第2974話 神の傑作アダム・クリムゾンの戦闘力は……


 暴露のアリア・ギアスを積むことで、さらに、状態異常付与率を高めていく。


 結果、アダムは、マヒ状態に陥る。


「……なるほど。どうやら、召喚スキルをかなり鍛えこんでいるようだな。この私を痺れさせるとは大したものだ」


 半笑いでそう言いながら、


「まあ、多少のマヒでどうにかなる戦力差ではないがな」


 そう言いながら、あえて、周囲を走り回っているカースソルジャーをシカトする。


「さあ、お遊びはもういいから、今度は貴様自身でかかってこい。少しだけ遊んでやる」


(……人が何億年もかけて、必死に積み重ねてきた秘儀をお遊びあつかいとは……ほんと、とことんナメてくれるじゃねぇか)


 心の中で、怒りを沸騰させつつ、

 センは、丹田に精神を集中させる。


 そして、


「毘沙門天の剣翼、展開!! エグゾギア、起動!!」


 初手から、最大戦力をぶちこんでいく。

 後先考えない、速攻の一手。






『――エグゾギア、出撃準備完了。御武運を、マイマスター』






「いくぞ、ごらぁあああ! 俺のヤバさを思い知れ! 相手が女子供であろうと関係なく思うがままに暴れ散らかす、そんな最低なクソ野郎として人生やらせてもらっているという、俺の地獄のような最低さを、その身に、たたきこんでやるよぉおお!」


 『強い言葉』で武装する。

 弱く見えるかもしれないが、知ったことか。

 ここで大事なのは勢い。


 センは、とにかく、全力で『勢い重視の特攻』をかましていく。

 戦力的に差がある相手に、チマチマと持久戦をやるのは愚の骨頂。

 最速最短で決める以外に道はない。



 ――そんなセンの猛攻を、

 アダムは、片腕であしらっていく。


 センは、初手で気づいた。



(えぇえええ……アダム、お前、戦闘力、高くねぇえええ?!)



 ――『戦闘力』とは……将棋や囲碁の棋力と似ている。

 駒の力は100%同じでも、指し手によって、勝敗には決定的な差が出る。

 棋力に絶対的な差があれば、飛車や角といった、最大戦力を抜いた状態でも容易に相手を殲滅できる。

 時には、金も銀も桂馬も香車といった主力を全部抜いた10枚落ちでも、楽勝で相手を沈めることも可能。





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 名前『アダム・クリムゾン』

 ・称号『咲き誇る絢爛』

    『神の傑作』

    『世界を終わらせる狂気』


 《レベル》     【3000】

 (存在値)     【1兆】


 [HP]      【999億/999億】

 [MP]      【50億/50億】

 [スタミナ]    【500億/500億】


 「攻撃力」       【300億】

 「魔法攻撃力」     【90億】

 「防御力」       【200億】

 「魔法防御力」     【100億】

 「敏捷性」       【300億】

 「耐性値」       【1000億】

 「HP再生力」     【100億】

 「魔力回復力」     【20万】

 「スタミナ回復速度」  【100億】

 「反応速度」      【900億】


 「隠しパラメータ合計値」【3000億】


 習得魔法「無数」

 グリムアーツ「無数」


 スペシャル「烈紅覇気(れっこうはき)」「エナジーバースト」「無限蘇生」


 戦闘力評価「★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★」



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