3-2 歴史と人生、物語の分水嶺

 魔法の適正はその人が持つ生まれつきの気質と関係している。ゲーム本編では詳細な説明がなかったものの、ファンブックでは各属性に象徴されるパーソナリティが紹介されていた。その情報を基に、ファンはゲーム内で設定されている属性の得手不得手から「このキャラは実は○○な面があるんだ」「確かにあのイベントではそうだったかも……!」などと考察して盛り上がっていた。たとえば、氷の魔法が得意な人は「意思の強さ」や「誠実性」が際立った性格の持ち主だ。「冷静さ」や「忠誠心」ではないところがポイントだと思う。ロゼリジュのヴィルヘルム・フォン・アルヴァルディは見るからにクール系真面目キャラっぽいのに、時には女王の意思に背いてでも自分の意見を貫き通す人だ。女王が道を違えれば命令には従わないし、逆に正しいことをしたなら、周囲に誰も味方が居なくても支えようとする。どこまでも合理的な判断力を以って、なんとしてでも目的を果たそうとする信念を持つキャラクターだ。

 アルくんは、物心が付く前のほんの幼い時分に、氷柱に胸を貫かれたそうだ。中庭で遊んでいたときに、軒下を通って、ちょうど偶然落ちてきた。一緒に居た彼のお兄様が魔法で傷を塞いでくれたので、命に別状はなかったという。けれど、魔力を使い果たしてしまったお兄様はそれ以降水の魔法が使えなくなってしまった。

「記憶はないけど、多分、あの時俺は一度死んだ」

 この世界の人間なら、誰にでも魔法が使える。その数少ない例外が、自分の限界を超えた規模の魔法を無理に使ったあとの代償だ。人間は、神に定められた才能以上の奇跡を願うと、たった一度の奇跡と引き換えに、もう二度とその力を貸してくださった神様とは繋がれない。神との縁を断ち切られた者は、無知で弁えのない背教者だと差別されることもないわけではない。

 私の推し、水の代行者ロイスは代行者に選ばれる前から治癒の魔法が大の得意だった。教会では大人顔負けの魔法の腕で、怪我人や病人を助ける日々を送っていた。代行者として戦場に赴くと、教会で手当てをしていた傷病人とは比べ物にならないほど重い傷を負った戦傷病者を目の当たりにする。彼は全ての人を救おうと手を尽くした。もう心臓が止まってしまった人から止めどなく流れ出る血液さえも必死に止めようとした。魔力の使い過ぎで発熱し、気絶してしまったので限界を超えることはなかったけれど、ロイスは死者の蘇生を本気で実現しようとしていた。蘇生術は、人間には不可能な神の領域だ。ゲームシステム上でも、戦場でキャラクターの体力がゼロになると、そのキャラは死亡扱いになる。救いたければ過去に戻ってやり直すしかない。

 ロイスが初めて自分の意思で魔法を使ったきっかけは、怪我をして冷たくなっていた小鳥の傷を癒すためだった。そのとき、心臓が止まっていたはずの小鳥は息を吹き返した。彼がすでに事切れていた戦士の治療に執着した理由は、小鳥に与えられた奇跡が、別の人にも与えられないのは不公平だと嘆いたからだ。その後、彼は「幼い頃に小鳥を助けられたのは、死んでしまったものは二度と生き返らないと知らなかったからだ。だから純粋な気持ちで、叶うと信じて祈れたんだ」と悟り、代行者となった今よりも、何も知らなかった幼い頃の方が神の近くにいたことを理解する。そして、手の届かない奇跡の力に固執するのではく、今の自分に与えられた力でより多くの人を救うことを決意する。ロゼリジュはこのイベントが序盤に発生するゲームだ。ビジュアルはとても華やかなのにテキストでシビアさを見せつけてくる。でも、私はこのイベントでロイくんの純真だけではない高い志に触れて彼が大好きになった。

