かつて子供だった少女と、金色の狼
尾道カケル=ジャン
詩
「なんでみんなは戦うの?」
少女の問いに大人たちは答えます。
「子供を守るためさ」
「わたし一人が生き残ったら、どうやって生きていけばいの?」
大人たちは誰も答えられませんでした。
「この薬を使い何を成すので」
金色の狼が問いかけます。
かつて子供だった少女は答えました。
「一杯のコーヒーを守るためさ」
「自分も、お店も、店員も、街道も、商人も、役人も貴族も王も、すべてをですか?」
「全ては一つのため。その過程で多くの人が救われるのだから、良いことだろう?」
金色の狼は、その目に狂気と熱を見ました。
かつて子供だった少女と、金色の狼 尾道カケル=ジャン @OKJ_SYOSETU
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます