(無料で宣伝する)X(旧Twitter)を活用する。その1

【ご注意】


 無料で宣伝、と言っても、自分の作業時間は必要です。

 つまり、自分の労働コスト、時給分は絶対的にかかります。

 単に「自分で自分に時給や成果報酬は払わない」ことが多いので、不可視化されているだけですね。なので、厳密には「無料」ではありません。悪しからずご了承ください。



【ご注意2】


 サークルには向き不向きがありますので、すべての方に適用できる手法というわけではありません。忙しくてこんな手間はかける時間がない、という方もおおいと思います。また、即効性のある宣伝というわけでもありません。『千里の道も一歩から』です。


【ご注意3】


 最近のX(旧Twitter)は機能がしらないあいだに微調整され、検索やTL上の表示頻度も変わるように見受けられるため、宣伝に使うにはなかなか手強い(使いにくい)ツールなのですが、文学フリマ事務局および各会場のアカウントがXにあることもあり、イベント時に宣伝を行うための主要なツールになっています。ほかにインスタグラムにも文学フリマ事務局のアカウントはあります。私はX(旧Twitter)をメインで使っているため、こちらでの宣伝について書くことにしますが、大筋においてほかのツールでも同じような(機能的にできることとできないことがいろいろありますが)宣伝を行うことになると思います。


『Xにおけるイベント前の宣伝』


基本的に宣伝を眺めている人は

・ポストを見るだけ:95%

・ポストをクリックして上下に繋がっているポストを見てくれる:4%

・ポストのリンクをクリック・またはRPかいいね:1%

だと思ってます。しかもどんどん流れて行って、ひとつのポストがほかの方の目に留まる時間は短い。

 上記の%の根拠は私のXのアカウントで行っている文学フリマの宣伝ポストの「詳細表示」で、常日頃の日常ポストのインプレッション数はだいたい数百もいかないのですが、宣伝ポストのみ、ざっくりインプレッション数は1万以上になります。(すぐに1万行くわけじゃないですよ。だいたい1ヶ月の宣伝期間の間に、ということです)

ちなみに令和6年5月19日開催予定の文学フリマ東京のポストの5月5日17:00時点の

インプレッション数:7742

エンゲージメント:574

詳細のクリック数:126

リンクのクリック数:226

RP数:81

いいね:72

となっています。

まあ、雑な分析ですがふんわり上記の%に近いでしょう?(リンクのクリック数は今回、ちょっと多いですね。ありがたいことです)

イベント本番に向けてもうちょっとインプレッション数とそのほかの反応は伸びますが、ほんとうに割合的にはだいたいこの程度。

そして毎回、こんなもんです。

Xに流れて行く宣伝を、ふと目にした人のなかから、5%くらいの人が、なんらかの反応をくれる。

これをすくないと肩を落とすことなかれ。

ご自身の胸に手をあてて、Xに流れて行く広告宣伝、もちろん文学フリマの宣伝を含めて、どれだけ反応したかを思い起こせば、これで充分すぎるほどの「反応」だと分かります。


あとは、

①ポジティブな反応は純粋に%の問題だとすれば、インプレッション数をふやすにはどうすればよいか?

②Xのポストを見るだけでなく、文学フリマ来場予定者が自分のブースを見に来てくれたり、見本誌を読んでくれるような行動を期待するにはどうすればよいか?

この二点を考えることになります。


ああ、やだやだ、我々は「文学」を追求したいのであって、宣伝広報みたいな資本主義的な俗事にかかずらうのはいやなんですよ……

そんなの私の仕事じゃない!


まあ、みなさんのおおくはそう思っていることでしょう。

そもそも文学って別に他者の反応の過多を競うものでもないですしね?

己が信じる自己表現を追求すればよいので、そこに他人の存在など(本質的には)不要なのです。


でも、やっぱりちょっと会場で買って貰って、あわよくば感想もらえたりしたら嬉しくなったりしません?

資本主義的なつまらないことを言えば、売れてくれないと次の本が出しにくいとか……

(一次創作者でイベント出展を含む創作活動のすべての収支がプラマイで0以上になる方はすくないと思いますが、ブースが本で埋まって次の本が置けない、みたいな事情もあるでしょう)


ということで、まあ資本主義的な俗事にもちょっと付き合うことにして「その2」に続きます。

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