「二人が望んだ婚約破棄」~魔王を倒したその後に~
高瀬さくら
「二人が望んだ婚約破棄」~魔王を倒したその後に~
「エディの婚約が決まったらしいよ」
そう伝えてきたのは魔王を倒したあと、勇者とよばれることになった青年だった。
世界中で知らない者はいないという名のアーノルドは、リナをまっすぐに見据えた。
――過去には魔法が溢れていたという。
それを発現するのに必要な魔力を人々は持たなくなって久しい。そして魔力を持つわずかな亜種は、街や里を離れ未開の地に追いやられ、ひっそりと隠れるように住むようになった。
やがてその生活に異を唱えたのは魔王というものだった。
彼は魔力を持つ人に似た者たちを集め、そのうちよからぬ考えをもつ異形な者達と結託し魔法を進化させ、これまでと真逆の勢力図を築いた。
異形の者達は、なぜか人を虐げることを好んだ。それは追いやられ、傷つけられたことへの復讐、歪んだ認識が長年蓄積していたからかもしれない。
人間から狩られる立場から、狩る立場へと変わったのだ。
かくして、人は壁を築き、己たちを守ることに必死となった。その関係が続いた三百年後、一人の若者が立ち上がった。
魔物による迫害がひどくなり、ますます虐げられ人が卑屈になっていく。
慣れて諦めていく、その現状に打開しよう、そう言って彼は村をでた。
後ろ盾もなく、有名な戦士でもなかった。ただ闊達で前向き、人を魅了する性格と、やり遂げる強い意思があった。
その青年、アーノルドがリナを訪ねてきたのは、ある程度彼の陣営が大きくなってからだった。魔法が使えるために森の人と呼ばれつつも人とは隔して住む一族の最後の生き残りのリナに仲間になってほしい、と彼は言った。
最初は嫌だと言った。自分は隠れ里にすみ、人と接したことはない。それに魔法を使える自分は奇異に見られる。一歩間違えば、魔法を操る自分は敵意をもたれるかもしれないと。
そんな自分を説得したのは、エディだった。
彼は――アーノルドの片翼の一人で知将とよばれる参謀だった。
穏やかな口調、理知的な色を宿す紫の瞳、物事を理論的に話すのに、そこには思いやりがあるから、誰にも冷たいと思わせない。
それは自分が一番わかっていた、と思っていたのに。
「リナを傷つけるもの全てから、俺は守るよ」
そう言ってくれたのに。
婚約者は聞かなくてもわかっていた。
「相手は帝国の王女?」
震えを隠して、父母の墓前に花を植えながらリナは尋ねる。
そして伝えに来たアーノルドは「そうだ」と一言告げた。
――エディは、魔王に滅ぼされた亡国の王だった。魔王を倒すため、帝国の助力を必要としに交渉の席に臨んだ時、帝王は婚姻の適齢期ながら独り身のエディを気に入っていたようだった。
見返りにとエディとの婚姻を求める帝国に、やんわりと魔王討伐を成し遂げるまではと断る彼を見て、リナはその“いつか”は来る、と悟っていたのだ。
「だからリナ、俺と結婚しないか?」
でも、アーノルドのこの言葉は予想していなかった。
「え?」
勇者のアーノルドには誰もが心を許す。その油断のうちに今度は弱みを握り、最終的には抜けない蜘蛛の糸ように彼は心を絡みとってしまう。
「リナ、立って」
突然の言葉に、顔をあげると彼が首を傾げながら、リナに手を差し出している。土に汚れた手を差し出すのが
そして、皆が言うところの、三段論法ならぬ三段
「魔王が死に、皆はもう前に進み始めている」
「……」
「でも、リナ。君はまだ進んでいない」
「――ここが、私の居場所よ」
「君は一人じゃいけないよ。一緒にここをでよう」
「何を言ってるの? なんの冗談?」
アーノルドは首を傾げた。
「結婚を申し込んでいるんだ」
「――笑わせようとしてるの? 受けるわけないじゃない」
「そうかな? リナは森を閉じなかった。話を聞いてくれた時点で答えをもらったようなものだけど」
『
そうエディはよく言っていた。アーノルドは相手の望みを言い当てるのが上手。なぜか険しい顔をして異を唱えていた相手が次にはアーノルドの肩を抱き、要望に従い、同士になっている。
リナにはその方法がわからなかった。これは絶対無理だろう、そう思っていても仲間にしてしまう。それが零落法? それならこれは彼の何段目?