「俺は特に負い目とかは感じてないよ。逆の立場だったら同じことをするだろうしね。向こうも大して気にしてないから、兄弟仲は心配しなくていい」

 水の魔法の適正は「優しさ」と「公平性」に関係がある。「水の神に近づきすぎた」お兄様は、本当に優しい人なのだろう。自分がどんな人間か、という質問には「人によるだろうし」と言って明言を避けた彼が、はっきりと言い切ったのにも頷ける。

 ユミルから見て南東の国、パドオーシュタウから面会の一週間前に手紙が届いた。差出人はノルベルト・フォン・アルヴァルディ、アルくんのお兄様だ。外務局に勤める外交官である彼は、仕事の都合でなかなか帰省が叶わず、顔合わせを遅れさせてしまったこと、今回の婚約について、宮廷に勤めながら情報を得られず、事前に連絡ができなかったことへの丁寧なお詫びの文面を綴った。外交官として活躍されているのは素晴らしいことだし、内務官僚のフォイエルバッハ伯も婚約については寝耳に水だったのだから、謝罪をいただくわけにはいかない。返事の手紙は失礼のない文章になっているか不安だったので、レディズ・コンパニオン(裕福な家庭の女性の話し相手になったり、外出の付き添いを務めたりする、雇い主と同じか少し下の身分の教養ある女性。白薔薇城にはユリウス様の妹婿の姉妹がいる)に目を通してもらった。

 しんしんと雪の降る昼下がり、約束の時間ぴったりに応接室のドアが叩かれた。三回のノックは家主やその家族、あるいは親しい間柄の人物が入室時に使う合図だ。返事をすると、侍従がドアを開いた。

 古典的な黒いフロックコートのセットアップを見て、この家の人だな、と思った。コートの下には深い青のベスト、ウィングカラーのシャツ、ストールタイプのアスコットタイ。自らの領分を守り、必要なことだけを語る衣装だった。

「アルヴァルディ候アルブレヒトの兄、ノルベルト・フォン・アルヴァルディと申します。初めまして、レディ・ロゼッタ」

 青年はグレーの手袋をコートの背面のタックに隠されたポケットに滑り込ませると、露わになった右手を差し出してきた。まっすぐに見つめられて目が合っても、緊張は感じなかった。彼は眠りに落ちる寸前で時を止めたように瞼を僅かに下ろして、口元の力を解き、微睡むような微笑を浮かべている。灰混じりの柔らかな黒の大きな瞳が幼げで中性的な印象だ。しかし、この城の長兄に間違いないと思わせる確かさを漂わせていた。柔らかな声の奥には芯があり、言葉がはっきりと耳に残る。

「フォイエルバッハ伯爵家のロゼッタ・フォン・フォイエルバッハと申します。ロード・アルヴァルディ、お会いできて光栄です」

 握手に応じると、ごく軽い力で触れられた。昔、ナースメイドの制止も振り切って、雪と同じ温度になっていく弟を助けた手は、指が細長く乾いた感触をしていた。自分の意思で魔法が使える年齢の貴族の令息なら、限度を超えればどうなるか必ず教わっていたはずだ。アルくんの「向こうも大して気にしてない」という言葉もきっと本当なのだろう。

 立ち上がって対面すると、サックスブルーのネクタイに薄くペイズリー柄が入っているのが目に入った。ペイズリー柄はイランやインドを発祥に、イギリスのペイズリー市で量産されるようになったことが由来の名称だけど、ロゼリジュのゲーム内テキストでも「ペイズリー柄のネクタイ」などと表記されていた。こちらの世界にも同じ名前の町があるのかもしれない。他にも、前世の記憶にある固有名詞を名前の由来にした服飾用語が、こちらでも同じ名前であるパターンは往々にしてある。メジャーな衣服や模様は大概、現実に即した用語で統一されていた。

