第4話 *主人公視点外 Sランク男冒険者2
すごい喋るなこいつら。
「まずい。まずい。まずい……」
「どうした?ミミア」
「精霊が怒ってる…」
「は?」
「ごめん。私は先に帰る。」
「おい!!ミミア!!金置いてけ!!」
ったく、お、転送された。
賭けた方の青年を見るか。
始まったか。
なんだ?こいつなんで寝転んでる?なんで口笛吹いてんだ?バレるぞ?
さてはこいつ諦めたな?
WIN!!
は?青年何もしてないぞ?
盾国は、は?片腕がなくなってたり噛まれた後があるぞなんだ?何が起きてるんだ?
「あーやっと終わったわ」
異様な静かさだ。それはそうだ。わけも分からずに青年が勝ち戻って来たからだ。
「意外と弱いんだな。Bランク。」
「おい!!生き恥!!ちょっと待て!!」
やばい!!盾国の剣士が
目の前で青年の首が斬られた。
「あー、斬られちゃった」
斬られた首が勝手に戻っていく。
血管、骨、皮膚、身体の一つ一つの細胞が糸みたいに身体の絡まり合う。
「はい。元通り」
ゴキッゴキッと首を捻り青年は言った。
「なぁ?こいつどうする?」
は?俺にきいてんのか?
「どうするも逮
「あー、あなたじゃないです。」
は?
『さいばんやろう!!』
『さいばん!!』
『テレビで見たやつだ!!』
『さいばんって何?』
『法律だよ!!』
『賛成!!』
『さいばんだー!!』
な、な、なんだ!!
頭の中に子供の声が聞こえるぞー!!
「おい!聴いたか!フリル!!」
「なんだ!!この声は!!」
『うるさいんだー!!』
『うるさいね!!』
『しっ!!しずかに!!』
『裁判の内容決めてるんだよ!!』
『お口チャックしようね』
『チャック!!チャック!!』
なにっ!!急に口が開けなくなった!
「フガッ!フガッ!!フガッ!」
フリルも声が出てない。
「じゃあ裁判するか」
『やったー』
『賛成!!』
『ぼくら楽しいこと大好き!!』
『最高!!』
『ぼく、叩くのやりたい!!』
『せーの!!』
『『『『『『裁判開始!!!』』』』』』
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