第10話 僕の中の何か
僕の中に何がが居ると言う事実に気がついたのはいつだったろうか?そいつは気がつけば最初からどんな時も僕の側にずっと居たし、僕はそれが当たり前だと思っていたんだけどアイツと喋っていると父様や母様が悲しそうな顔しているのが印象に残っている。
アイツといつから意思疎通が出来ていたかは覚えて居ないけど「え、やだウチの子天才なんだけど」てっ騒いでいたのは何となく記憶にある。許せない
お前僕に何かしたのかて聞いた事があるけどアイツは何でもはやってない出来る事だけて言って目を逸らして結局何をしたのかはまだ教えてくれない大人になったら教えてくれるらしい。ただアルティアは大きくなったら俺に一生足を向けて寝れねえなて笑ってた。許せない
いつだったかアイツはかなり焦りながら普通は僕みたいに変なのが中に居ることは無いんだと人間はいつだって1人だと教えられた僕は父様も母さんもエルザ達も居るから1人じゃないて答えたら、少しふざけたごめんなって言って僕の頭をガシガシ撫でてきたけど僕は少し痛くて振り解いたらそのまま小チョがされて凄くくすぐたくて少し泣いちゃった。なんか良い話ぽく聞こえるけどそんな事はなくて後から全部アイツのせいで色々おかしくなってみんな迷惑してたって気がついた絶対許せない。
ただアイツが居たから全然退屈しなかったし色々知らない事もいっぱい知れたから少しなら許してあげでもいい。でもアイツはいつもよく分からない事ばっかり言っているからもう少し僕にも分かるように喋って欲しいてお願いしたら「いいかアルティア考えるんじゃない感じるんだ」てまた僕には分からないことを言ってた
アイツは僕の知らないことをいっぱい知ってるし、夜寝てる時に寂しくなっても一緒に居てくれるし、僕が転んで痛くて泣きそうになっても気がつけば痛くなくなってる、僕が怒られそうな時もどうすればいいか教えれてくる。
僕がちゃんと考えて喋れるようになった時やっとアイツの名前を聞いたら、アイツは分からんて笑ってた。自分が誰なのか分からないわけないからまた内緒にされたと思って僕が怒ってたら分かんないからアルティアが好きに呼んでいいて言われたから僕はどうしようか凄く悩んじゃった。
父様、母様、エルザにフェリシア他にも一杯居るけどみんな違うから僕がう〜んう〜ん考えているとアイツはニコニコしながら僕の事を見ていた僕は絵本の中で見た知識の中で1番近いのは
これだと思ってアイツに
「お前は今日から僕の兄様だ!僕が弟ね僕が困ったら助けないとダメなんだからね!」
て答えたらゲラゲラ笑ってOKOKブラザー今日からお前が俺の弟だこれから長い付き合いになるがよろしくなって手を握ったあと頭を撫でてくれた、でもその後事あるごとに俺はおにちゃんだぞとか弟君おにいちゃんが恋しいのかなとかからかって来るようになったからなんだか恥ずかしくなってあんまり呼ぶのをやめちゃったけどアイツが僕を本当に兄弟と思ってくれてるのは何となくわかる。
ダブルキャスト転生先は中の人 鳴海歩夢 @ayumu1210
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