泥の中

こまの

泥の中

 松葉という男と学校から帰宅する最中のこと、見知らぬ女性に声をかけられた。

「ここらへんで、本を見かけませんでしたか」

 本というのは道端でそうそう見つけるものではない。本屋を探しているならともかく、この女性は下ばかり見て、落とし物を探している素振りだったので、我々は素直に首を横に振った。

 女性はそうですかと肩を落とし、ひどく困った顔をする。女子大生くらいの年齢の彼女は、黒いぴったりとしたスカートと少し大きめの薄い緑のカーディガンを着ていた。格好は地味だったが、顔は整っており、クラスのどの女子より綺麗だった。少し太い眉がハの字に歪んでいる様は、通りすがっただけの僕にもなんだか可愛そうだなと思わせるに足る十分な悲壮感があった。

「そうですか……突然話しかけてごめんなさい。ありがとうございました」

 学生服を着ている僕らの方が年下なのは明白だろうに、彼女は丁寧に頭を下げた。整えられた腰ほどまでの暗めのブロンドヘアが、揺れ動いていい匂いがした。

「えっと、どんな本ですか?」

 僕は思わず彼女にそう聞いていた。かわいそうで、放っておけなかったからだ。

「ほら、その。見つけたら、交番に届けることもできますしね」

 言い訳するように言葉を付け足す。

 隣で突っ立って会話を聞いていただけの松葉が、胡乱げにこちらを見るのが気配でわかる。

「いいんですか? ありがとうございます」

 彼女はぱっと顔を上げて、こちらを見る。顔をほころばせ、嬉しそうに胸の前で手を組んだ。

「『泥中奇聞』という本です」

「でいちゅう、きぶん?」

 聞いたことのない本だった。電柱気分ってこと? と首をひねる。意外にも反応を示したのは松葉だった。

「泥中奇聞。……本物の泥中奇聞ですか?」

 火を焚いているところに蛾が飛び込んできたのを嘲るような嫌な笑みを浮かべている。嫌な気配を感じて、このまま家に帰ろうかなと思ったが、自分から話を広げてしまった手前、逃げづらい。

「知っているのか」

 と苦渋の思いで松葉に聞くと、奴は機嫌が良さそうに鼻を鳴らす。危険な兆しだ。松葉とは中学生の時から親交があるが、奴の機嫌が良いときは、ろくな目に合わない。

 そう警戒する僕を気にもとめず、(おそらくわざと無視をして)松葉は説明する。

「千年ほど前の巷談をまとめた本なんだが、それが泥の中で起きたこと、もしくは、泥の中から出てきた不可思議な生き物から聞いた話としてまとめられているらしい」

「らしい……って読んだことないってこと?」

「現代では見つかってないとされているからな。同じ時代に書かれた手記などにタイトルと漠然とした内容が書いてあるばかりだぜ」

 なるほど。それで最初に本物かどうか聞いていたのか。これでようやく、やけに松葉の機嫌が良い理由がわかった。この松葉という男はとにかく不可思議な現象や生き物が大好きで、突っ込まなくてもいい首をずぼずぼと四方八方に突っ込む問題児なのだ。泥の中を描く奇聞。前々から興味があったのだろう。今はもう無いとされているその本が、存在するのではないかとちらつかされれば、年中無休で陰気な松葉と言えどご機嫌になるのだろう。しかし、逆説的にそんな松葉が興味を持っている本。本当に嫌な予感がしてきた。

「よく、ご存知ですね」

 突然べらべら喋りだした松葉に言葉を失っていたように見えた彼女は、松葉がその『泥中奇聞』という本を知っていたことに驚いていたようだ。

「で、存在してたんですか? 『泥中奇聞』」 

 松葉が、彼女の顔を覗き込むようにたずねる。返答次第では、自分のいいように事を運ぼうと狙う目である。女性は、そんな視線を微笑み一つでうけて、気負うこともなく「はい」と返した。

「はい。存在していたんです。私の知人が所有していて。まあ、真偽はまだわからないんですがね。これから、大学の先生に見せようと思っていたところでした。しかし、ふと確認すると消えていたんです」

 再び彼女は、困ったような顔になった。困った、というよりも悲痛なと言った方が正しいかもしれない。眉を寄せ、重大な罪を犯してしまったような顔をしている。松葉も「はあ?」と尻上がりの大きい怒声をあげて、舌打ちをした。この男の態度の悪さはどうにかならないのだろうか。

「なあ、そんな声出すなよ。探せば出てくるだろ。なにもキーホルダーとか小さい物を落としたわけじゃないんだし。本ならだれか届けてくれるよ。それに千年前の本なんだろ? 見るからに貴重そうだし、きっと見つけた人も交番に届けてくれるよ。……まあ、最悪フリマアプリとかに流れているかもしれないけどさ」

