彼ら母子に何があったのかは想像するしかないのですが、それでも薄ら寒さを抱く文章でした。彼女も交えたこの歪な三角関係のその後も考えると、よりぞっとします。
母と「ぼく」はお互いに無関心と言っていましたが、それでも影響は強く受け合っているのだと感じます。切っても切れない関係、「光と影」とは的を得た表現ですね。
一番最後の一文がとても悲しく、やりきれない気持ちになりました。「輝く母」はどこまでも「ぼく」にとって付き纏うものだと、やりきれなく思いましたした。
最後に遅くなりましたが、自主企画への参加、ありがとうございました!
作者からの返信
純粋な善や好意が必ずしもハッピーエンドにつながるとは限らないし、むしろ災いを招いてしまうこともありますからね……。
いろいろと深く感じとってくださってうれしいです。レビューもありがとうございます(*´∇`*)
こちらこそ、毎月の企画運営をありがとうございます。
ひさしぶりの参加でしたが、今年はまたもうすこし参加できたらなと思ってます(*´ω`*)
うわぁ。これはすごい。正しさの毒って確かにありますよね。しかし彼女さんから見たら、つい口出したくなるくらい、ものすご〜く歪んだ母子関係だったのかもしれません。これを機に主人公が母親の影から抜け出せたとしたら、毒も薬ってことになるんでしょうか。ドキッと考えさせられる、すばらしい短編でした。
作者からの返信
えへへ〜。ありがとうございます₍₍ ◝(*°꒳°)◜ ₎₎
まっとうな家庭でまっとうに育ってきた彼女から見たらあまりにも不健全で黙っていられなかったんでしょうね。彼との将来を考えたら彼女も無関係ではないですし。
問題は彼が本音の部分でそれを望んでいるかどうかで、彼女にはそこが見えていなかった。
彼にとって影から抜けるということは、イコール親子の縁を完全に切るということかなと思うので、それはそれでまた大変そうです(›´꒳`‹ )
血の繋がった親子なのだから、話せばきっとわかり合える。それが本当だったら、どれだけ良かったか。
そうでない親子、家族は普通にいるのですよね。それを認めてもらえないのも、苦しいです。
恨むのも憎むのも、おかしなことではありません。
ただそんな関係になってしまったのが、残念でなりません。
作者からの返信
たとえ家族であってもどうしようもなく相性が悪いということもあるし、それぞれに適切な距離感というものがあって、そこに他者が無闇に口をだせばかえってこじらせてしまうこともあるんですよね( ´・⩊・` )
表面的にでも平穏をたもっていた関係性にヒビがはいってしまって、ハッピーエンドは望めなさそうです。
憎いと感じたことがよいのか悪いのか
どうでもよいのか。
女性とお付き合いとなれば
お母さんが人生に関わってきてしまうし
ひとりでいきてゆくのがよいのでしょうね。
生きろ。糸井重里。
作者からの返信
互いの生活に無関心なので、結婚してもたぶん嫁姑問題は起こらないという、嫁にとってはけっこうなメリットがありそうですのに。もったいない(๑¯ω¯๑)笑
あっちもこっちも、いっぱいレビューをありがとうございます₍₍ ◝(*°꒳°)◜ ₎₎