完結おめでとうございます。
ラスボスは被相続人だった。
横溝先生のあの作品とかあの作品とかを彷彿とさせられました。
だというのにゑいかさんは、その家で宗一郎の世話をしていた……。
このあたり、いろいろとあったかもしれませんね。
宗一郎が亡くなった原因も……とか考えてしまいます。
かくして呪いは解かれましたが、怪異の存在は……。
このあたりの余韻がいいな、と思いました。
古典ミステリの傑作でも、実は怪異が、というのがありましたし^^;
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
最後までお付き合いくださりありがとうございます!
「僕が思う横溝正史らしさ120%」を目指して書いたので、そのお言葉嬉しいです。
ゑいかさんの心内、何があったのか。宗一郎の世話を見ていたのはどういう理由でか。
そうしたところにも思いを侍らせていただき作者としても嬉しい限り。そうですよね、あんな理由があっても父の面倒を見たのには何かしらの……?
座敷童の余韻にも浸っていただいて、きっと遠野のあの子たちも満足? しているでしょう。
ありがとうございました!
完結おめでとうございます!!
あらすじ先に読んでましたけど、面白かった!!
ゑいかさん、息子に遺産をないことが許せなかったんですね。諸悪の根源が下衆すぎてなんかもう。。。
それでも、立派に育てたゑいかさんの母性には狂気すら感じました。先生の言葉が届いて本当によかった。ようやく、ゑいかさんも報われたんじゃないかな。だったらいいな。できることなら、こんな形じゃなければよかったんですけどね。
なんか、時曽根家が綺麗に崩壊しましたね。
心置きなく座敷童たちも去ることができたかも。いや、未練なんてものはなく無邪気なだけか。
執筆お疲れ様でした!!
最後に、”冬の入り口に見た幻”と言えちゃうの、本当に飯田先生らしすぎるなぁ。
作者からの返信
ありがとうー! 最後までお付き合いいただき感謝!
お、あらすじを読んでも尚よかったか! 嬉しいー! ネタバレ込みでも楽しめたなんて最高だね!
ゑいかさんはきっと、遺言を聞いた時震えただろうね。「あれだけ虐げてきた私たちにほとんど残さないとは」「いや、自分だけならまだしも恵まで……」みたいなね。
全ては宗一郎氏の悪行から始まりました。ゑいかと恵の境遇もそうだし、この殺人事件のことも、宗一郎は周囲に悪い影響をばら撒く人だったのかもね。
ゑいかさんの母性、狂気じみてる。けど彼女の立場を考えるとどうしても理解できないわけでもなくて……みたいなところは少しあって、それが余計に救われなさを演出してる(といいなぁ!)よね。時曽根先生の言葉がゑいかさんを救ってるといいな。彼女は間違いなく獄中で人生を終えるだろうけど、最後に愛息子との思い出ができて、よかったのかも。でもヒサ姉の言う通り、こんな形じゃなくてもよかったよね。悲しい。
座敷童は最後まで無邪気だったね。ラスト、庭で遊んでいたから時曽根家は案外この後も栄たり……? 栄えたら栄えたで、またこういう歪みが生まれそうだけどね。そういう意味では繁栄も呪い。かつて殺した赤子の数だけ、一族は呪われ続ける……。
こちらこそ読んでくれてありがとう!
僕もこの”冬の入り口に見た幻”っての気に入ってる! 小説家らしく文学的? かも?
完結おめでとうございます!
うわーーーーー終わっちゃった……終わってしまった……もうほんとめちゃくちゃ楽しかったです。いやこれだけ人が死んで楽しかったは変なんですが笑、物語を追って考察して、という過程が本当に楽しかったです。
この古い洋館という舞台設定がまず最強で、家の設備を利用したトリックにすごくわくわくしました。
遺産争いも予報以上に大変なことになって、容赦のなさが良かったですね。
場を満たす空気感や大事な要素の描写などが的確な言葉で表現されているのも、素晴らしかったです。
ゑいかさん、ずっと辛かったでしょうね。
>『自分に会いに来た子供を歓迎しない親なんていません』
ここ、涙腺に来ました……(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
彼女が抱え続けた思いは想像も及びませんが、さまざまな葛藤の中でも密かに我が子を見守り愛し続けた強さに、胸を打たれます。好きだなぁ。
そしてふんわり不思議を残した、座敷童の存在。
ずっと冒頭からいた彼(彼女?)がただただ無邪気に見えて、これまでこの地で起きてきたことの惨さが余計にきますね。今回の事件含め。
この余韻も哀しくていいですね……
毎回更新が本当に楽しみでした。私でもちゃんと推理できたというのが、何か達成感ありますね。
あーーー終わっちゃって寂しい(><) ちょっとレビュー文練ってきます!