 僕がそうとりなすと、松葉は馬鹿がのんきそうになんか言っているという目で見てくる。無視して、女性の方に向き直る。

「ええと、お姉さん。本の特徴を教えてください。一緒に探しますよ」

 正直一緒に探す義理などないが、ここまできてこの女性と松葉を残して、一人すごすごと帰るのは非常に忍びない。最悪、松葉がなんだかんだと詭弁を弄し、見つかるまで不眠不休でこの女性に本を探させそうだ。

「ありがとうございます。いいんですか」

「どうせ、暇ですしね」

 いったん今日、課題として出された英語と数学のことは忘れて返答する。彼女は申し訳なさそうに一礼した後、微笑む。

「冨和田と申します。すみません。見ず知らずの方にお手数かけてしまって」

「いえいえ、いいんですよ。えっと、鴨鹿です。こっちが松葉」

 松葉は名乗るつもりがなかったのか、指さすとじろりとこちらをにらんできた。ただ、それ以上は何も言わなかったので別にどうでもいい。

「それで、本なんですけど、紺色ですね。和綴じになっていて、劣化が進んでいます。どうやって保存しようか迷って、とりあえず透明な口を閉じれるタイプの保存袋に入れてました」

「へえ。それをここらへんで取り出したんですか?」

「いえ、それが。私はその本を持って、家から大学に向かっていたのですが、一度も本をカバンから取り出していないんです」

 冨和田さんは真剣な表情で言った。あまりに真剣な表情で言うものだから、一瞬なるほどとうなずいてしまいそうになったが、それはおかしい。

「じゃあ、家にあるんじゃないですか? そもそも入れたと思って、入れてなかったとか」

「それが、念のため自宅も調べてはいたのですが、見つからなくて。それに、カバンから取り出してはいないのですが、ここらへんでカバンを開けて中に本がきちんと入っているか確認はしたんです。私普段から忘れ物が多いので、ちょっと心配になって……」

「ほお」

「そして、その時はあったわけだ」

 進まない話にイライラしてきたのか松葉も、相槌を打つ。

「はい。確かに保存袋を見て、安心して大学に向かったんです。でも、大学で教授の部屋を訪ねる前にもう一度確認したら、なくて……」

「いったん、カバンの中全部見せてもらっていいですか?」

 松葉が、不機嫌そうに言う。冨和田さんは、戸惑ったようにきょろきょろとあたりを見回した。

「え、ここでですか?」

 細かい物も入っているので、どこか落ち着けられる場所が……と小さい声で付け足す。

「この辺に公園とかあったけ?」

「遠いな」

 僕と松葉はどこか腰を落ち着けられるところはなかったかと考えるが、住宅地近くのこの場所では少し難しいものがある。

「あの。もしよければ、うちの家の玄関まで来ていただけないでしょうか?」

 冨和田さんが申し訳なさそうに言った。


 *


 冨和田さんがいいなら別に、という話でまとまり、僕らは冨和田さんの家にお邪魔することになった。

 冨和田さんが家を出て、荷物を確認したあたりに僕らはいたわけなので、当然と言えば当然のように歩いてすぐの距離に冨和田さんの家はあった。冨和田さんは実家暮らしらしく、普通のきれいな一軒家だった。ご両親は仕事でまだ帰ってこないとのことで、僕らは誰もいない家の玄関先にお邪魔して、冨和田さんのカバンの中を検めさせてもらった。

 冨和田さんは中に入りますか? と一応声をかけてくれたが、見ず知らずの人の家に上がり込むのはさすがにという気持ちで、辞退した。

 カバンの中のものを一つ一つ取り出して上がり框に並べていく。筆記用具やペットボトルの飲み物、財布、携帯端末、電車の定期券、化粧品ポーチ、大学の授業で使うらしい資料が入った不透明なファイルなど、そのほか細々したものは見つかったが、やはり本は見つからない。

「ないね」

「ないな」

 松葉と顔を見合わせる。冨和田さんは所在なさげに縮こまっていた。年上の女性、しかも美人がここまでしょんぼりしているというのは、かわいそうなものがある。

 せめてもと、冨和田さんが家の奥からお茶を持ってきてくれて、飲んでくださいと靴箱の上に置いてくれる。

 「すみません。やっぱりないですよね……」

 肩を落として、悲し気に冨和田さんが僕らが並べたものをカバンに戻していく。

「あ」

 と、言ったのは僕で、冨和田さんは「わ!」と言った。これほどどうでもいい情報はないが、物が落ちた後というのは途方もない虚無感に包まれてしまうものなのだ。

 つまり、冨和田さんが、資料が入ったファイルをカバンにしまう際に、手を滑らせてファイルを落とした。ファイルは靴が並べられた玄関に落ち、玄関タイルの上に資料の紙がざっと広がった。

