第2話

区議会議員選挙運動(補欠選挙)でウグイス嬢のうしろにいてお手振りをしている笑里。その車列は、優実の実家に差し掛かる。広大な白亜の御殿には優実の父、松下久文夫妻の姿があった。噂には聞いていたが、東京とは思えないほどあたりは静寂で、住む者の嗜みが感じられる。自然に車内は一瞬水を打ったように静かになる。


八千代公園の前で街頭演説が始まる。

横断幕には「無所属 れんじょう こうじ」の文字。結局××党の推薦が得られないまま選挙戦へと突入、無所属での立候補となった。


案の定、街頭演説会はまばらで、親子連れやカップルはきまり悪そうに通り過ぎる。駆り出された来栖アパートの住人たちは蝋人形のように連なって無言で演説を聞いている。


蓮杖と同じ初出馬ながらすでに当確との呼び声高いのは、××党公認の本村一露子だ。八千代公園の反対側の、御成公園で街頭演説が開かれている。


聞けば、一露子は笑里と同窓であり、演劇研究会のマドンナだった。開学150年祭で行われた『オルレアンの乙女』で主役のジャンヌ・ダルクを演じた一露子。ミスコン荒らしとしても有名で地元では知らぬものがいない程。その美貌見たさに、街頭は先を争うように押しかける者たちでごった返している。


笑里は来栖アパートの住人たちと目を合わせた後、うつむいた。


それにしても、本村一露子とはいったいどんな人物なのか。政治に対して関心があるような素振りは見られなかった。大学では英文学を専攻、支配階級が多く進学するイギリスR大学に留学をした経験もある。経営者の顔も併せ持つ一露子。


街頭演説会では、見る者の目を見張った。

栗色の柔らかな髪、朕美で深い彫像を思わせる凛々しい顔つきはまさジャンヌ・ダルクのよう。


そこでは確たる公約が掲げられていた。保守系となる一露子のマニフェストは所得のいっそうの倍増である。投資家と組んで雇用を活発にし、生産性を増やすことを目的とした対策を都と協力して行っていくことを訴えた。聴衆はやんややんや、警察が出る騒ぎとなった。


いっぽう、来栖アパートは登記簿上で借地であることが発覚、売却できない事態となっていると弁護士から告げられた。権利者はあの本村一露子だという。


蓮杖は売却をあてにすでに金融機関から多額の借金をしており、首が回らない状況である。区議会議員に当選する以外に来栖アパートの未来はない。笑里は一露子を訪ねて銀座へと向かった。


選挙事務所には、一露子との面会を望む客が絶えなかった。下馬評では当選確実との噂。当然、後援会の面々も尊大な態度。「有権者への対応」という選挙では一番大事な活動がおざなりになっていた。そんな中でも笑里は下を向くでもなく遠慮するでもなく、あえて敵陣に乗り込んだ。


「大変申し訳ございませんが、本村先生は、××党の××先生からのご紹介でないとお会いできないと伺っております」


松下家のおひざ元から立候補した蓮杖。その松下代議士からの推薦も得られない状況では、落選は確実だ。待ったなしの笑里、そして来栖アパート。

この選挙で一露子が勝利すれば、来栖アパートはただちに取り壊されてしまうだろう。一縷の望みを掛け、もし一露子が定期借地権の時効を撤廃してくれれば、住人たちはこれからも来栖アパートに住むことができる。


選挙戦終盤。

夕刻、笑里と来栖アパートの住人たちはアパートの今後について協議をした。弁護士から現状が伝えられた。選挙運動と仕事の両立で疲労が極度になった住人たち。怒りや憤りのような声が聞こえるかと思いきや、諦めや中には「しかたねえャな」などと同意するものまでいた。動かすことのできない現実が、彼らを諦めさせていた。


来栖アパート跡地には、タワーマンションが建設される、との噂はすでに住人たちの耳に届いていた。その計画は着々と進んでおり、もはや彼らたちの意向で事が済むような事態ではなくなっていた。弁護士は淡々と今後の都市計画やこの土地の処分についてを伝えた。


「いきなり『トシケイカク』といわれても誰も理解が出来んでサ。もう少しかみ砕いてお話しいただけませんかネェ」アパートの長老、齢81になる櫛田がいった。息子ぐらいの年齢の弁護士はひとくち茶を含むと、その概要について「かみ砕いて」説明した。


「墓の上に、タワーマンションなんか建てられるのかねェ」


「罰当たりめがよう」


反対意見があちこちから飛んだ。収集がつかない事態を予想した笑里は、来栖アパート墓地を運営している檀家寺、『永劫寺』の住職高山良仙に応援を頼み込んだ。


騒動を聞き駆けつけた永劫寺の住職。とりあえずこの墓地は現在の「都市計画」などではどうすることも出来ないものであることや、その根拠としての『墓地、埋葬等に関する法律』を「かみ砕いて」説明した。


