第3話 成れ果て狼

この世界には魔王のせいで成る病が多いのです。

姫が人魚にされたように狼人間に変えられてしまった一族もあります。


そんな1匹の狼の少年は小さな小さな姫に恋をしました。


けれど狼である見た目、長い爪、鋭い牙、決して友好的とは良いとは言えない一族。


そんなこともつゆ知らずに姫は魔法使いに花をわたすのですから、狼も浮かばれません。


話しかけたい…。もっと近くで姫を見たい。

むしろ僕が姫にお花を渡せたらなんて…。


そんなことを考える狼少年なのでした。


魔法使いと姫はいつ彼に

気づいてくれるのでしょうか。


──────

姫はこんなにも小さいまま大きくなる方法を

魔法使い訪ねます。


魔法使いはアカアサキノコを探してみようとなにか心当たりがある様子。


ここで狼少年よろこんで、2人よりも先にアカアサキノコを探しに森を駆けてゆくのでした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

人魚にされた姫のお話 星 恵《ほしめぐま》 @wataamedokusen

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る