「ご、ごめんなさい!」

 慌てて手を伸ばす冨和田さんを手伝おうと僕も広がった資料を拾い集める。

「あれ。これって……」

 資料の一番下にあったのは、口が閉じるタイプの保存袋だった。

「あれ! これ、本を入れていたものです!」

 大きな声で冨和田さんが言った。その言葉で松葉は何かを察したようで、負けず劣らずの大きなため息を吐いた。

「さっき、俺が一度外であなたが本を確認した時、『確かに保存袋を見た』って言ってましたよね? それってつまり、本自体は見てないということですよね」

「え、それは……そうです……」

 問い詰めるような松葉の聞き方に、冨和田さんはしどろもどろになりながら答える。

「つまりあれだな。そもそも、本を保存袋に入れるのを忘れた、もしくは保存袋が複数あって、本を入れていない方の保存袋をカバンに突っ込んで満足して家を出たわけだ。それで、家から出てカバンからのぞいたとき保存袋が見えたから本があると思い込んで大学に行ったんだろ。実際はファイルに挟まったからの保存袋だったわけだ。だから大学でしっかり確認した時は見つけられなかった。移動中に保存袋もファイルの奥にもぐりこんだんだろ」

 そんなことあるだろうか、と思ったが、冨和田さんは顔を真っ赤にしてうつむいている。思い当たるところがあるようだ。危ういまでにそそっかしい人のようだ。

「部屋、確認してきます!」

 と言って、バタバタと二階の部屋にあがっていく。しばらくして、またバタバタと戻ってくる。

「あの、やっぱりなかったです!」

「……本はどこで保存袋に入れたんですか?」

 松葉が怒りを抑えているような冷たさで確認する。

「……あ! リビングです!」

 冨和田さんは先生に叱られる生徒みたいにピシッと棒立ちになった。

「先ほど外でお話したとき、自宅は探したとおっしゃっていましたよね? もちろんリビングもですよね?」

「ち、知人に本をもらい受けてから自室で管理していたので、探すのはじ、自室に集中していて、他の場所はサラッとしか……」

 目が泳ぎ、声がどんどん小さくなっていく。

 松葉はとうとう、冨和田さんを見限ったのか、怒りを含んだような声で言う。

「リビングにあがっても?」

「あ、はい! どうぞ!」

 素早く松葉が靴を脱いで、冨和田さんが指し示すリビングの方へと向かっていく。

 おそらく自分が読みたかった本が、なにか雑な扱いを受けているようで、他人に当たっているのだろう。あと単純に、冨和田さんのうかつさにイラついていると思われる。気の短いやつなのだ。

 僕も、すみませんと断って、冨和田さんと一緒にリビングに向かう。

 リビングでは、保存袋を持った松葉が立っている。保存袋の中には、紺色の和綴じの本が入っていた。

「そ、それです! すみません……! どこに?」

「テレビ台のところに」

「きっと、母ですね。母が昼間動かしたのだと思います」

 松葉の冷たい声に、冨和田さんは懺悔するように答えた。ただ、安心もしたようで、よかったと胸をなでおろしていた。

 その様子を見て、松葉はにっこりと笑う。いまさら何を取り繕っているのだと思ったが、違った。嬉しいことがあるから彼は笑っているのだ。そして、松葉にとってうれしいことは、いつも他者にとって喜ばしいことではないのだ。

「冨和田さん」

 と、松葉が呼びかける。

「この本、読んでもいいですか? あなたが大学の先生に渡す前に。ここまで付き合ったんですから、いいですよね?」

 疑問形をしているが、これ以上なく威圧的な尋ね方だ。きっと断っても難癖をつけて、自分が読み終わるまで本を渡す気がないのだろうという気がひしひしと伝わってくる。冨和田さんもそれは感じたようで、困惑しつつも、圧に押され、はいと小さくうなずいた。


 *

 

松葉は冨和田さんから手袋を渡され、笑顔で本を保存袋から取り出す。そのまま、僕のことなど構わずにページをめくっていく。読み終わるまで僕は待っていた方がいいのだろうか。もう帰ろうかな。学校の課題も残っているし。そんなことを考えていた。そんなことを考えていたことは覚えているが、そこから記憶はない。珍しく松葉が本当にうれしそうな邪悪な顔で本のページをめくっていたことだけうっすら覚えている。


 *


 気づくと視界は真っ暗だった。息苦しい。ぬるいものが全身にぴたりと密着している。流動しているのがかすかな動きで分かる。息ができない。苦しい。苦しい。苦しい。

「泥に沈むのは時間がかかる」

 声が聞こえて、一気に身体が引き上げられた。

 思いっきりむせ返る。口からどろりとしたものが出た。とにかく、吐き出そうと何度もえづく。鼻にも入っているようで、パニックになりながら、どうにか空気の通り道を確保する。

