第5話 修学旅行
進路調査票と三者面談の日程表、それから修学旅行の案内のプリントが同時に配布され、教室の中はいつも以上に騒然としていた。情緒は不安定だ。
僕は昼休みになると、そんな教室から逃げ出すように保健室に足を運んだ。
マリアはいつも通り、静かに漫画を描いていた。同じ校舎の中なのに、ここはいつだって僕に安寧を与えてくれる。
「マリアに訊きたいことがあるんだ」
僕は漫画を読み終えると、早速話を切り出した。
「なに?」
マリアは動かしていた手を止めて顔を上げた。
「大山真琴って、マリアのお兄さん?」
マリアの瞬きが乱れた。
「どうして晴太くんが、お兄ちゃんのことを知ってるの?」
想像していたよりも大きな声が返ってきた。マリアの目は、これでもかというほどに見開いていた。
「やっぱり、マリアのお兄さんなんだな」
僕は遊佐さんから聞いた話を手短に説明した。一通り話し終えると、マリアは急に深く俯いた。
「マリア……?」
僕は自分が話をするのに夢中で、マリアの様子が変わっていることに気づいていなかった。
「もしかして、怒ってる……?」
マリアの顔を覗き込む。マリアは、唇を一本に強く結んでいた。
「お兄さんの話をするのは嫌だったか?」
すっかり狼狽えていた僕は、他に最善の方法も知らず、しつこく訊ねた。
「……お兄ちゃんとは、もう何年も顔を合わせていないの」
マリアがようやく口を割った。
「そうだったのか。おれ、何も知らなくて……。マリアの許可なく、嗅ぎ回るような真似をしてごめん……」
僕が頭を下げると、怒ってるわけじゃないよ、とマリアが断りを入れてから、
「私のお兄ちゃん、私が小学校四年生のときに、東京に行っちゃったんだ」
だから晴太くんの口からお兄ちゃんの話が出てきてびっくりしただけ、と言った。
遊佐さんから聞いた話は事実だったようだ。
「それから一度も会っていないの。お兄ちゃん、お盆もお正月も家に帰って来ないんだ」
マリアの声が掠れた。
僕にも兄がいる。毎日顔を合わせているとうんざりすることも多いが、突然会えなくなったらすごく寂しいだろうと思った。
「正直、あまり顔も覚えていないんだ。どこかですれ違ったとしても気付けないと思う」
マリアが苦笑いを浮かべた。
「……そうだ! お兄さんに会いに行こうぜ!」
僕は突然、頭に思い浮かんだことを咀嚼せずに口に出した。
「会いに行くってどうやって……? 東京まで行けるお金なんて持ってないよ」
マリアが甲高い声を上げた。
「お兄さんが東京にいるんなら、修学旅行に参加すればいいんだ! マリアも一緒に修学旅行に行こう。それで、自由行動の時間を使ってお兄さんに会いに行こう!」
僕は閃いたアイデアを早口で告げた。
「でも……」
僕の突然の提案に、マリアは戸惑っていた。
「おれも近くまで一緒に着いていくよ。それと……おれにも、一人で行きたい場所があるんだ」
僕の頬は興奮で熱を持ち始めていた。
「行きたい場所……?」
マリアが疑わしげに眉を寄せた。
「国立競技場」
「国立競技場?」
マリアが首を傾げた。
「国立競技場は、全国高等学校サッカー選手権大会の決勝戦が行われる場所なんだ。この目で一度見てみたいんだ。だからマリアがお兄さんと会うのを手伝う代わりに、おれが国立競技場に行くのをマリアに手伝ってほしい」
僕は訴えかけるように、マリアの目を見つめた。
やがてマリアは黙ったまま、深く頷いた。
それから僕たちは、修学旅行の自由行動でマリアがお兄さんと会えるよう、内密に打ち合わせを重ねた。
僕とマリアが同じ班になるのは簡単だった。
自由行動の班決めは、先生による編成やくじ引きではなく、みんなで話し合い、好きな人同士で組むことになっていた。一班六人であれば、男女の組み合わせは自由だ。
美波にマリアのことを相談すると、美波と柴橋さんがマリアと同じ班になってもよいと申し出てくれた。結果、僕たちの班は、男が涼介と海斗、女がマリアと美波、それから柴橋さんの六人に決まった。
修学旅行の三日前。荷造りがあらかた終わった頃、僕は班長である美波に自由行動の企みを打ち明けた。どうしても国立競技場に行きたいのだと訴えたうえで、一人だと土地勘がなく不安なため、マリアと二人で抜け出したいと伝えた。マリアのお兄さんの話を持ち出すとややこしいことになりそうなので、そのことについては一切触れなかった。
「……本気なの?」
話を一通り聞いた美波は、目つきを鋭くした。
「本気だ」
僕は強い調子で答えた。
「先生にバレたときのことまでちゃんと考えてるの?」
