第2話

「王様、貢物をしたいと申すものが

現れました」

家臣が王様にそう申し出た。

「なに、貢物を」

王様は悪い気がしなかった。

貢物の内容によってはケツの穴に

充電器を差し込んでも構わないと思った。

「入れ」

家臣がそういうと、ターバンを巻いた

石油王がうやうやしく中に入って来た。

「王様、5000万バーレル支払いますので

どうかケツの穴に充電器のコンセントを

差し込ませてくださいませ」

「しかし、まだ、ケツは誰にも破られたことがないし」

「1億バーレル払いましょう」

「よし、考えておく」

石油王が帰って行った。

「悪徳代官のようでございますなあ。そうやって

富を一段と蓄えていくわけですな」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

充電、する? @k0905f0905

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る