時代小説好きには堪らない。読んで得をした!と思える小説です。

 明暦の大火を題材にした小説は多数上梓されていますが、それらの作品の中に割って入る秀逸な短編だと思います。三、四十分で読み切れきれる作品ですが、地の文章がこなれている上に、会話文も自然な感じで良かったです。連作化して欲しい作品です。

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かたばみ