第2話 俺の仕事内容そして同志募集中

 俺はまずマルチである。マルケジーニではない。マルケジーニはバイクのホイールだ。マルチとか聞くと一見格好いいという勝手な印象を結び付けがちだろう。

「ミー ノット。」

ただ好奇心旺盛で何にでも手を出すだけなのだ。格好いいか、いや全然。ただそれが仕事につながることは格好いいかな、とでも思ったか。

「全然かっこよくない。」

何でかなと思うかね。ただ純粋に面白いと思ってやるだけだから。その面白いた思ってやってる物事に対しての心に偽りがないと好奇心が生まれる。

 例えば、バイク格好いいなぁ。わー格好いい、俺も乗りたい、あーここはこうなってるんだー、へーへー、みたいに。

 好奇心が生まれるということは能動性が高い。面白いことはやりたいだろう誰だって。進んで。ソレダケだ。

 この事が上達を導く。この事だけが。例えばバスケを例にする。

 バスケが好きならバッシュにワクワクする、そうなると買ったバッシュに期待が高い。バッシュの性能もどうなのかな、とか思う。ワクワクしながら。ここのこういう構造が最新のテクノロジーなのかー。あ、楽しいとか思うだろう。

 バッシュと向き合う、強烈な好奇心を持って。そーゆー奴は言うまでもなく、その性能を引き出そうとする。当然だ。その事がそのバッシュの能力を引き出す為の唯一の必要素材だ。

「反論あるかね。」

想像つく、

「次にお前が思うことは、でも、どんなにバスケが好きでも、上手いプレイヤーじゃない奴いるだろ、それでも好き好きアピって来る奴いるだろ、才能才能、無駄無駄、だ。」

なぜ、そうなのかな。そういう奴はバスケそのものより、そういう雰囲気が好きなのだよ。

 バスケのプレイより、バスケを見ること、とか。サークルの空気感とか好きとか。プレイよりそっち寄り。

「じゃあ、なんでお前はそう思った。才能とか。」

 なぜなら、テレビなどのメディアはプロなどを格好良く見せたいから、そうテレビを作っているから、お高くプロアスリートの印象をとどめてお高いお金額欲しい。から、特別感を持たせたい。そーゆーイメージ付けで、タレント性を特別だと高める。何億も受け取れる人間だと、特別な人間だと。

 じゃあ逆なら、テレビがそういうことしないなら、そうならない。つまり高い金が来ない。資本主義ならどうする。演出するでしょ。

「こういう人間の心理を測ることは全てにおいてメリットアリアリ。」

俺は聞きたい、

「こーゆーヤツ格好いいか。」

そして、

「好きか?かこーゆー奴ら。俺は無理。」

球団のオーナーが不祥事したり、犯罪したり。汚い。例えば、大企業のアルバイトとかで、汚職したりした奴が、こんな奴等が、職場にいれるか、いれないだろ。社員としても、アルバイトとしても。噂になったり、人の目がある。

 プロスポーツとかは違う、不祥事、犯罪。あるよね。やらかしても暫くして戻ってきたりあるよね。

 ここまで言っても、納得しない奴がいるだろうな。




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