ごきげんよう、三賀警視に一気に人間味が溢れ出してきましたね。藤島さんとふたり、名前で呼び合う学生時代からの親しい友人、よほどウマが合ったのかしら?
それに藤島さん、三賀警視が抱えている過去の闇まで知っているということは、単なる学生時代の友人ではないように思えます。このふたりの間に立つ加瀬さんは確かに居心地が悪いでしょう。
三人の遺体、結局あの出産の日に紫緒さんを道具扱いしていた三人、ということですよね、となると彼らに恨みを持つだれか、そして肝心の紫緒さんと生まれたての赤子が行方不明ということは……。
エッセイのほうに書くべきだったのでしょうが、警察組織の複雑さとややこしさ、外部の一般市民からは奇妙奇天烈に見えますよね。
私が今書いている物語(体調の件で中断を余儀なくされていますが)の主要人物の一人が警察庁公安の官僚という設定で、私も苦労して調べました。
警視庁は東京都の自治体警察で、他の都道府県警察とは横並び、上部監督組織として警察庁、そしてその上に公安委員会(委員長は内閣の閣僚扱いですよね)となるわけですが、公安警察領域は、都道府県の治安だけでなく、基本的に日本国という国家の治安公安を預かる組織になるわけですから、実は全国の都道府県警察本部の公安部(たいていは警備部内の公安、もしくは組織暴力対策本部の管下)は、警視庁の公安部の指示監督を受けるという、国家警察同様の職務遂行ワークフレームができているようです(全然の内務省の流れを汲む派閥では、今でも国家警察再設立が熱望されているようです)。
ですので公安領域の事件に関しては都道府県の縄張り関係なく、警察庁公安部→警視庁公安部(公安総務課)→各地方の警察局→各道府県警察本部公安部のー流れで職務が遂行されているようですので、実際三賀警視が神奈川県警だけで動く、というよりひょっとしたら警視庁や警察庁も何らかの関係を持って動いているのかもしれませんね。
国家警察というのは、警察権力を持って国政を遂行するという悪いイメージが戦前戦後にあったがために内務省は進駐軍命令で解体され、混乱期を経て国家警察は解散、自治体警察の時代になったわけですが、首都警察である警視庁という名前、そして警視総監という各地方警察本部長よりひとつ高い階級がいまだに存在しているというのは、国家警察再興を秘かに願っているその表れかもしれません。
すいません、長文申し訳ありません、邪魔なら削除をお願いします。
作者からの返信
おだしのぶさま
三賀に人間味が出てきた、とっても嬉しいです。
そして、警察のこと、調べるの、本当に大変ですよね。もし、職業作家になれたら、警察の広報に取材に行きたいくらいだと思いました。
なかなか大変でした。
小説、公安の男が主役なんですね。キャリア官僚でしたら、これはまた調査が難しいですよね。
体調を直されて、作品が完成なさったら、読むの楽しみにしています。
いつも本当にありがとうございます。
警察組織のこと、そのまま残してくださいませ、すごく勉強になります。
藤島と三賀、特別な関係ですね?
焼死体が誰かもわかり、毒殺の可能性が濃くなってきたようで。
そうしたことも面白いのですが、1番気になったのは三賀が重い過去を抱えているらしいという点。それも九暁家と何か関係がありそうで、どんよりとした謎を感じます。
先が楽しみです。
作者からの返信
レネさん
みなそれぞれに過去を背負った存在としています。
三賀もですが、加瀬も藤島も、
九暁家との関係。今日、公開の第一章最終話に書きますね。
いつも本当にありがとうございます。
三賀さんと藤島さんにBとLを感じてしまいますね( ̄ー ̄)ニヤリ
遺体3人の身元が分かりました。3人を殺したのは宜綺たちなのか、それとも呪いなのか……。
毒物検査の結果が楽しみです。
続きが早く読みたいぜ!!
作者からの返信
無雲ちゃん
ついに、やってきましたBL。
ふふふ、です。
毒物検査の結果は今日、公開しますね。
いつも読んでくださって、とっても嬉しいよ。本当にありがとうね。
三賀に親しい友人が存在できたのですね……!(失礼)
対照的なようで、どこか通じるものがあるのでしょうか。
しかし、どういう経緯で親しくなったのか、
気になります!!
三人の遺体が判明しましたね。
特にすり替わりとか、生きている事を隠したいとか、
そういう必要が無いのならば、
その三人で確定ですかね。
続きも楽しみにしております!
作者からの返信
宵さま
三賀、みなさんが友人がいること驚いていて、のちに、彼との関係を書きますね。
三人の遺体、判明しました。
続きも楽しみなんて、本当に嬉しいです。がんばります!!
