第6話

6日目


エスサウルトC1Kaiについて、チャーリとアリスが言い合いをしている、エスサウルトC1Kaiはパウエルだけを攻撃する武器としてアリスが開発した、仕様について意見がぶつかっているようだ、そんなときアリスは種族を教えてくれた


ドワーフは背が低く、力が強い、手先が器用であり、ドワーフ全員同じ背丈になる、クリオシティは少しだけ


エルフ、耳が横に長く、男性は身長2メートル、女性は1.5メートルと小柄である、魔力が強く、運動神経も良い、クリオシティを大量に持つ


ホビット、ドワーフと同様に背が低い、力はないが知能が高い、軽快に動くことができる、ずる賢い、クリオシティはそこそこある


ヒットビット、知能が高く、運動はエルフほどでないが、そこそこできる、バランス型だ、個性が強く多種多様、クリオシティも並である


ピッコリ、正義感が強く、誠実、ヒットビットのように多種多様であるが、亜種とされるクリオシティをもつ


この世界では5つの種族に別れているが、みな仲が良いみたいだ、しかし住む場所によって思考がことなり、国同士の戦争になっているようだ


アリスに言われカルドを確認すると、少しだけクリオシティが上がっていた、目に見えて増えるのは本当に楽しい


チャーリ、アリス、そしてぼくの3人でエスサウルトC1Kaiについて話すことになった


アルくん、君が考案したエスサウルトだが、命を奪わないことは分かる、しかしだ、その命を助けたため、君の大切な人を殺されたらどうする?


チャーリはぼくが回答できない質問をしてきた、そうだ、そんな回答はできないし、そうなったらぼくも人を殺すことを考えるだろう、けど、この考え方をしてしまうから、戦争がなくならないのだ、何かの利益のため、人が生きるため、次の生命につなげるために戦争をしているのだから


大切な人、大切な人を傷つけないための武器です


答えになっていないことは分かっていた、けど、いまはこれしか言えないし、この状況でチャーリを論破することなんてできない


そうか、アルくんは人を傷つけたくないのだね


予想外の言葉を聞いた、チャーリはぼくを試しているのか、知ろうとしているのか、分からなくなってきた、隣で聞いているアリスはちょっとビックリした顔をしていた


アルくん、これまでの過去のことを少し話しておこうと思うんだ、君には知ってほしいし、知らなければならない過去かもしれないしね、だから、明日、また3人で話をしよう


チャーリはそう言って、アリスと2人で部屋を出ていった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

転生先は魔法と戦争の世界でした 渡辺よしみ @reno2357

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