第28話 鏡
「見て見て! 今日のヴァルハラ・フェーストの日替わりメニュー、
バイキング・シールド・パイから雷神の焼き肉盛り合わせになったらしいよ」
「ほんと? 前に来た時はすぐ完売で結局食べれなかったからたべたいな」
「確か、12時半からだっけ」
「すごい楽しみだね」
遠目から見た二人とその周囲の彼らを見る視線、また二人につけてもらっている
ミニトランシーバーから暖かな空間が広がるのが分かる。
豊浦さんにあった肌間ではどうなるかと思ったが自分の役割をこなしている。
基本的な会話の展開として修也君が話題を提供して豊浦さんがそれに応答する形と
なっている。自分の性格にあったいい選択だ。
うーん...なんだかな...
もうそこにフローズン・ラズベリーレモネードは入っていないのだが水無月は側面にストローをあて水滴をすする。
彼女も審査する身として厳しい判断をしているのだ。
よし!!おっけーもう戻っていいよ!お疲れ様
彼女はトランシーバーから2人に集合の合図をかけいったんこの作戦を中止する
決断をした。
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