来栖アパート墓地の歴史は古く、今でいう「みなし墓地」とされており、区の都市計画の範疇を超えたものとなっている。墓地の所有者はもともとこのアパートの先代の住人たちが名前を連ねていた。ゆえに不動産の売買が勝手に行えるものではなかったのだ。


無知もうまいだろうと住人を丸め込もうとして説明会を開催したはずが、木乃伊取りが木乃伊になることにうろたえる弁護士。ただちに形勢は逆転、住人たちは溜飲を下げる結果。笑里は少しだけ気持ちが楽になった。


誰がこの結果を予想しただろう。古代ギリシア以来、民主政治というシステムは良くも悪くも社会全体を揺り動かしてきた。しかし今回、支持基盤の強固な政治家でさえも恐れてきた「無党派層」という支持層の力。


一時は逆風どころか、撤退の字も見えた蓮杖候補。結果、

数十票という僅差で本村候補に勝利した。都議会議員補欠選挙速報はまたたくまに笑里たち来栖アパート選挙事務所に伝えられた。


「ウソ……」


「やっべー」


「マジ?」


住人たちを労うため入れた茶を配っている笑里はその手から、盆を落としそうになった。「初出馬の蓮杖候補が当確」とのニュースに、夜勤10連勤と選挙運動で疲労が極限だった住人たちの多くが、声にならない声を出しその場に倒れ込む。鳴りやまない電話、自治会、隣近所の住民たちが次々と来栖アパート選挙事務所に押し寄せる。


「あれ?ところで蓮杖さんはよ」


「行方しれずだって」


「ったく、これから議員になるって人がなにやってんのかねェ」


「まァこうなっちゃ、逃げも隠れもできんわな笑」


約一時間ほどして

蓮杖は指名手配者のように弁護士に付き添われて来栖アパート選挙事務所に顔をだした。9日間の選挙運動。銀行や債権者への対応で蓮杖は殆ど寝食が出来ていない状況だった、10も20も老けた老人のようなていを、全国のテレビカメラの前に晒した彼。来栖アパートの住人たちはひょろひょろした姿の彼を後ろから支えるようにして、万歳三唱した。


代わって

数十票差で負けた本村一露子陣営。

華々しい選挙ポスターが壁一面に貼られている。たくさんの胡蝶蘭や花輪がかえって落選という現実を際立たせていた。そして一露子は何度も、竹嶋笑里、とつぶやく。そこには一露子が忌み嫌う、「なりふり構わない」という笑里の存在を、選挙には魔物がいるといわれた、その魔物の笑里を消し去ろうとしてるかのように笑う一露子。


興奮冷めやらぬ開票結果から、数日。


来栖アパートが舞台となった、区議会議員選挙の告示から開票までを追ったストーリーの『選挙ー彼らの9日間』という名のドキュメンタリー番組が全国放送されることになった。


蓮杖議員候補の選挙事務所。そこには疲労困憊した来栖アパート役員の面々。下手くそな字で書かれた手書きの「必勝」の文字の下に居並ぶ者たち。選挙対策本部長・長老の櫛田を筆頭に、事務局長には警備員の新田、相談役に荷役作業員の水谷、顧問には元板前の岡である。秘書兼手伝いの笑里は選挙カーでのお手振りと街頭演説でのクマの着ぐるみを被っての出演だ。


もう少しインパクトが欲しいよね、と演出家からの要請にディレクターから、番組の中で来栖アパートの耐震化のための寄付金を募ってはどうか、と提案があった。いわゆるクラウドファンディングである。


「ただでさえ、選挙の応援なんて慣れないことしてんのによ」


「なんだよ、その聞き慣れねー名前はよ」


「日本語でたのむ」


「クラウドファンディング、とは不特定多数の人たちが、購入・寄付・金融といった形態で資金を供与する仕組みのことです」ディレクターは皆にかみ砕いて説明した。来栖アパートの耐震化の費用は3千万。墓地のこともあるし、呼びかけてみても損はないと笑里は思った。


とある鉄工所。

蒸発した笑里の父である竹嶋徹は神林稔と偽名を使い、区の町工場で働いていた。機械油のにおいと騒音から解放された彼らたちは、しばしの休憩に向かう。突然テレビの画面に写った笑里の姿に、徹は息をのむ。これは悪戯なのか、それとも奇跡のしわざなのか、来栖アパートと自分の住んでいるアパートとは目と鼻の先だ。今まで出会わなかったのが不思議なほどである。


