地方から東京の大学に進学し、一人暮らしを始めたタカシ。しかし、理想とは違い、孤独感にも苛まれる彼の元に、大きな荷物が届く。上京した青年の等身大な生活と母の愛をストレートに描いた現代ドラマ短編。素朴な優しさが、寂しい心に染み渡っていきます。環境が大きく変わって、変わらなければいけないという強迫間に、身も心もすり減っていく様子が、よく伝わってきます。だからこそ、変わらないものの大切さが、改めて思い出されました。