最終話 あたし、幼馴染と義妹が結ばれることを祈る。
「行ってきまーす!」
あたしは、ダイニングにいるお父さんとお母さんに声をかけると、学校に向かう。
歩いて50メートルほど、
「オスオス! おはよーさん!! リコちゃん、
いつものように、
「おはよーございます。
「?
「そ。あたしと
「いろいろ?? ゴメン、リコ!!」
「……ひそひそ……おい、
「……ひそひそ……そりゃあ、いろいろっつったら、いろいろよ。ちぃっちゃな頃の話からぜーんぶ♪ あんたが恋愛に臆病な理由もね……ひそひそ……」
「……ひそひそ……じゃ、じゃあ、こよりねーちゃんのことも……ひそひそ……」
「……ひそひそ……モチロン。でも安心しな。リコちゃんには、こよりちゃんが引っ越すときに
「そっか……」
「もう!! おにぃと
リコちゃんは、ほっぺたをぷっくりさせながら、あたしと
「ふふふ、リコちゃんはかわいーねー!」
あたしは、ふくれっ面をしたリコちゃんの頭をイイコイイコする。
「おいこら、
……ま、
あたしは、こよりちゃんのことを思いだす。
あたしのイチバン昔の記憶。こよりちゃんに、
―― まかせて! わたしが
(いやはや、おねーさんってのは難儀な役どころですなぁ)
「ん?
「なんでもないよ! さ、学校行こ行こ!!」
あたしは、リコちゃんと
小学校のころ、しおりちゃんと手をつないで登校していたことを思い出しながら。
【義妹になつかれすぎている俺。彼女が出来たとウソをついたら激しく病んだ。】
おしまい
■あとがき
最後までお読みいただき、誠にありがあとうございました。
『ヤンデレモノ』を書きたいとチャレンジをしてみたのですが、なんというか手柄を急いだリコちゃんが、R-18の壁を踏み抜いてしまいかねないため、カクヨムからのお叱りを受ける前に、名残惜しいですがここで撤退とあいなりました。
義兄妹モノ、ヤンデレモノはまたチャレンジしたいですので、その時はまた応援していただけますと幸いです。よろしければ。
少しでも「おもしろかったな」と思われましたら、★★★のご評価をいただけますと幸いです。執筆の励みになります!!
義妹になつかれすぎている俺。彼女が出来たとウソをついたら激しく病んだ。 かなたろー @kanataro_
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