笑里が蓮杖にかわって自分たちを支えてくれた者にお礼をいう。そのしっかり前を見据え物おじせずハキハキと話す姿は、記憶の中の大人しい笑里の姿ではなかった。


「ここを辞める……!?」


徹は上司である佐伯課長に退職をしたい旨を伝えた。徹の退職理由は明白だ。


誰よりも早く来て誰よりも遅く帰り、徹底した仕事ぶりを評価されていた徹。真面目を絵に描いたような男。彼の仕事に対する姿勢は厳しいが、何かがあれば面倒を買って出るとの評判が徹を強く印象付けていた。そんな徹を慕うものも多く、当然上役にも受けがよい。やっかみはほとんど聞かれない。そんな徹から退職願が出ることに佐伯は驚きを隠せなかったし、なにより課の士気が下がることを懸念したので、とにかく何とかして引き止めたい。


「随分、唐突だな。突然辞めたいなどと……」

佐伯は革張りのソファーに彼を招き、いった。


「申し訳ありません」


「『申し訳ありません』だけでは納得がいかないだろう。当然、こちらも君の退社理由を知る権利はある。もし今の待遇面で不満があるのなら上役にかけあってみようと思う。じっさい今、君に辞められたらわが課は大変困るのだ」佐伯は正直にいった。


木枯らしだろうか、窓をガタガタと揺らす。

笑里のいる来栖アパートの耐震整備は城東鉄工所が行うことになった。世間は狭い。そのうち彼女とひんぱんに顔を合わせることになるだろう。いっそのこと、この土地に来た事情を佐伯に告白してしまおうか、首になるのはそれからでもと彼は思った。佐伯のことばは、そんな彼の気持ちを揺さぶった。


ひとり身であり、慎ましく暮らす徹が生活に困っているとも思えない。が、退職要請がある場合は、処遇面への理由が多いと佐伯は思った。……いや、引き抜きかも知れない。Iというライバル会社がほうぼうに触手を伸ばしていることは知っていた。その油断ないやり方は警戒すべきとして頭を離れなかった。職能のある徹はヘッドハントされやすい……ほかに理由あるとしてもまずはじっくり話を聞くことだ。


「まあ、いろいろ理由はあるだろうが、先の事を含めよくよく考えてみてくれ。すぐに行動には出ないほうがいい。君の人生がかかっているのだから」


俺の人生など……とっくに終わっているのだ。ようやく借金は返済できる目処がついた。しかし家族親類とも縁を切ったも同然。いまさらどうやって顔向けが出来ようかとも思う。また、何の因果か娘の笑里がこの街に住んでいるのを知った。苦労が多かっただろう娘の姿を見た。父親としての不甲斐なさ。自分は良心の呵責に苦しみながらこの後の人生をひっそりと誰に知られずに送るのだ。それがせめてもの償いなのだ、と徹はぼんやり考えていた。


「ひとまず、一週間考えてまたその時に君なりの考えを聞かせてくれないか」そういってお互い持ち場についた。


来栖アパートには瞬く間に全国から3千万円の寄付金が集まった。(※日本では東日本大震災がきっかけとなり、復興支援のための寄付型のクラウドファンディングがスタートとなっている)


資金調達をする団体はNPOが主だが、企業や個人も可能だ。今回の来栖アパートのクラウドファンディングの目的は、生活困窮者など居住が困難な者への、居場所の整備だ。特に、高齢者は部屋を借りる際に不動産や保証協会の審査に通ることが難しい。そのため、審査なく誰でもが住む場所を確保でき、終の棲家としての住居をあっせんする団体という趣旨である。


笑里は『あなたはお金に悪いイメージを持っている』という一露子の言葉の意味を噛みしめていた。良い金、生きた金とは、まさしく価値を生み出す金であり、それによって人々が幸せに暮らすことができる価値あるものである。一露子のいう「対価」という意味ではない。皆だれもが高齢者になる。住むところに困った時、来栖アパートという存在は皆を勇気づけるだろう。


金色の並木通が続く大学駐車場には高級外車が一台。本村一露子である。海外進出を果たした彼女は、羽田から一路首都高を飛ばして、母校にやってきた。毎年、多額の寄付をしているが、今年は学校創立150年の年、その寄付金も億は下らないだろう。


車から降りたその足で、演劇研究会へと向かう。小劇場並みの舞台や装置、音響機器など、どれをとっても、最新式のものを使い、外部からは一流の演劇関係者が名を連ねる。


演劇研究会は彼女の趣味のひとつとして在る。高尚な趣味といってもよい。


創立150年にあたる今年の演目は、当然、彼女が好む「シェイクスピア」か「ゲーテ」に決まっているだろう、と信じて疑わなかった。しかし、耳を疑う今回の演目と主役に冷静ではいられない。


―――演劇研究会の演目はシラーの『群盗』に決定したですって?あろうことが、主役はあの、竹嶋笑里!?


