狂人と犯罪者と精神異常者をぶち込んだ町

@yukkurilie

第1話「申年―――――――――」

「申年ーーーーーーーーーー。」

「うるっせぇんだよクソがーーーーー。」

「これでもくらってろー。」

そういって私は黒い何かをぶん投げる。

全身が黒く光っている。

全世界のお母さんが見たら発狂して56しにかかる台所の悪魔。

今私が投げつけたのはその台所の悪魔。

...に似せたスタンガンだ

「あばばばばばばばばばば」

「あばばばばばばばばばば」

「あばばばばばばばばばば」

「あばばばばばばばばばば」

「どうだ!私の最高傑作は!」

ぱっと見ただのGにしか見えないため、スタンガンだと気づいても

触りたくない。

しかもGの足には触れたものをつかむようにしているため、外すには

肉ごとひちぎらないといけないというクソ仕様。

うん。自分で作っといてなんだが私の頭おかしいんじゃないだろうか。

このスタンガンを作るためにGを解剖したり、Gの感触を出すため素手で撫でまわしたり、そのせいで毎日夢の中でGが出てきたり、あれ?なんで私はこんなことをしてるんだっけ?

「あばばばばばばばばばば。」

「まだ気絶してなかったのか。」

 



~~~~西暦2XYZ年~~~~

「総理、過労で人が次々と病院に運び込まれています。」

「...何人逝った?」

「4219人です。」

「多いな!しかも不吉な数だし。」

「いや、何をどうしたらそんな過労でぶっ倒れるんだ」

「各地で起こった問題の処理が追い付かず、一日23.9時間働いてもらってたらこうなりました」

「もう少し休ませろ!せめて一時間とか」

「というか労働基準法はどこ行った!」

「燃やしました。」

「燃やすな!」

「文句言わないでくださいよ。」

「そりゃあ文句も言うだろ!?」

「なんだよ労働基準法燃やしたって。なんだ?国中の六法全書でも燃やしたのか。」

「いえ、概念を。」

「何をどうやったら概念を燃やせるんだ!」

「まあそんなどうでもいいことは置いといて。」

「置くな。持ってこい!」

「エベレストの頂上に置いてきたんで無理ですね。」

「それで本題なんですけど。このままだと日本終わります。」

「流石に滅びはしないだろう。精々屋台骨が複雑骨折するくらいだ。」

「重症じゃないですかやだー」

「どっちみち瀕死の重傷か死ぬかの二択です。」

「そこでいい提案を持って来たんですけど、これをどうぞ。」

「やべー奴ら集めて町にぶち込む計画?」

「ふざけてるのか!」

「ふざけてなんかないですよ。」

「文句は全部読んでからいってください。」

「...アアタシカニコレナライケルナァ?」

「でしょう。全部私に任せてください。」



~~~~主人公視点~~~~

「むぐっ」

「捕まえたぞ!」

「早く乗せろ」

なんか誘拐されてるんだけど?

私ただスタンガンが好きな一般人なのに

確かに池の生物絶滅させたり環境破壊したけど...

あっこれが原因だh

「ぐすう」



~~~~一週間前~~~~

なんかもらった家で寝ていると

「申年―――――――」

「うるせぇ!」

~~~~六日前~~~~

「申年―――――――」

「うるせぇ!」

~~~~五日前~~~~

「申年―――――――」

「うるせぇ!」

~~~~四日前~~~~

「申年―――――――」

「殺す」


~~~~そして現在へ~~~~

「あいつ殺すためだったわ」

とどめさすか

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