第22話 彼女と、お誕生日。
本編第13〜15話 「2月 カヌキさんとお誕生日」
https://kakuyomu.jp/works/16816700428006723904/episodes/16816700428968297583
ネタにした映画タイトル
『ハッピー・デス・デイ』(2017)
こんちは、うびぞおです。
今回ぐだぐだ書くのは、『ハッピー・デス・デイ』。
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翌朝、朝御飯を食べながらカヌキさんが借りてきた映画を見た。
映画が始まれば、いつものカヌキさんだった。
誕生日に殺されては誕生日の朝に戻ってきて、また殺される話だった。
生き返るたびに主人公は、殺されないように、犯人を探すように、真実を探すようになっていく。
それにつれて、最初は性格の悪いビッチだった主人公が、だんだん魅力的になっていく
「もしかしたら、ミヤコダさんが一緒に映画見てくれるかなと思って、誕生日の映画にするか、バレンタインの映画にするか悩んで、これ借りてきたんです。存外、面白くて良かった」
カヌキさんがわたしを見て楽しそうな顔をした。
その顔を見て、わたしは昨日のことを気にしていない様子にちょっと安心する。
しかし、この映画バカの友人は、なぜ最悪の誕生日を繰り返す話をあえて誕生日に選ぶのだろう。
(本編より抜粋)
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この回は、ミヤコダさんがあらすじを話してくれてますね。2月15日はミヤコダさんの誕生日と設定しました。誕生日のホラー映画といえば、低予算ホラー映画の雄、「ブラムハウスプロダクション」の『ハッピー・デス・デイ』及び続編の『ハッピー・デス・デイ 2U』しかないと思ってます。今、「誕生日 ホラー映画」で検索したら、『誕生日はもう来ない』という映画があるらしいです。全く聞いたことがないんですが、どんな映画なんでしょうね?
なお、カヌキさんの誕生日は7月29〜31日のどれかと考えている程度で明確には決めてません。面倒臭がりなので登場人物の誕生日とか血液型とかいちいち設定しないので。
『ハッピー・デス・デイ』は、いわゆる死に戻りの映画で、誕生日に殺されるたびに朝に戻って、また殺されて、また誕生日の朝を迎える、それを繰り返す話で、ヒロインはど根性(ホントに)で、少しずつ真実に近付いて、自分を殺す真犯人を見付け出す話です。トムクルの『100万回死んだトム』こと『オール・ユー・ニード・イズ・キル』にも似ていますが、大きな違いは、最初は男にだらしなくて性格も悪かったヒロインが、だんだんいい子になってて、好感度爆上げになるところです。
さて、続編の方はどうかというと、実は、観てません。
機会があったらと思っているのですが、なかなか機会が巡って来ません。「続編にうまいものなし」ですから観ない方がいいのかもしれませんが、チャンスがあったら確認します。
さて、誕生日の映画が必要になったのは、勿論、誕生日の回だったからです。
というか、誕生日の話を書きたくなったんですよ、確か。
本編『怖い映画を見たら一緒に夜を過ごそう』は当初12話の中編で考えていて、11月の文化祭の話を書いた頃に、もっと長くしようと路線変更を図りました。元々は、それこそ11月あたりで、この二人はくっつく筈だったので、それも少し先送りにすることにしました。
そのせいで、そろそろイチャコラしてくんなきゃつまんねえな、って気持ちになり、2月をミヤコダさんの誕生日ってことにして、誕生日を言い訳に交際前の二人が大接近する話となりました。前中後編の3話構成ですが、後編でいちゃついてますので、気が乗ったら見てやって下さい。上記の本編抜粋で、ミヤコダさんが言う「昨日」は、そのイチャコラを指しております。
また、バースデイパーティーとして中編で居酒屋に行くシーンを書いて、ミヤコダさんのお友達たち脇役にもスポットを当てました。話を長くするにあたって、二人以外の脇役の出番も増やしておこうという考えによるものです。……あれ?そこまで考えてたっけ?
しかし、誕生日のホラー映画が、『ハッピー・デス・デイ』しかないので、この後の二人の誕生日の話では、何の映画にすべきか、非常に苦しんだ記憶があります。物語に合わせる映画を考えたり探したりするのって、やっぱりとても大変なんですけど、それが楽しいっちゃ楽しかったです。
さて、次回は、KAC2024で公開した888文字短編で似非エッセイを書く予定です。「家系ホラー」となります。「家系ホラー」って何? と思われた方はニチアサに確認しに来て下さい。
それから、よろしければ、この映画でミヤコダさんとカヌキさんの話を書いてみろ、みたいな映画リクエストください。ホラー映画でなくても頑張ります。
今回も無事ニチアサ更新でした。よろしければ、また来週もお目にかかりましょう。
読んでくださってありがとうございました。
うびぞお
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