アーノルドが握っていたリナの薬指にするりと簡単に指輪を通してしまう。
「アーノルド? 私何も返事をしてないわ! それに」
応じるつもりもない、そう続けるつもりだったのに。
「来週また来るよ。その時、返事をきかせて」
「ちょっと待って!」
「それは魔法がかかっている。来週の返事の時、断れば抜ける。受ければ入る」
引っ張っても指輪は抜けなかった。受けてないのに入ってしまっているじゃない。そう言っても、馬に乗るアーノルドの背は小さくなっていてリナは見送るしかなかった。
――アーチャーはアーノルドの武将と呼ばれるもう片方の翼だった。
敵である魔王軍から来た彼は、最初は疑われていたものの、武力と才覚、真摯な性格と魔王を憎む態度から、いつしか皆から信頼されるようになっていた。
魔王軍にいたのは、囚われた婚約者を救うために与していたと聞いたけれど、その彼女も結局失ったと言っていた。どこか暗い目をしていたが、それでもさり気ない優しさを見せる人だった。
自分が魔法を使い、時々仲間に強張った顔をされていると、さり気なく励ましてくれたりもした。もしかしたらリナは、一番アーチャーを信用していたかもしれない。
勇者と双翼の三人はいつも一緒だった。
作戦を練る時、仲間を労るとき、仲間を失い悲しみに暮れる時。
戦場で、墓場で、そして酒場で。
ある時、酒に酔ってアーチャーがアーノルドには得意技がある、と語りだした。それを目の前のリナは首を傾げ尋ねた。
「三段籠絡法?」
「三段論法ならぬ、アーノルドが使う垂らし術だよ」
アーチャーが言って酒に酔い赤らんだ顔を向けた。
帝国の協力を取り付け、気分が良くなっていたのだろう。祝杯という雰囲気が陣営には漂っていた。
お酒が飲めないリナは、林檎のコーディアルシロップのお湯割りを飲んでいた。
「そうだな。アーノルドは、まず油断させる、弱みを掴む、そして相手を絡みとる」
アーチャーの段階説明がいまいち想像ができない。
「弱みをつかんで、籠絡できるの?」
それって脅しでしょ?
それで陣営に入れても、むしろいつか寝首をかいてやろうと、憎まれるのじゃない?
「弱みを“見せる方”がずっと狡猾だよ」
そう言って、アーノルドは笑った。
わからないのは、自分が、無知だからかもしれない。さらけ出すことになるけれど、とリナは口を開く。
「そもそも三段論法って?」
目の前に座るエディに聞けば、彼は少し迷ったふうに答えた。
「大前提があって、小前提、それから導かれる結論だよ」
やっぱりわからない。
「つまり、『全ての女性は美しい。リナは女性だ。だからリナは美しい』かな」
アーノルドがそういうと、二人は嫌そうな顔をした。
「だから垂らしだと言われるんだ」「……今のは、リナに失礼だよ」
けれどリナには、アーノルドの例えよりも、篭絡法が相変わらずわからなかった。
「――弱みをみせるのも掴むのも紙一重だ。それにリナに聞かせる話じゃないだろう」
不意に硬い声でエディはいう。先ほどまでは苦笑しながら聞いていたのに不機嫌になったようだ。
自分の名が出たところから? それとも三段論法の時から? 私がわからなかったから?
「自分の弱みは相手の弱みだ。晒すのも握るのも勝手だが、仲間には使うな」
そう言って、やや不機嫌そうにエディがたつ。
「――済まない、エディ。――リナ」
意味不明な会話でも、アーノルドは叱責された理由を察知したみたいだった、その謝罪をエディは背で受ける。でもなぜ自分もと思って振り向けば、アーノルドは眉を下げて済まなそうにしていた。そしてもう何も言わない。
きっと話全体の流れのせいだ、と思った。
「送ってくよリナ」
「――待って、エディ」
その時になって、初めてエディが飲んでいたのは、ただのお茶だと気づく。彼も他の二人と同じくらいにお酒に強いのに。
追いかけた彼の顔を見上げるととても優しかった。二人に対して怒ったのとは全然違っていた。
「なに、リナ?」
そう言って、ドアをあけたエディの顔は労わるようで、背にそっと触れた手は支えるようで、昼間の帝国との取引を思い出したリナの胸を疼かせた。
それは、この戦いが終わったら、彼とは別れることになるという寂しさを思い出させるものだった。
「――ううん、何でもない」
自分の部屋に戻る途中でエディに尋ねた。
「弱みを見せる方が狡猾って、なぜアーノルドは言ったのかしら」
「――自分が有害ではない、味方だ、武器はない、というのが油断させるとする、それが一段目、というのはわかる?」
「ええ」
「――その次に、自分がどんなにひどい目にあったか、と語るのが弱みを見せること。――そうすると同じ境遇やそうじゃなくても同情して仲間になってもらい……やすい、からね」
リナは胸を押さえた。自分は仲間を殺された。でもみんなに言ってない、知っているのは迎えに来たアーノルドとエディとだけだ。
でも、それをみんなに打ち明けるのは嫌。
同情を引きたくない。そんな理由の仲間はいっぱいいる。――でも、本当はそうすればみんなに仲間意識を持ってもらえる。居やすいのかもしれない。
「私は、アーノルドから弱みを晒されなかったわ」
