迷子の男の人の正体とは──?

 家の近くの遊歩道から登った山の一角、絵描きの私の定位置にいたのは綺麗な歌声の男
 交わした言葉も二日分。二回しかあってない相手に胸を苦しめる私が足を止めたのは、いつか聞いたメロディで紡がれたバラードでした……

 一度は鈍色の空を描くくらいだった私の心情が表れていて、良かったです