 この世界でのペイズリー柄はパドオーシュタウが発祥だ。アルヴァルディ卿は出張先からご自宅のある王都を経由せず、そのまま白薔薇城に帰着された。それを考えると、ダークトーンに華を添えるネクタイは、訪問先への敬意も表していたのだと推察できた。ベストの紫がかった青も、パドオーシュタウで好まれるモチーフである紫紺の蓮を連想させる。様々な国で挨拶として広く扱われる握手に慣れていそうなところも外交官らしい。

「お勤めが終わったばかりで、お疲れではありませんか?」

「空路だと、移動時間は馬車で王都に戻るのと変わらないくらいなんですよ。お気遣いいただきありがとうございます」

 アルヴァルディの令息らしく、彼も龍の乗り手のようだ。背丈は父や弟よりも少し低く、文官らしい細身の体格に見えるけれど、「空路」には慣れているのだろう。アルくんも龍で移動することをそう表現していたのを思い出した。柔和な声色に硬めの言葉選びが混ざっているところに、ちょっと微笑ましい気持ちになる。「兄弟仲は心配しなくていい」というだけある。この城の兄妹は本当に仲が良さそうだ。

「私は帰省の理由をいただけて助かりましたが、貴方はこちらにいらしてから、何かお困りのことはありませんか? 王都の生活とは異なる慣習も多いでしょう」

 応接室の内装はこの城には珍しく、純王国風に統一されている。私たちは向かい合って、彫刻の施されたフレームにベロア生地が敷かれたソファーへ腰を下ろした。気遣わしげな表情を浮かべた彼の姿は、服装や背景も相まって王子様を思わせる。ロゼリジュの「王子様」もお兄さんキャラだった影響もあって、そう感じたのかもしれない。

 王女カレンの不在のあいだ、王位を預かっていたツヴァイク公の長男、エアネスト。王家の血を引く公爵家の令息であり、混乱する国に希望の灯を示し続けた光の代行者だ。彼は突然女王として国を指揮する立場に置かれたカレン女王の身を案じ、どんなときも明るく背中を押してくれる。出会ってすぐに「君を実の妹のように思っている」と好意的に接してくれるので、友好関係にはなりやすいものの、なかなか恋愛には発展しにくいキャラクターだった。

「皆さん親切にしてくださいますし、私は不自由なく過ごさせていただいています。色々と至らない点がありご迷惑をおかけしているとは思いますが……」

 ここでの生活は確かに王都とは全く異なる。城壁の内側を列車が走り回り、上空には龍が群飛している。まだ十一月なのに真冬のように寒く、雪はどんどん積もっていく。しかし自分でも不思議なほど、それらを不自由と感じたことはなかった。様々な人や物が行き交うこの領地は、ユミルの歴史の最先端だ。魔獣の死体が散乱し、荒廃していた北の果ての目まぐるしい変化を目撃できて幸運だったとさえ思う。

 問題は、私の方だ。アルくんは私に余計な期待をしていないから、何も言わない。ご家族もお優しくて寛大だ。私が迷惑をかけても、それを教えてはくれないのだろう。だから、皆さんが口に出さないだけで、本当は何か改めるべき点があるのではないか、と考えてしまう。いつも、ではないけれど、ときどき心配になる。

 アルヴァルディ卿は静かに目を伏せた。似た仕草だな、と思った。シキナ様(ルビ=母)やアルくん(ルビ=弟)、と同じ、言葉の力を信じる人に特有の考え込む表情。

「貴方はこの土地のことをよく知ろうとしてくれる人だ、とアルブレヒトから聞きました。弟はあまり他人の話をしたがる性格ではないんです。敢えて手紙にそう書いたということは、貴方がこの土地に理解を示してくれることへの感謝が少なからずあるのだと思います」