きっと彼も何かある。何もなくて一人故郷から出てこないはずがない。だから、彼の胸の内は明かされてないし、同情もしていない。
そう言いかけて、気づく。でも仲間になる際、アーノルドに脅された。『ここで一生、憐憫に浸って過ごすのか』と。『魔王を倒せる魔法を使わないのは弱い証拠だ』と。
「――そうね、そうだわ。弱みを掴まれたわ」
きっと鼓舞された。恨みはしなかった。
「――でも、リナ。君はアーノルドに心は絡み取られていない。そうだろう?」
エディはそう言ってリナを見つめてきた。手が伸ばされようとして、それが引っ込められたのを覚えている。
アーチャーの裏切りは、一気にリナ達の士気を打ち砕くものだった。
その前夜のことを今でも覚えている。魔王の城に乗り込む妙な興奮で陣営に緊張が満ちていたからだ。
「俺は、不平等を無くしたいんだ」
星が降るような綺麗な夜空の丘の上で彼は一人座り込んでいた。いつも三人でいるから珍しい。そして通りすぎざまに彼に話しかけられ、その場を離れがたくなっていた自分がいた。
座れよとでもいうように、アーチャーが隣に空間を作る。
「魔物だって生きている。魔王を殺すことに迷いはないか?」
散々魔物を殺してきたのに、それを言うことが少し不思議だった。
「魔物は、私達を殺すわ」
「それは、後付けされた理由だろ。リナ自身の理由は?」
答えられなかった。魔物は、魔王は殺すべきだというのが自分達の大義だったから。
「俺は、魔王に婚約者を殺された」
皆が知っていること、でも彼の口から聞いたのは初めてだった。
「――それでも、迷うの?」
「意義は大事だ」
もしかしたら、明日の決戦で不安定になっているのかもしれない。
「それならば、あなたが魔王軍を倒すのは意味があることかもしれない」
彼は少し黙った後、口を開いた。
「リナは?」
「私の仲間達も皆死んだわ」
「……だったら、俺の、俺達の仲間になればいい。本当に」
私はまだ仲間と認められてないの? それとも違う意味があるの?
俺の、から一人称をやめたことをリナは聞かなかった。聞いたらその続きがありそうだったから。
その翌日、城に乗り込んだリナ達が見たのは敵に埋め尽くされ、肝心の魔王がいない罠に満ちた城だった。
そしてその魔物を率いる親玉がアーチャーだった。
彼が狙っていたのは、リナだった。
魔王がいるはずだった屋上に敷かれた巨大な魔法陣。そこに囚われた自分達はどうすることもできなかった。
魔力があるリナが一歩動けば発動し、爆発する。城が崩れれば全員が巻き込まれる。それを防ぐには、ただリナがアーチャーの手を取り、魔王軍に下ればいい、それだけの条件だった。
行くしかないとリナがその手を掴もうとするのを防いだのはエディだった。
「――行くな、リナ」
振り向くと、確かな手がリナの手を握り締めていた。
皆がアーチャーの裏切りに狼狽え、アーノルドさえ動けない。そしてエディは次の一手を打つ反撃もせず、その代わりにリナの手を掴むことだけを優先し、そう言った。
彼は対峙して翼のある魔物に乗るアーチャーを睨みながら、口を開く
「リナは俺に必要な存在だ、だから行くな」
どうして、彼はそう言ったのだろう。でも、それに被さるのはアーチャーの声。
「リナ。お前の里を滅ぼしたのは魔法を恐れた人間だ」
追加で放たれた事実に思考が凍る。
「それでも、人間たちに味方するのか?」
幼い私を逃した両親。燃える同族達の姿が消えない。それは誰にも言っていない秘密だったのに。
「俺も魔王軍に婚約者を殺された。だから魔王に属し内部から改革する。人間達は魔法を使えるもの全てを憎み除外する。そんな人間達の仲間になれるのか?」
魔力があるからと殺された両親、仲間を、同族を思い出す。
自分とそうじゃない皆。皆との違いを徹底的につきつけられて身体が揺れる。
そうかもしれない、恐れをつきつられる。
皆との仲間になんてなれない、そうちらちらと感じていた疎外感。
こんな場所で心が揺らぎ、皆がみられない。
罠が張られたのは自分のせいだ。背中の向こうから憎しみが向けられている気がする。けれど両肩が押さえられた。そして耳元でささやかれる。
「リナはこっちの人間だよ。だからここにいていい」
言ってくれたのは、エディだった。
「大丈夫。俺を信じればいい」
抱きしめられて、顔が彼の方に向かされる。まるでキスでもされそうな距離だった。その手とその瞳に、足だけが地面に縫い付けられたようにもう動かない。
魔王軍に向かえなかった。
「リナ、来い」
「リナ。残れ。君を必ず守る」
二人の相反する言葉。でもリナはエディのその言葉を信じたいと思った。 動けない、足が絡み取られたと思った。
アーチャーの声はもう響かなかった。ただ舌打ちだけが頭上でひびき、爆破の指示をだす。 地響きが始まる。
皆が各々自分を守るか、反撃しようとする。
その中でエディがしたのは、リナを庇うこと。
皆が見ていた。
崩れる城の中、アーノルドも、敵と通じていたアーチャーでさえもエディがリナを引き寄せ体で庇うのをみていた。砂塵が落ちつき、音が消えさる。
顔を上げた時に、上にかぶさっていたのはエディだった。
アーチャーを行かせてよかったの?
