第一章まで読んだうえでのレビューです。
本作はコメディタッチの異世界ファンタジー。
主人公はオリヴァーという少年なのですが、彼の妹のノエルが曲者(?)です。
なんといっても、このノエル、異世界からの転生者なので!
ノエルは兄オリヴァーを勇者にしようとします。
オリヴァーは勇者になどなりたくないのですが、妹にふり回されがち。
本作にはこのふたりの他にも個性的なキャラクターたちがどんどん出てきます。地の文、セリフともに文章が安定しており、先に述べたようにキャラも立っている。さらにはコメディタッチなので、ぐんぐん読まされます。
ぼくは第一章を読み終えるまで、あっという間でした(^_^)
引きつづき、第二章以降も楽しみです!
おすすめです!!
主人公のオリヴァーが妹のノエルに振り回されるコメディタッチのラブファンタジー小説です。
ノエルが突然、自分は異世界から転生してきたと言い出し、本来冒険など望んでいないオリヴァーを勇者にしようとする設定がユニークで面白いですね。ノエルが普段使わないような言葉を口にしたり、BLという単語を知っていたりと、5歳児とは思えないキャラクター性も物語に魅力を与えています。
オリヴァーは妹思いの優しい性格のようですが、ノエルの無茶振りにどう対応していくのか気になります。ジェラルドやエドワードとの関係性がどう変化していくのかにも注目ですね。
ギャグ要素を多く含んだ明るい雰囲気のファンタジー作品だと感じました。先の展開が楽しみな小説だと思います。