第2983話 本当の力。
「面白い大道芸を見せてくれた礼に、私の全力をお見せしよう。存分に、瞠目(どうもく)するがいい」
そう言いながら、アダムは全身に力を込めていく。
どんどん、膨れ上がっていくパワー。
「――『究極完全体モード』――」
そう宣言すると、アダムの全身が光り輝く。
最初からシューリに匹敵するほどの美貌が、さらに美しく磨き上げられていく。
より深く、より強く、より美しく、
アダムが、解放されていく。
とてつもない化け物が完成していく。
「……はぁ……」
ほんの数秒で完成した。
完全なる化け物。
――『究極完全体アダム・クリムゾン』。
そのオーラを目の当たりにして、センは、
「……っ」
息をのむことしか出来なかった。
もはや、言葉もない。
そんなセンに、アダムは、
「センエース。一瞬だけ、フェイクオーラを解除してやるから、私の存在値を見るがいい」
言われて、センは、
(み、見たくねぇなぁ……)
と、そんなことを思ったが、
気になったのも確かなので、
プロパティアイで確認してみた。
すると、
「……じゅ……19兆……」
キリの悪い数字だったが、
それが、むしろ、変なリアルさを持っていて、
センの心にふかく切り込んできた。
「――ん? センエースよ。どうやら、今の一撃に全てをかけていたようだな。出力がガクっと落ちてしまっているぞ。存在値500程度にまで落ちてしまったな。そんなザマで、存在値19兆の私を助けられるのか? ん?」
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名前『究極完全体アダム・クリムゾン』
・称号『咲き誇る絢爛』
『神の傑作』
『世界を終わらせる狂気』
『完全なる究極超邪神』
《レベル》 【3000】
(存在値) 【19兆】
[HP] 【9999億/9999億】
[MP] 【700億/700億】
[スタミナ] 【5000億/5000億】
「攻撃力」 【1兆2000億】
「魔法攻撃力」 【1800億】
「防御力」 【2600億】
「魔法防御力」 【3200億】
「敏捷性」 【7000億】
「耐性値」 【3500億】
「HP再生力」 【2000億】
「魔力回復力」 【500万】
「スタミナ回復速度」 【1700億】
「反応速度」 【1兆】
「隠しパラメータ合計値」【3兆】
習得魔法「無数」
グリムアーツ「無数」
スペシャル「烈紅覇気(れっこうはき)」「エナジーバースト」「無限蘇生」
戦闘力評価「★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★」
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