 彼は理性的な声音で述べた。慰めや同情などの感情が介する隙を与えさせない、毅然とした論調だった。固い意思を柔らかい表情で包んで、言葉を発する。

 あの極端に無口と饒舌の差が激しい青年が、私について言及をするとは思わなかった。感謝されるようなことはできていないけれど、疎まれていないのならよかった。

「……初めて会った日に、アルブレヒト様は、私の話を真剣に聞いてくださいました。私はなんというか荒唐無稽な、理解に苦しむような話をしてしまったのですが……彼が私に向き合ってくれた分と同じだけ、彼にとって大事なものを理解する努力はしたいと思っています。婚約者としてお役には立てなかったとしても、それは私の務めですし」

 誰とも結婚する気が無い、と言っていた彼にとっては、王都から来た婚約者は邪魔なだけかもしれない。それでも私の方では嫌いではないのだし、貰ったものは返したいと思う。

「純粋に、知りたいと思っています。彼は、優しい人ですから」

 刷り込み、みたいなものだろうか。初めて自分の秘密を打ち明けて、受け入れてくれた人だから。彼が背負うものも教えてほしくなった。

「アルブレヒトは優しい。そして、臆病な人間です。大事なものが傷つくことを酷く恐れる。だからこそ安易に人を自分の内側に立ち入らせないし、信用させないように振る舞います。不意に人を裏切ることが怖いんです」

 視線を上げると、アルヴァルディ卿はティーカップに指を絡めて遠くを見つめるような目をしていた。その表情は十代の青年には不相応に大人びて見えた。

「よければ、彼と話をしてください。婚約者である貴方にはその権利がある。厄介事に巻き込まないための隠し事や、遠ざけるための皮肉も織り交ぜてきますが、側に居る時間に比例して嘘が下手になっていきますから。僕は他人に信じられることもそう悪くはないと思うんです」

 少しならその臆病さに思い当たる節があった。私が泣いてしまいそうになったとき、焦ったように早口になったり、ミカグラの民の失われた文書の話を切り出すときは言いにくそうにしていたり、彼は他人の感情の機微に決して無頓着ではない。話の終わりに付け加える露悪的な言葉も、先回りして境界線を引いているようにも思える。

 でも、もう手遅れだ。「私、もう勝手に信用しきっていました」「そう、弟は自分と同じくらい、他人の警戒心を強く見積もっている」すでに優しい人だと思い込んでしまったから、ひどい目に遭うまで認識が改まりそうにない。

 勝手に信用して、話を続けていれば、いつかは彼も同じものを返してくれるだろうか。一方的に背負うだけの信用は確かに重いものだろう。領主として生きる彼にはそういう責任が付き纏う。ただ、私は彼の守るべき領民でもなく、大切な家族でもない。元は赤の他人だからこそ普通に、偶然巡り合った人同士で仲良くなれたらと思う。それで何かできるわけではないんだけど。

「試しに兄らしいことを言ってみましたが、年下の義兄とは難しいものですね」

 瞬きを一つすると、アルヴァルディ卿は人が変わったように少年らしい笑い方をした。困ったように眉尻を下げ、頬を緩める。彼は私の一つ年下だったな、と思い出す。学院ですれ違ったこともあるかもしれないけれど、他学年の、それも男子との交流の機会は少なかった。私が社交場から避けていたせいもあって、婚約が決まるまで彼ら兄弟については何も知らなかった。

「あの、どうぞ年齢のことはお気兼ねなく。お恥ずかしながら私は家の外を知らない未熟者ですので」

 王国貴族のあいだでは「家の外を知らない」というと、これまでに婚約者や親しい異性の友人がいなかったことを指す。子供のうちから広い交友関係を築くことを尊ぶ中央貴族にとっては、やや後ろ向きのニュアンスの言葉だ。貴族の価値観はともかくとしても、彼は私よりもずっと落ち着いているので、婚約者の兄として接してほしい。

