「わからないことがあったら、何でも質問してくれ」

「わからないことは何でも質問してくれ」


と言われても、わからないことがわからないときはどうすればいいのだろう。



それは僕にとって中学生の時からの今までの課題であり、社会人一年目の大問だと思う。



生意気なことを言ってしまうと、わからないことがわかっているのなら、自分で調べてしまえば早く理解できる。



例えば一般的な知識のことであれば、ネットで調べるという手があるし、仕事のことであればマニュアルなどを読めばいい。



単純な話だ。

単純な話のはずなんだ。



だけど、心の中に靄がかかる。

本当は別の意図があるのではないかと。最近、社会人になって何回も言われるようになって、思うようになった。



例えばコミュニケーションを取るためだ。

改めて考えることなく、わかるべきだった。当然だろう。

新人が何をしたらいいかわからないように、先輩や上司は何から教えればわからないのだ。

 


みんな何かの新人で、何もわからない道を進んでいるのだ。

だから、何度も何度もわからないことを聞いてくる先輩や上司に質問すると喜んでくれるのだろう。



多少上から目線かもしれないが、そういう心持ちで過ごした方が気が楽だ。

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ダメ人間の社会人日記 鈴ノ本 正秋 @_masaaki_

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