「ああ。考えてるし、覚悟もできてる」
僕は腹の底から声を出した。
「わかった。そういうことなら協力するわ」
決して無鉄砲ではないことが伝わったのか、美波が降参とばかりに息を吐いた。いや、僕が一度言い出したら諦めが悪いことを身を持って知っているのだ。
「ただし、一つだけ約束して」
美波が強い調子のまま、再び話を切り出した。
「二人が班行動から抜け出すことを、晴太と大山さん以外は誰も知らなかった。もちろん私も含めてよ。あなたたち二人が勝手に行動して、私たち他の班員はそれに巻き込まれただけ。それでいい?」
美波が真っ直ぐに僕を見つめてくる。
「ああ。約束は絶対に守る」
僕もその眼差しを真摯に受け止めて、深く頷いた。ふっと緊張の糸が切れ、そこで話が終わったかと思いきや、
「大山さんの代わりに、私がついて行こうか?」
美波が訊ねてきた。
「何を言ってるんだ。美波は班長だろう。携帯電話を持っている美波が班から抜け出すのは無理だろう」
僕は驚きながら答えた。美波は絵に描いたような優等生で、好奇心で冒険をするタイプではない。いくら僕と一緒だからといって、共に悪巧みに乗っかってくるヤツではない。
「そうだよね……。わかった。絶対に上手くやりなさいよ」
美波が笑って、僕の背中をバシンと手のひらで叩いた。
痛えよ、と思わず言葉が溢れた。
「本当に好きなんだね、サッカー……」
美波が、ぼそりと呟いた。
僕にとって、テレビや雑誌の中の世界だった東京は、想像していたよりもずっと近い場所にあった。飛行機でたったの一時間。乗り物は違うが、車や電車で山形市に行くよりも速く辿り着いた。
修学旅行は、一日目は全体行動、二日目は班単位による自由行動、三日目はまた全体行動のスケジュールだ。
一日目はスカイツリーに登り、浅草の仲見世通りや浅草寺を観光した。
二日目の今日は朝から自由行動だ。僕たちの班は、渋谷と原宿を観光する予定だ。他の班は、例えばお台場だったり、新宿だったり、秋葉原だったりと各々だ。
僕とマリアは打ち合わせ通り渋谷駅に着くと、スクランブル交差点を渡っている途中で班から抜け出した。僕はマリアとはぐれないよう、彼女の手を力強く握って走った。僕たちは今乗ってきたばかりの渋谷駅の改札機に駆け込むまで、一度も後ろを振り返らずに走り続けた。
ここまで来れば、さすがに誰も追って来られないだろう。僕はようやくほっとして息を吐いた。一方マリアは、苦しそうに肩で呼吸を繰り返していた。運動不足のマリアには少し辛かったようだ。
マリアのお兄さんとは、代々木駅で待ち合わせをしている。
僕もマリアもスマートフォンを持っていない。電車のダイヤが乱れたり、迷子になったり、待ち合わせの時間に間に合わない事態になっても、公衆電話を見つけられない限り、お兄さんとは連絡が取れない。そもそも修学旅行に個人で所有しているスマートフォンや携帯電話を持ってくるのは違反で、見つかったら先生に没収されることになっていた。飛行機に乗る際の手荷物検査で見つかった生徒は早速没収されていた。
その代わり、緊急時のために、学校側で用意した携帯電話が班に一台支給されている。それは班長である美波が所持している。
マリアはパソコンのメールを使い、前日までお兄さんと連絡を取り合っていた。父親が一日中家にいることもあり、固定電話を使った連絡は避けたとのことだった。
電車は数分も待たずにやってきた。車内に乗り込むと、平日の日中だというのに、お祭りのように人で混雑していた。地元の坂田駅とはえらい違いである。
運良く端の席に座っていた人が電車から降り、僕はそこにマリアを座らせると、自分は吊り革を掴んで立った。マリアは緊張しているのか、いつも以上に静かだった。
僕は立っている間、目的地の駅を乗り過ごさないよう、車内の液晶ディスプレイと腕時計を交互に見ていた。待ち合わせ場所の最寄り駅まで一駅、また一駅と近づいていく。駅に停車するたびに、多くの人が降りては多くの人が乗ってくる。こんな風に誰かとすれ違ってばかりいたら、誰かと出会えることを当たり前に感じてしまいそうだな、と思いながら電車に揺られた。
待ち合わせの場所には、約束していた時間の二十分前に着いた。電車から降りて改札機から出ると、マリアの表情はより一層固くなった。
僕とマリアは、人混みを遠目で眺めながら、お兄さんがやって来るのを今か今かと待った。人波が魚に見えてきた頃、突然すらりとした体型の男が手を挙げながら近づいてきた。僕たち以外にも、スマートフォンを片手に、誰かと待ち合わせをしている様子の人がたくさん立っている。他のグループの人だろうと気に留めずにいると、その男が僕とマリアの前でピタリと足を止めた。隣に立っているマリアの瞳孔が大きく開き、彼がマリアのお兄さんであることを確信した。
