ナカマ食堂を後にして、自分の家に戻った。

「ただいま~。サクラいる~?」

「いるよ、おかえりっ」

 ザ・サバサバ系彼女のサクラだが、俺を出迎えてくれるときは必ず抱き着いて来てくれる。

「ん?なんか色んなにおいする」

「ナカマ食堂行ってきたからな。なぁ再来週の火曜日の休みさ、一緒にナカマ食堂行かねぇ?昼でも夜でもいいんだけど、食べたい魚がある」

「ふふっ、良いよ?何なら休みの前日仕事早く終わらせて遅くまで飲んじゃうのもあり。次の日ダラダラ出来んじゃん」

「うぁっ、それが良いそうしよう俺もすぐに仕事終わらせるから」

「んじゃ決定」


 ナカマ食堂の客は探偵か殺し屋しかいない。


 サクラは探偵だ。

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