「では、半分は兄らしくしておきますね。まともな貴族のふりをするよりは得意なんです」

 ユミル貴族の令息は長男を爵位号に「卿(ルビ=ロード)」、次男以下を名前に卿を付けて呼ぶ。長男が爵位を継ぐことを前提とした区別だ。弟が爵位を継いだのに「卿」というのも変ですから、と彼が言うので、名前で呼ぶことになった。距離の詰め方の上手い人だ。肋骨の隙間からしなやかに手が差し込まれて、いつの間にか心臓に触れられているみたいだ。

「一応、中央貴族らしく手順を踏んで面会を申し込んだのですが、実際はお土産を渡しに来ただけなんですよ」

 そう言うと、背後に控えていた侍従に声をかけた。侍従は入室時から手にしていた包みを広げて私の膝の上に差し出した。長辺で折り畳まれた薔薇のプリントの薄い生地。白の布地に浅葱色の柄が入っている。

「リシ更紗ですね!」

 パドオーシュタウ西部の町、リシ。薔薇の栽培と香料で有名なその町で作られたユミル風の更紗が時の王妃の目に留まり、リシ更紗として一躍有名になったという。特徴は明るめのニュアンスカラーの二色使いと、パドオーシュタウの伝統からは外れた王国趣味のデザイン。早い話がこの世界でのトワル・ド・ジュイだ。

 トワル・ド・ジュイは、十八世紀のフランスでインド更紗の輸入が禁止された反動から生まれた。こちらでは更紗の輸入制限が無かったので、原産国であるパドオーシュタウで外国向けに独自に変化した更紗が生まれたのだろう。パドオーシュタウは交易が盛んな国と聞く。交易国で売れる商品の開発には熱が注がれるはずだ。実際、リシ更紗はユミルの女性に人気がある。薔薇を始めとしてユミルで好まれるモチーフを抑えていることに加えて、木綿の質の良さと重ね着に相性の良い穏やかな色味が支持される理由だ。さらには一つの町で作られているブランドものであるため、あまり数が出回らない。その希少性も人を惹きつける魅力の一つだろう。私も端切れしか持っていない。値段はそれほどしないのに、とにかく市場に出回らないのだ。

「あっ、すみません……いただいてもいいんですか?」

「ええ、勿論」

 思わず歓声を上げてしまった。恥ずかしい。本当にどっちが年上か分からない。

「私、ディアナ様に夏用のドレスを贈る約束をしていたんです。軽くて上品で華があって、その生地にぴったりです。ありがとうございます」

 胸の下で切り替えがあって、裾がすっきりと落ちるワンピースドレスはどうだろう。首回りのディティールはいくら盛ってもいいと思う。フリルのプラストロンにボウタイ、パフスリーブ、またはラッフルスリーブ。肩空きにしてレースで埋めてもいい。ディアナ様はお顔立ちが華やかだから、多少装飾が多くても釣り合いが取れる。柄物の生地一枚で仕立てるなら、なおさら一つ一つの襞の存在感は薄れるので色々やっても大丈夫なはずだ。

 綺麗な人の衣装を考えるのは楽しい。元々、他の人に贈る目的で服を作るのが好きだった。ロゼリジュの衣装もコスプレイヤーさんに頼まれてどんどん作るようになって、渡したものが綺麗な写真の一部になるのが嬉しかった。

 綺麗なものは相応しい場所にあってほしいし、服も着られるべき人の手に渡ってほしい。少なくとも、私が作ったものに関しては。好きなものほど手元に置いておくのが惜しくなる。

「そうでしたか。やはり、兄妹で考えることは同じですね」

 後に続く言葉を聞いて、この人はひどく隙がないな、と思った。弟君とは対照的に、嫌味のない口説き文句が上手すぎる。ゲームだと、こういうキャラにかぎって難攻不落だったりする。とても親切なのに心の裏を見せてくれないタイプ。

「瀧国の一部の地域では、冬場に夏の着物を贈る風習があります。夏まで側に居てください、という意味です」

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