「久しぶり」
マリアと同じ形をしている眉が、少し困ったように垂れ下がった。
腕時計に目を落とすと、待ち合わせの時間ぴったりだった。
軽い挨拶を済ませると、マリアとお兄さんは近くのカフェに入って行った。僕はそれを見届けてから、もう一度駅に戻り、電車に乗って国立競技場に移動した。
国立競技場では不定期でスタジアムツアーが開催されており、そのツアーに参加すれば、スタジアムの中を見学することができる。
「すげぇ……」
逸る気持ちを抑えられないままスタジアムの中に入ると、誰に聞かせるわけでもないのに、感嘆の声が自然と溢れた。
吹き抜けの天からは日差しが雨のように降り注いでいて目に眩しい。
広い。ただ、広い。
体ごと回転して、ぐるりと見渡す。目を閉じ、観客席の一つ、一つに人が座っていることを想像する。先ほど見たスクランブル交差点や、代々木駅を行き来する人の数なんて比べ物にならないだろう。
目を開けて、もう一度見渡す。壁は見えているのに、なぜか終わりのない空よりもずっと広く感じられる。そのせいで距離感が上手く掴めない。
永遠って、ここなんじゃないだろうか。
僕が想像できる、僕にとって一番辿り着きたい場所なのに、一番遠い場所。
そのことに気づいた途端、急に怖い、と感じた。
空気に圧倒されて体が身震いした。足に力が入らなくなり、地を意識して立つ。
己を奮い立たすことができれば、未来を選べると思っていた。ここに来れば、僕だってこの曖昧で不安定な心を変えられるかもしれないと期待していた。だが、それだけでは、何も変われないのだと気づく。
海斗の隣に立てない僕に、ここに立てる未来はあるのか。
伸びない身長、増えない体重、自分の未来を映す兄、あのとき選ばれなかった僕。僕を取り巻いているさまざまな要素が、僕をがんじがらめにしていく。
僕は祈るような気持ちで、眩しい空を見上げた。
代々木駅に戻ると、マリアの姿はまだなかった。僕は通行人の邪魔にならないよう、壁際に移動してマリアを待った。
少しして、マリアがお兄さんと一緒にやって来た。マリアの顔は、僕と別れたときとは対照的に朗らかだった。
マリアのお兄さんは、僕たちと反対の電車に乗るとのことだったが、僕たちを見送ってから帰ると言い、僕たちが乗る電車のホームまで着いてきてくれた。
「水沢くん。妹を連れてきてくれてありがとう」
マリアのお兄さんが、すっと手を差し出してきた。僕はその不健康に真っ白な手を戸惑いながら握った。細いのに、硬い指先だった。
マリアのお兄さんは、僕たちが乗った電車が動き出すまでホームに立っていた。電車が動き出すと、周りの視線を気にしてか、遠慮がちに手を振った。僕は体を動かして、見えなくなる最後までその姿を目で追った。
僕とマリアは、車内では一言も言葉を交わさなかった。今度は二席分空いている場所があり、僕たちはそこに並んで腰を下ろしていたおかげで顔を合わせずにすんだ。
窓から差し込んでくる光が、僕の剥き出しのうなじを熱していた。
美波たちとは予定通り合流できた。美波がみんなをまとめ、タイムスケジュール通りに動いてくれていたおかげだ。僕とマリアが別行動を取ってからも、僕らが旅のしおりを持っていることを指摘し、僕らの捜索に時間を使うより、自分たちが楽しむことを優先しようとフォローしてくれたとのことだった。
「それで二人は、一体どこに行ってたんだ? まさか、本気で迷子になっていたわけじゃないんだろう?」
早速、海斗が訊いてきた。
「国立競技場。おれがどうしても観に行きたくて、無理言って大山さんについて来てもらったんだ。一人だと辿り着ける自信がなかったから……」
マリアが、えっ、と言いたげな表情で僕を見た。
僕は後手でマリアの手をこっそり握った。少し力を込めると、マリアに僕が考えていることが伝わったのか、マリアは口を開かなかった。
「はあ!? 国立競技場?」
海斗が人目を気にせず声を張り上げた。
「それならおれも行きたかった! 涼介だって興味あるだろう!」
海斗が隣に立っていた涼介の肩を掴み、自身のほうに引き寄せた。無防備だった涼介は、いとも簡単に海斗の腕の中に収まった。
「な? 涼介?」
海斗が涼介に詰め寄る。
「ええ? おれ? 興味はあるけど……」
急に話の矛先を向けられた涼介は、海斗の圧にたじろぎ、しどろもどろ答えた。