消えてしまった大事な仲間だった、リナよりもずっとみんなが信頼していた。皆がまだ衝撃から立ち直っていなかったのに。その追跡も指示せず、エディはリナを抱きしめ、消えた空さえ見もしなかった。
「リナがここにいるならいい」
その時、エディは労わるよう笑んでつげた。
「ただ、アーチャーは君を貶めた。それを俺は許さない」
リナは森の民の墓標の前に花を手向けた。皆が人間に殺された。でも人間全てが悪いわけじゃない。アーノルド達は人間とは違い魔法が使えるリナを受け入れてくれた。
そのなかでも特別、エディの思いは感じていた。でも彼は王家の人間だ。人間の中でも彼は人の上に立つ代表だ。
そして、自分は誰も仲間がいない最後の森の民だ。だから、森に帰ると告げた、冒険はここまで。
「――元気で」それが二人が交わした最後の言葉。
でも。エディは自分を傷つけるものから守ると言ってくれたのに。
「今、私を傷つけたのは、あなただよ」
しゃがんだままただ仲間達のならぶ墓を見渡す。これが、最後の墓、両親がここに眠っている。
道を違えるならば、あんなこと言わないで欲しかった。
その花束の横に、もう一つ、花が置かれる。驚き顔をあげたリナに微笑みかけるエディがいた。
「――エディ?」
「リナが婚約したって聞いたから。あの垂らし戦法の何段目だ?」
「……私も、婚約したって聞いた」
エディが困惑の表情を浮かべながら、私の薬指を見て微妙に顔をゆがませた。
「あれはとうに断ったよ。魔王を倒す前に。というより。落ちてない、よな」
「――どういうこと?」
よくわからない。全然わからない、だってアーノルドに申し込まれて。そしたらエディが来て。でも彼は婚約してないって言われて。
「――俺達は、勇者に謀られたな」
凝視するリナに苦笑してエディは答えた。
「君に籠絡されたのは俺だよ」
「何かをしたことはないわ」
硬い表情のままのリナにエディは慌てている。そんな彼を見るのは初めてで、でも未だに事情が分からなくて、まだ呆然としてしまう。
「すまない。勝手に好きになったのは俺だよ」
どうして今頃、それとも今更? アーノルドと一緒にからかったの? そんなリナの表情を組んでいそうなのに彼は説明を省く。それどころかいきなり片膝をついた。
それはこの間のアーノルドと一緒だった。
「リナ。左手を出してくれないか」
その指にはアーノルドにはめられた魔法の指輪がそのままだった。自分で外そうとしてもできない。アーノルドに断ろうとしてもできなかったのに。
けれど、リナが差し出すと簡単にエディの手でその指輪は抜けてしまう。
「指輪を注文して迎えに来ようとしていたら、アイツが店から持っていってしまって」
そう言ってエディは首を振った。
「失態だ、言い訳だな」
「どういう、ことなの?」
エディは微妙な顔をしていたのを引き締めて、リナの顔を見上げる。視線は一切外さなかった。つまり、と続ける。
「リナを守るのは俺の役目だよ、これからも譲る気はない」
それは、昔の言葉。でも。
「――それは本当? あの時だけ、じゃないの?」
「違う。守りたい、守らせてほしい。ずっと俺は――リナが、好きだった」
彼がリナの薬指に指輪を掲げる。だから、と彼は告げた。
「あんな勇者と婚約破棄して、俺と結婚してくれますか」
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