応援コメント

第15話 短歌談義②」への応援コメント

  • 大和田よつあしさま

    こんにちは。

    佐々木あらら氏って? と思って検索し、しばし短歌を読みふけっておりました。直情的で面白いですね。

    星野しずるに作らせる短歌、面白い試みだなと思いました。和歌の世界をむやみに神格化してしまわず、突き放して弄んでみる姿勢は興味深いです。

    学習しないから駄作も多いけれど、学習しないがゆえに、はっと驚くような言葉のつながりが生み出されるとも言えるのではないでしょうか。550の語彙はちょっと少ないかなとも感じますが。

    作者からの返信

    検索をしたのならば行き着いているとは思いますが、佐々木あらら氏がプログラムを作ったのは、当時の短歌界に蔓延していた、飛躍すぎる比喩への皮肉です。
    伝える、共感する意図を持たない比喩は読み手任せとなり、所謂、投げっぱなしの短歌となります。佐々木あらら氏曰く、そんな短歌は犬や猿(コンピューター)に作らせれば良い。人間が作る短歌はそんなものじゃないだろうとのことです。
    とはいえ、この短歌自動作成プログラムは今のAIのものを含めても、出来が良すぎた。57577の基本形を守る。31音を20の構文に分けるなど、歌人ならではの考察が反映されており、必ず読める短歌になります。
    本人の意志とは別に、ちょっとしたブームになりました。中にはルールを守らず、自分の作品として新聞や短歌誌に出されたりもしたのです。
    まんま出せば、さすがに審査する側にもわかりますが、推敲されるとお手上げです。結果、疑わしき歌は外されました。
    文字通り短歌の世界を揺るがしました。
    当時のブームを知り、その上で短歌をやめなかった人は、短歌とは何かを考えたはずです。今回は雲助を通じて、僕の考えを書かせて貰いました。
    最後に語彙の550は多分わざとです。
    それ以上だと、洒落にならなかったのだと思います。
    長文、失礼しました。

    編集済