>ひとりは格闘技に優れた大男を殺すには
いろいろ情報が出てきましたね☆
とはいえ……
>まるで恋人どうしがじゃれ合っているよう
三賀と藤島の関係が気になりすぎる!!!!(笑)
作者からの返信
babibuさま
いやあ、この二人ね。もうね、いや、その・・・。
次の次の話で、そのあたりを書く予定です。すみません、お待ちください。
お読みくださって、ありがとうございます。
編集済
加瀬さんが空気になろうとしているw
まあ、三賀と藤島の間に入ったらそうなるのは仕方なさそうですけどね。
作者からの返信
へもんさま
いつも本当にありがとうございます。
三賀と藤島は、特殊な関係で。
ところで、ここ、有吏で大丈夫で。祐樹の前だけ、三賀は愛嬌を見せます。
雨 杜和様、コメント失礼致します。
検視官の藤島さんですか。三賀警視と高校からの付き合いということは、腐れ縁なのかどちらかの進路に付いていったのか。
ともあれ、三人の遺体が誰かがわかりましたね。
ただ、今の状況だと九暁宗十郎の家の離れで死んでいたから、遺体そのものは伏木画ではないのでしょう。
問題は三人が抵抗もせずに殺されたところにありますね。
外傷は発見できず。少なくとも深い刺し傷なら焼死体でも傷跡は残るでしょうから、やはり服毒か一酸化炭素中毒か。時期的には練炭自殺とは思えないしなあ。しかも隙間風吹く日本家屋ですから、なかなか一酸化炭素中毒にするのも難しい。
となればやはり赤子を取り上げたあとに飲んだ酒になにか細工してあったのかな?
続きも楽しみにしております!
作者からの返信
かいさま
あと1話でこの章は終わり、その後に、三賀と加瀬の関係を書きますね。
毒薬の可能性が一番、高いというか、普通ならそれ以外に方法はないとは思います。
彭爺が酒を飲ませていますしね。
続き、楽しみにしてくださって、嬉しいです。ありがとうございます。
三賀にこんな親しげに話す友人がいることに思わず驚いてしまいました……っ!Σ( ゚Д゚)
優秀な人でないと、そもそも友人になれなさそうな気がします……(;´∀`)
三賀が抱いている因縁、気になります……っ!(; ・`д・´)
作者からの返信
乙様
ふたりの関係は、この章が終わったのち、次に事情を書きますね。
みな、それぞれの悩みを抱えて生きております。
いつも読んでくださって、お忙しいのに本当にありがたいです。
三賀に高校時代からの友人なんていたのですね。
その時点で、彼も只者じゃないってわかります( ̄▽ ̄;)
事件の真相と共に気になるのは、三賀の過去。
読みにくい性格をしていますけど、今回の事件に何か強い執着がありそうですね。
作者からの返信
無月弟さま
藤島、優秀な検視医です。三賀とは高校時代からの縁で、二人の関係は、2話後に書きますね。
三賀の過去についても。
いつもお読みくださって、すっごく励みです。本当にありがとうございます。
まさか三賀さんにこんな調子で話せる知り合いがいたとは。
そんな彼が言った、重い過去に、九暁に関する事件に執着。
もしや三賀さん、今回の事件以前にも、何か関わりがあったのでしょうか?
作者からの返信
無月兄さま
三賀と九暁は悪縁です。
彼は復讐に燃えているんですが、2話後に、それ書きますね。
いつもお読みくださって、とっても嬉しいです。ありがとうございます。
三賀さんが普通に友人を持つとは思えない。
高校時代、よっぽど認め合える何かが有ったのでしょうね。
焼死体が誰なのか分かったところで、死因の特定が出来ないと……ね。
即死出来る毒であれば、母屋で何かの証拠に火をつけた後、離れで火を放ち三人で毒を煽るという線も……。
でも、それでは、わきの下等に若干の生体反応が残る可能性もあるけれど。
まあ、自殺するような人達じゃないとは思うけれど。
わからぬ……。
三賀警視は、この家の特別な事情をご存知なのでしょうか。
事情を知らなければ、解決までが遠いですよね。
作者からの返信
ことさん
確かに、自殺するような人たちじゃないです。
三賀と九暁は悪縁です。あと2話後にそのこと書きますね。
とりあえず、ラストに書くシーンは決まっているんだけど、どう書いたらいいのかで、すっごく悩んでおります。
がんばります❤️
これまた癖つよキャラが登場しましたね。
有能な人物が多く出てくるお話は、いろんな情報がぽんぽんと出てきて、テンポよく感じます。それを可能にするさすがの筆致ですね。
死因が毒物の可能性。
そういえばあの儀式で、産湯と何か混ぜて飲んでいた人たちがいたなぁ……と思い出しました。
どういう状況で死亡したのか、予想しつつ続きを待ちますね。
作者からの返信
陽澄すずめさま
癖つよばかりで、加瀬がほんと普通の人に見えてしまう。
現状では、毒物の可能性が一番高いんですが。
続きを待ってくださって、もう、すずめさん。ほんと嬉しいです❤️
まるで恋人どうしがじゃれ合っているように ・・・この時点で思わずページを上にスクロールしましたよ。非常に魅力的? 男だったよね?って
作者からの返信
おいなり新九郎さま
へへへ・・・、タグにこそっとBL要素と入れておきました。すみません、お嫌いだったら、困ったな。