「鴨鹿、落ち着いて。その状態で目をこするのは良くないよ」

 最初に聞こえた声と同じ声だ。このおちついた声は、松葉ではない。

 なんだが重みのあるものを手渡される。濡れたタオルのようだ。救いのタオルである。顔全体にこびりついたドロッとしたものを、一生懸命タオルで拭い、ようやく目を開けることができた。

 しょぼしょぼする目で、やっと確認すると、それは泥だった。黒々と少し茶色い、正真正銘の泥だ。

「ホース、持ってきたから、もうかけていい?」

 声の方を確認すると、吉家がいた。吉家は僕と松葉の同級生だ。涼しい顔で蛍光緑のホースを遊ばせている。よくよく見ると吉家の影に隠れて松葉もいた。全身ずぶぬれになって体育座りしている。

「やってくれ」

 僕が覚悟を決めて目をつぶると、すぐにびしゃびしゃと容赦なく水を当てられた。


 *

 

 濡れネズミとなった僕と、松葉が並ぶ。

 どうやら、ここは空き地。正確には家を取り壊した後に売り地となっている区画のようだ。歩道より一段高く土が盛られていて、雑草も生えているが中央部分は土になっていて、水を含んだ部分が泥になっていた。どうやら僕らはそこに埋まっており、そこを吉家が助けてくれたようだ。

「どうして……」

 こんなことに。と言おうとしたが、松葉といるとこんなことばかりなので、今回もこいつが悪いのだろう。松葉は何も言わず、吉家をにらみつけている。松葉は吉家を一方的に敵視しているため、助けてもらったことすら気にくわないのだろう。

 吉家は、何から説明しようかなと言う。

「松葉にはさっきちらっと、鴨鹿を引き上げる途中で話していたんだけど、二人とも、そこの泥に埋まっていたんだよね」

 言葉にされると余計意味の分からなさが目立つ。いつの間に。なにゆえ。そう聞く前に吉家が話を続ける。

「泥に埋まるように誘導されていたんだよ」

「そういえば、冨和田さんは?」

「そいつのせいだ」

 と、松葉が苦々しく吐き捨てる。

 うすうすそうじゃないかと思っていたが、そうだったようだ。彼女のさらりとした髪が今思えば泥の色に似ている思うのは、怒りからくるものかもしれない。

「『泥中奇聞』という本は、人間を泥の中に引きずり込んで遊ぶんだ。遊ぶという表現が正しいのかはわからないけど」

 吉家が淡々と説明していく。

「それを、物語として自信に記録するわけだね。だから、泥の中の話とか、どのの中から出てきた変な生き物が話した話が書かれているというのはまるっきり嘘ではない。『泥中奇聞』……冨和田さんに家の中に入るように誘導されているなとは感じなかった? 足止めされているなという感じはしなかった?」

 玄関に来てくれないかと言われはしたが、わりと自分から家に入り込んでしまった手前、僕らは何も言えず彼方を見る。

 ただ、思えば、保存袋のくだりなど、本当にそんなことが起きるだろうかと思うようなことはあった。あれを時間の引き延ばし、誘導というのであれば、僕らはずいぶんきれいに冨和田さんの誘導に沿って進んでいたのだろう。あの抜けたうかつとしか思えない言動の数々も演技だったのかもしれない。哀れに思ってもらって、放っておけないと思わせて餌を誘うような、そんな意図があったのかもしれない。非常に業腹ではあるが。

「泥に沈むのは時間がかかるからね。家に連れ込んで、適当に時間を稼いでいたんだろう。最近そのような被害にあう人が多くて、解決しようと動いてはいたんだけど、ちょっと遅かったね。ごめんね」

 吉家は謝るが、そう謝られたことすら癪に障るのか、松葉は顔をしわくちゃにして舌を出す。まるで子供である。

「まあ、今回でようやく捕まえることができたから、もう大丈夫だと思う。あんまり、知らない人にほいほいついていかないようにね」

 じゃあ、また学校で。

 そう、そっけなく挨拶をして吉家はすたすたと去っていく。吉家のズボンからくるりと丸められ、ひもで縛られた紺色の本のようなものが見える。それを吉家が見えなくなるまでぼんやり目で追っていた。

「松葉」

「なんだよ」

「風邪ひく前に帰ろうぜ」

「……そうだな」

 途方もない疲労感が全身を覆っていたが、帰らないことにはしょうがない。変なことに巻き込まれようと、生きている限り生活は続くのだ。明日の課題も終わっていない。ただ今日はもうそれを片付ける気にすらならない。そうだ、明日吉家に課題を写させてもらおう。手早く決意し、僕は立ち上がった。

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