素晴らしい作品をありがとうございました!!
作者からの返信
完結祝いありがとうございますー! 楽しんでいただけて嬉しい!
>いやこれだけ人が死んで楽しかったは変なんですが笑
これ僕がミステリー読んで「おもしれー!」ってなる度に思う感想なんでめちゃくちゃ共感できました(笑)。「いや、実際この小説の中の立場にいたら面白いなんて言葉は頭に思い浮かびもしないだろうよ」って感じですよね(笑)でもそれくらい楽しんでもらえたならよかったー!
自分なりに考察して、検証して、というのはミステリーの醍醐味の一つですよね。その魅力を堪能していただけたなら、ミステリーの入り口をご案内できたなら僕としてもとても嬉しいです。
舞台設定から気に入っていただけたなんて本当に嬉しい限りです。これ考えるの本当に楽しかったんですよねー、いや、人殺しの方法を考えて楽しいなんていうのもあれですが、仕組みを作っていくというのはやはり楽しいです。
遺産争いの雰囲気、横溝正史感を意識したのでそちらをお褒めいただいたのも嬉しいです。細かな描写もかなり気を配ったからなぁ……。
ゑいかさんの気持ちを考えるととても辛くなりますね。
性格的に大人しそうで、ただ道の脇に咲いている花のような人なのに、父親の獣欲に蹂躙された挙句悲しい運命を背負わせられて、しかもそれを人に言えない。
今回の事件はある意味、ゑいかさんの心の叫びだったのかもしれません。
男性側の妄想かもしれませんが、母性から来る強さ、あるのかと思います。僕はそれを想像するしかできませんが、女性であり母であるすずめさんに何か感じさせるものがあったならとても光栄です。
座敷童くん(ちゃん?)、終始楽しそうにしていましたね。お客さんが来て浮かれちゃったのかな。まだ物心つかない内に殺されてしまった子供たち。自分のことを考えてくれる大人がいて嬉しくなったのかもしれませんね。
僕も毎回のコメントにとても元気をもらっていました!
すずめさんに楽しんでいただけて幸せです。
レビューまで! ありがとうございます!
最後まで読んでくださり、誠にありがとうございました。
ようやく読めた!
面白くて一気に読んでしまいました!うっかり!
解決編に入るまでに一回手を止めて自分の推理をコメントしようと思っていたのに……ここにコメントすると後出しみたいですが、シューターとエレベーターはわかりました。これはヒントが丁寧でしたから。
もっとも犯人はわかりませんでしたが……。動機は遺産問題、けれどもう一段踏み込んだ意図があったんですね。小さな子が犠牲になるのは切ないですが、自分の子供に大きいも小さいもないのだろうなあ、などと思いました。それもまた親なんでしょうね。
ロケーションの雰囲気と産婆という生と死を扱う存在、伝承、そんなものが絡み合うとても面白いミステリでした!
作者からの返信
読んでくださりありがとうございますー! 楽しんでいただけたでしょうか? 今回は読者への挑戦コーナーなかったのでうっかり進んじゃったかもですね。すみません。
シューターとエレベーター見抜けたなら95%正解です! 素晴らしい。ヒントは丁寧に出していたとはいえ、拾える人は少ないですからね。さすがです。
犯人はちょっと一捻り入れました。これも神社あたりの手がかりを拾えばもしかしたら……ですが、終盤で体力も使ってる頃だと思うのでちょっと難易度高めかもですね。でも感心していただけたなら何よりです!
大きくなっても子供は子供、なのかもですね。特に犯人は長らく子供と会えていなかったから。
楽しんでいただけたなら嬉しいです。ありがとうございました!