きっと終わった頃にはみんな好きになってそう!

「ヴィクトル。優秀な魔法使いである君に、我が愛娘である第二王女サーラにかけられた呪いを解いてもらいたい」
「え、嫌です」

バッサリ断った魔法使いヴィクトルに、王様の膝に乗っていた子猫が爪攻撃を仕掛けた――。

なんやかんや、サーラ王女の「猫の」呪いを解く旅に出たヴィクトル。
王国一性悪だと言われるサーラ王女だが、実は素直になれず言葉選びを間違えた結果、様々な要因が重なって歪曲されており、根は繊細で真面目だった。
呪いを解くため、そして短所をなおすため、サーラ王女は勇気を出す。

ところが、彼女を呪っていたのは…

サーラ以外にも、自分の気持ちを持て余した人たちが、さまざまにやらかしている物語。自身を見つめる勇気の旅の行方やいかに?

その他のおすすめレビュー

肥前ロンズさんの他のおすすめレビュー2,931