第9話 終話英雄とは全てを護る者?
ビトの元首都に近付くと略奪され荒廃した町が多くなって来た。
略奪の被害者か、路端に打ち捨てられた傷だらけの少女を治療しながらミラが聞いてる。
「ツイは何歳?」
「えっ、あのぅ15歳です、私名前が分かる鑑定能力者です」
ツイと名乗る少女は、追い出されない様能力をアピールしてる。
治療を受け汚れを清拭したツイは魅力的になった、いやらしい意味も込めて聞いてみた。
「嫌なら言ってくれても、追い出さない。ここに居るミルダにケイト、ミラにクルは微弱な能力者だった、言い難いが私と性行為を行うと能力の繋がりで、全員強力な能力者になった!ツイもどうなるか試してみないか?」
躊躇うかと思ったが。
「お願いします!抱いて下さい!」
積極的な返事が帰って来た。
勝利国の有力者の私達に取り入りたい?私に魅力が有る訳では決してない!
遣ることやった翌日、物の本質が分かる強力な鑑定能力が私に追加された。
「凄い!鑑定深くまで分かる!!大元帥様ありがとうございました!!」
「ツイも能力繋がりの仲間になった、サンドでいいぞ」
「はい!サンドさん、嬉しいです!あっあの娘能力者だよ」
偶然だが、鑑定能力者のツイを仲間に出来て幸いだった。
ツイは暴漢に連れ去られそうな女性の事を言ってるようだ。
拳銃で先頭を行く男の脚を撃ち抜いた。
銃声に全員此方を向いた。
「その女性を置いて立ち去れ!」
私一人と侮った男達は鉄パイプを振り上げ向かって来た。
ズドドドッ
ミルダにケイトが男達を撃ち殺した。
助けた女性ミチル18歳は、私とツイが鑑定しても能力は不明だった。
関係を持つメリットを説明すると、簡単に了解しミチルと性行為を行った。
ビトの女性が尻軽と言う事では無く、先行き不安から強者に依存するって事で、私に魅力が有る訳じゃ無い!いい気になるな!私!
ツイにミラとクル、それにミルダにケイト達全員公平に愛し合った。
(私はこんな絶倫男だったか?私自身を萎える前に戻して居る?)
更に深く鑑定した結果ミチルは、巻き戻し能力と判明した。
ビト首都は消滅し周辺の衛星都市も瓦礫となって居た。
弔う者も居ないのか、遺体が放置されて居る。
恨まれても良い、権力で弔い作業を強要して回った。
酷い火傷の負傷者の回復治療を施し、更に二人の女性能力者を仲間にして思った。
生真面目品行方正だった私、所長の命令で初体験して以来好き者ハーレム野郎になってしまった。
英雄とは色を好み、全てを救う者では無く、好みの女を救う者ではないので有ろうか?
「私はそれで良いか・・・」
◈
英雄の条件は続きますが、完結が条件なので取り合えず終わります。
英雄の条件 犬時保志 @ysxyz
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