうございます。
遊び心、見透かされてしまいましたか笑
ちょっとお祭り気分で楽しく詠みました。
評価もありがとうございました。
江ノ電の窓いっぱいに描くサンタへの応援コメント
江ノ電だけに乗車率の高さで窓が曇ってるようにも見えますが、季節柄の寒暖差で大きなキャンパスができているって感じですかね。窓「いっぱい」というところが、とても愛らしいです☆
作者からの返信
愛宕さん、ありがとうございます。坐っていた乗客も、ちょっと立ってくれたりして、クリスマスの微笑ましいワンシーンを想像してみました。電車の大きな窓ガラス全部使って大作が描けたら、良い気分でしょうね。
カピバラの長き睫毛や夕立雲への応援コメント
つぶらな瞳に長い睫毛。その先に見ているのは、夕立雲の奥の奥って感じが伝わってきます。つまり、ボーッとしてて直視した先が霞の中。カピバラだけにね☆
作者からの返信
愛宕さん、ありがとうございます。早くから夕立雲を見つけて「雨が降りそう」「もうすぐ降りそう」と言いつつ、降り始めたときには避難が間に合わず「濡れたね」「濡れたよ」と驚くのがカピバラです。
カピバラの長き睫毛や夕立雲への応援コメント
お邪魔してます。
カピバラって意外とちっこい目で、黒目がち。かわいいイメージだけでなく暗いものを秘めているようにも見えますね。
作者からの返信
葉月さん、コメントと評価をありがとうございます。
え? 暗いものを秘めてますか? うろたえる(笑)カピバラたちが目に見えるようです。
鬼やらひ方相子の目は二対への応援コメント
こんにちは
方相氏とは何ぞやと調べました。
悪鬼を追い払う役のことだったのですね。
絶対逃さないの意思を感じます。
作者からの返信
大和田よつあしさん、コメントと評価をありがとうございます。
方相子、調べて頂きましてありがとうございます。まだいくつかの神社では節分の夜に、方相子が活躍しているそうです。
方相子の被っていた仮面、とても恐いのですが、いつの間にか鬼役になってしまったようですね。この日本人の緩さが好きです。
爆風に国境越える蝶の翅への応援コメント
お邪魔します。
悲惨な印象を持ちました。
ぼろぼろの翅が思い浮かんでしまったけれど、平和を結ぶお使いだったらいいなあとも思いました。
作者からの返信
葉月さん、コメントありがとうございます。
自分でも辛い句になりました。最近ニュースになっているだけでも、いくつもの国同士が血みどろの戦争をしています。小さな調でさえ翅を広げただけで越えられる国境線を人が行き来できないなんて馬鹿げています。蝶は蝶でしかありません。平和の絆を結べるのは人間だけです。
鬼やらひ方相子の目は二対への応援コメント
ユーモラスな怖さです。この句でアルバムを締めるとはなかなか味な真似しよる。
通読すると、抒情性が魅力です。反面、一点に切り込んで行く鋭さや、俗な実生活に俳味を求める読者には物足りない所があるかもしれません。個人的には、字余りや字足らずを失くせと憤慨しています。ご存知ないかもしれませんが、俳句は五七五です。俳句はとにかく歌って歌って歌い切りたいというポリシーには1234567890%共感です!
作者からの返信
最後の句、褒めていただけて感激です。
字余り字足らずが多くて申し訳ありませんでした。以後気をつけます。
こんなに長いお時間を頂いて、全句の添削をしていただき、ありがとうございました。いくら感謝しても仕切れません。励みになりました。御近所でしたら力いっぱいハグをしに伺うのですが、関東と関西では残念ながら遠すぎました。