一露子は、急ぎ練習場に向かう。そこでは、台本の初読みが行われていた。


主役の放蕩息子役「カール」役には竹嶋笑里、外面は菩薩のようにふるまうが内面は夜叉の弟役「フランツ」には後輩の立原あかね、カールの恋人「アマーリエ」役には松下優実が選ばれていた。


主役級は主に女子学生が、

カールの父、またカールひきいる盗賊団は男子学生が演じるのも、創設始まって以来だ。


『群盗』のストーリーは、旧約聖書の「放蕩息子のたとえ話」を、ドイツの劇作家シラーによって近代風に書かれたもので、「愛と許し」そして「裁きと報復」が2大テーマとなっている。


主役のカールが父から息子として縁を切られてやけになり、盗賊団のリーダーとなり悪事の限りをつくしたのち、破滅するという悲劇である。


笑里はいつかはシラー作のカールを演じたいと思っていた。なぜなら放蕩息子の行いが、実父の徹とどこか重なり、面影を見るからである。


今年は演劇研究会150年という節目。外部から著名な演出家を呼び、さながらオーディションのような緊張感。


しかし笑里は台本読み合わせ初日から、主役になりきり、つけ髭をたくわえて盗賊の頭の出で立ち。「私、形から入るので…」と勇ましい。その後、彼女の第一声が轟く。


「な、なんなのだ!この手紙は! これが…これが……我が愛する父上の、私への心なのかっ……!」


弟フランツにより書き換えられた、カールから父への手紙。それには兄カールの懺悔とはいいがたい、神にそむく恐ろしい悪事が記されていた。信じ難い手紙に震えおののく父親は、あまりのショックに病の床に……


すぐさま父からの返事には「お前とは縁を切る」との文字が……すべては、フランツが計った罠であった。


彼女の渾身の演技には、人間の二面性や矛盾が随所に見られ、演出家も息を呑んだ。


「荒いけど、表情やセリフに実感がこもっているわね」

演出家の日野光一が部長の中条太に囁く。


「…ええ。なりふり構わないのが彼女の特徴です」


「…あ、あら、女の子だったの~すごいわね~♡」


―――竹嶋笑里。私の人生の一部たりとも関わることは許さない。この私の目の前に立ち、その存在を認識させることも!意識させることも!邪魔することも!すべてにおいて!


一露子はまるで夜叉のような眼で笑里をとらえる。マネージャーの岩井月子は唇を噛んで怒りをあらわにする一露子を見て震えた。


初読みが終わり、笑里は急ぎ着替えて駅にむかう。これから来栖アパート耐震工事の打ち合わせで城東鉄工所に行かなければならない。工事期間は3か月。年内までに終わらせ年末には入院する母親の元へ。思えば目まぐるしい毎日だった。睡眠時間もあまりとれず、時折、めまいが襲ってくる。


城東鉄工所の正門についてすぐ、笑里は目の前が暗くなりその場に崩れるように倒れ、意識を失った。徹が慌てて駆け寄り名前を呼ぶ。


笑里は徹にいだかれながら、中学生のころの夢をみていた。

学校から家に帰ると、祖母が用意した軽食を食べてすぐに塾に向かう。笑里が塾から帰ったあと、つづいて父母が帰ってくる。妹たちはすでに寝ている。笑里は今日あったことを両親に話したいが、彼らへの遠慮からか、それができない。しかたなく、部屋に戻り、妹たちを起こさないように、学習机のライトを調節しながら日付が変わるまで再び勉強する、という毎日が夢の中で反芻された―――


季節風の吹く築50年の来栖アパートは大変寒く、そこかしこの部屋から住人が出てきて、共有スペースに置かれたコタツに足を突っ込んでいる。


廊下の電話がけたたましく鳴った。

「おい、誰か出ろよ」台所で夕餉の支度をしている元板前の岡が叫ぶ。


「出てくれよ、寒いんだよ」


「はい、お前メシ抜きね」などといいながら岡は電話をとった。


「大変だ!ついさっき、城東鉄工所で笑里ちゃんが倒れて病院に担ぎ込まれたって!」


「担ぎ込まれたって?どこの病院だ!?」


「××病院。今から様子を見にいっても、今日は遅いからダメだってよォ」


「笑里ちゃん、耐震補強工事の打ち合わせ資料をきのうも徹夜で作ってたから、寝不足だったんだろうな…でも『休め』っていっても全然いう事聞かないし…」作業員の秀さんがすまなそうにいう。


「…オレら、なんでもかんでも笑里ちゃんに頼りっぱなしなんじゃないんすかね?」新入りの徳さんが正論をいう。


「んなこたぁ、百も承知だよ。資料作りとか頭つかうのは無理だけど、だからメシとか、買い出しとか、出来ることは手分けしてやってんじゃねェかよ」







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rigret 夕星 希 @chacha2004

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