第9話 日本芸術院会員・宮中歌会始の召人に 👗への応援コメント
昭和のモダニズムを短歌で詠った歌人として有名な斎藤史さんのことをお恥ずかしながら今まで知りませんでした。波瀾万丈の人生の中で時代を鋭く見つめながら歌を詠み続けた意志の強さがよく伝わる作品群に心打たれました。
心つくしてうたを憎めよ その傷の痛みすなわち花となるまで
とても思慮深く痛みに対して敏感な感性で詠い続けた女性だったのですね。
作者からの返信
中澤京華さん、読みにくい作をご高覧くださってありがとうございます。
史さんの人となり&歌の真骨頂をご理解いただけてとてもうれしいです。
第10話 終章――ひたむきにひたくれなゐに 🌹への応援コメント
『生れ来てあまりきびしき世と思ふな 母が手に持つ花花を見よ』
俳句や短歌は感覚で読んで楽しむだけですが、この一首が胸にきました。
どんな時にも偽ることなく心の内を見つめるって、すごいことだなぁと思いました。
執筆お疲れさまでした。
読ませて頂きありがとうございました。
作者からの返信
幸まるさん、読みづらい拙稿のご通読をありがとうございます。
ご掲歌のことに「花花」、わたしも何度も目を往復させました。
苦しみが多い人生の、この上なく温かい標になってくれるかと。
第10話 終章――ひたむきにひたくれなゐに 🌹への応援コメント
歴史の表と裏や、人生の陽と陰を感じながら拝読しました。自分が今どんな面に置かれようがひたむきに生きるしかないんですよね。自分は短歌のことは素人ですが、端々にある刺すような鋭さがとても好きでした。
今回も貴重な物語をありがとうございました。
作者からの返信
柊圭介さん、硬いもののご高覧をありがとうございます。
史さんの歌を好きと言っていただいて、拙筆のご紹介の甲斐があります。
毀誉褒貶に弁解されなかった潔さを少しでも応援できたらうれしいです。
自分にはゼロからの創作より評伝めいた小説が向いているようですので。
第10話 終章――ひたむきにひたくれなゐに 🌹への応援コメント
死の側より照明せばことにかがやきて ひたくれなゐの生ならずやも
斎藤史氏の生涯を知った上でこの歌を読むと、より一層感慨深いです。
勉強になりました。ありがとうございます。
作者からの返信
時輪めぐるさん、ご通読をありがとうございます。
本当にすごい歌ですよね~、風格が匂い立ちます。
第8話 歌誌『原型』を創刊&家族の看護 🖊️への応援コメント
胸に迫る歌ばかりです。斎藤史氏とその歌をご紹介下さりありがとうございます。
作者からの返信
時輪めぐるさん、真摯なご高覧&ご鑑賞をありがとうございます。
本当は全作品を引用したいのですが、著作権に配慮しまして……。
第7話 長野県へ疎開&敗戦&天皇の人間宣言 🍎への応援コメント
この回は特にずっしりと読み応えがありました。
戦争に負けたことで自国の文化を自国民が否定する流れが怖いなと思いました。(なぜそうなるのかがちょっと不思議なんですが、どうしてでしょうか?)
挙げられた短歌がするどい刃のようです。
作者からの返信
柊圭介さん、きちきちに詰めこんだものをご高覧賜りましてありがとうございます。
そうですね、もともと強いものに迎合しやすい体質があるのでしょうか。
昨今の無関心を見てもそう思ったりしますが、自浄作用が働いたところはよかったかもしれません。
ただ臼井吉見さんが短詩型排斥の急先鋒のひとりで、ある本に「尻馬に乗りやすいタイプ」と書かれていたことには驚き、さもあらんとも思いました。
第4話 済南事件の責を負い父・瀏引退、史の結婚 👰への応援コメント
下の者に責任をなすりつけて知らんぷり。いつの時代もお上の体質は本当に卑怯ですね。
歯ぎしりするほどの悔しさを黙って押し殺すお父さんと、その姿を見る娘の思いが短歌にぎゅっと込められていてやるせないです。
作者からの返信
柊圭介さん、まったくおっしゃるとおりでして、むかしから現在に至るまで日本の(あるいは世界も?)歴史はそれの連続といっていいと思います。
史さんの短歌を高くご評価くださって本当にありがとうございます。
第1話 序章――ちゃぼと暮らす宮中歌会始の召人歌人 🐓への応援コメント
斉藤史さんについて存じあげませんで
調べてみました。
くるを様のお話から、明治生まれの女性なんではなかろうかと思っていましたら。
やはり。
祖母も明治生まれでしたが、そりぁ、芯の通ったところが(頑固?)ありましたので。
明治、大正、昭和を生き抜く女性は
昭和、平成、令和と生きる私とは
違うように感じています。
チャボが毎朝、ご挨拶に列をなして来られる。
さすがです。
こうして、くるを様から教えて頂けるのは
とても嬉しい☺️です。
ありがとうございます。
作者からの返信
菜の花のおしたしさん、こちらこそいつもありがとうございます。
いままでにお目にかかった先達のなかでも、齋藤史先生はトップクラスに大きなお人柄の方でした。あの瀟洒なお宅に鶏を入れて平然と暮らしている事実だけでもすごいです。
第1話 序章――ちゃぼと暮らす宮中歌会始の召人歌人 🐓への応援コメント
生みたて卵で朝ご飯。
そこじゃない?
毎朝、配下を引き連れて一列縦隊で挨拶にやって来る。
ナナに見せてあげたかった。
絶対に魅せられていたはず。
作者からの返信
オカン🐷さん、ですね~。(*^。^*)
ピュアな方たちにはピュアでお応えするはずです、ちゃぼ群団。
第1話 序章――ちゃぼと暮らす宮中歌会始の召人歌人 🐓への応援コメント
たいへんに貴重なお話をおうかがいできて、ありがたく思います。
また、その、とりさん、のおはなしも、想像してみるに、かなり感動的です。
🐔🐤🐥🐣...... . .
作者からの返信
やましん(テンパー)さん、さっそくのご高覧とご評価をどうもありがとうございます。
そうなんです、ふつうは鶏を家に上げませんが、大物はふつうではないんですよね~。
第10話 終章――ひたむきにひたくれなゐに 🌹への応援コメント
おいとまをいただきますと戸をしめて 出てゆくやうにゆかぬなり生は
過酷な状況でも生きなければならない境地を見事に詠っていると思いました。
作者からの返信
中澤京華さん、わたしもご掲歌に深く共鳴しました。
人生への冷徹&ユーモラスな観察眼、いいですよね。
齋藤史さんという稀有な歌人を愛してくださって、本当にうれしいです。
たくさんの星ともども、身に余るご高配をありがとうございます。