ある春の日に気づく

古 散太

ある春の日に気づく

あなたの幸せはあなたが決めること

いつも目の前にあるその幸せを

受け取るかどうかはあなたが決めること

どれほど小さくても幸せは幸せ


目に見えるものばかりが幸せではなく

心に響く幸せや

あとになって気づく幸せもあり

どれほど見えなくても幸せは幸せ


スズメの歌に耳を傾け

春の風に心を躍らせる

あなたのまわりに幸せが集まっている

なんでもないことでも幸せは幸せ


手に入る幸せはやがてこぼれ落ちていき

無理のある幸せはその終焉を伝える

さりげないやさしさにこそ

らしくないことでも幸せは幸せ


子供たちの笑い声が広がり

春の夕暮れに心がときめく

あなたはずっと幸せの中にいるのね

気づいてしまえば何もかも幸せ

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