「悪いけど、私と智花は全く興味がないわ。二人で行ってきて正解よ。そうよね、智花?」
美波が柴橋さんに問いかけた。
「そうね。スポーツはあまり好きじゃないし……」
柴橋さんが遠慮がちに言った。
「それよりも、昨日一組の数人が集合時間に遅れて、ペナルティとしてクラス全員が今日の自由時間を減らされたらしいから、急いでホテルに帰りましょう」
美波が先頭を切って歩き出した。柴橋さんがマリアに話し掛け、その後に続いた。
「……ったく! ハルはどうして大山さんと行くんだよ!」
海斗が僕に向かって舌打ちを零した。
「海斗が一緒だと、うるさそうだったから」
「別にうるさくないだろうが。それで、その目で見てきた感想は?」
海斗の表情が急に静かになった。
「……デカかった」
「はあ? 小学生でももっとまともな感想を言うと思うぜ」
海斗が呆れたように眉間にしわを寄せた。
僕は海斗から離れ、美波の隣に並んだ。
「助かったよ。ありがとう」
他のみんなには聞こえないよう、小声で言った。
「……それで、会えたの?」
美波が真っ直ぐ前を見つめながら言った。
「えっ!?」
思わず美波の顔を見た。が、美波は僕の視線を跳ね返すように正面の景色を捉えたままだった。まさか美波は、マリアがお兄さんに会いに行ったことに気づいていたのか。動揺で頭が上手く回らず、黙ったままでいると、
「未来の晴太に、会いに行ってきたんじゃないの?」
美波が不思議そうな顔で僕を見た。
ああ、そういう意味か。マリアのお兄さんのことがバレたのかと思った。僕は胸を撫で下ろしてから素直に答えた。
「どうだろうな……」
美波は瞬きをするだけで何も言わなかった。
海斗はよほど面白くなかったのだろう、ホテルに着くまで、涼介の肩に回した腕を解くことなく、永遠と文句を言い聞かせていた。
最終日の三日目は、上野で動物園、美術館、博物館の中から好きなコースを選択して見学することになっていた。僕はマリアにあわせて美術館を選んだ。コースは動物園、博物館、美術館の順で人気だったこともあり、美術館を選んだ生徒は少なかった。
「ハルが美術館? 似合わねー」
と遠慮なく笑う海斗を無視して、僕とマリアは美術館に向かった。
美術館では、オランダの画家である、ヨハネス・フェルメールの展示会が開催されており、マリアはとても楽しみにしていた。
「フェルメールって、光の魔術師って呼ばれているんだよ」
絵の前で、マリアがそっと囁いた。
「絵というよりも写真みたいだな」
僕の幼稚な感想に、マリアがくすっと小さく笑った。
「私もそう思った。まるで、この時代の空気を切り取ったみたい」
てっきり絵画の知識のない、低レベルな感想を笑われたのかと思ったが、マリアも僕と同じ感想を抱いていたようだ。感情を共有できたみたいで嬉しい気持ちになった。
マリアはお土産売り場でポストカードを二枚買った。一枚は自分に、もう一枚はお兄さんに送るのだという。持ってきてもいい小遣いの額が決まっていることもあり、マリアは唸りながら絵柄を選んでいた。
帰りの飛行機は行きとは打って変わり、とても静かだった。遊び疲れている人が多いのか、半分くらいの生徒が眠りについていた。
「晴太くんは、この世で一番白いものってなんだと思う?」
窓から外を眺めていたマリアが、そのままの姿勢で突然訊ねてきた。
「白いもの……? なんだろう。考えたことないや。白か……。真っ先に思い浮かんだのは雪だけど、雪ってよく見ると灰色がかっていたりするんだよなあ……」
雪の他には雲とか桜とか米が思いついたが、世界で一番白いかと念を押されたら、答えはノーだ。僕がなかなか結論を出さないでいると、
「私はね、波だと思っているの」
マリアが自分の意見を言った。
「波かあ……」
それが正解というわけでもないのに、僕はいやに納得してしまった。日本海の白波は、この世に存在している何よりも白いもののように感じられた。
「……お兄さん、元気だった?」
遊佐さんの言葉が胸に引っかかっていたせいか、正直なところ心配していた。僕の目には、マリアのお兄さんは『その日暮らしみたいな適当な人生を送っている』ようには見えなかったが、会話をしたわけではないので判断がつかなかった。
「うん」
「……会ってよかったか?」
「うん」
短い言葉だったが、きっとそこに嘘はないだろう。
僕は急に眠たくなって、目を閉じた。
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