四、あなたにすくわれる



 あのひとのあかいゆびさきにくちづけをした。

 ぼくのはじめてを、あなたにあげたよ。

 

 あなたはぼくのおねがいをかなえてくれたけど、ぼくはあなたのおねがいをかなえてはあげられないんだ。


 ごめんね。

 だって、ぼくにはなまえなんてないもの。


 ごめんね。


 あなたにすくわれることを、ぼくはこころのどこかでのぞんでいたんだ。


 またいつか、あなたにあえたらいいな。なまえもしらないあなた。すぐにわすれてしまうけど、そのときはごめんね。


 あいたくなったら、いつでもあいにきて。



 ぼくはずっと、ここにいるからさ。




□■ 第一章 金魚すくい ~了~ ■□








~お願い&お知らせ~


カクヨムコン、短編の方で参加することにしました! けして面白いお話ではないです(断言)が、もし次の章が気になるという方がいましたら、ぜひぜひ作品のフォロー、よろしくお願いします。


ちなみにもし★評価をくださるというお優しい方がいらっしゃいましたら、★はまだいれないでいただけるとありがたいです。

もしいただけるのであれば、カクヨムコンが始まってからいただけると大変嬉しいく思いますm(_ _)m


次回更新はカクヨムコンが始まった頃になると思いますので、しばしお待ちいただけたら幸いです!


※こちらのお知らせはカクヨムコンが始まったら削除いたしますので、現時点で作品の雰囲気が壊れてしまっていたら申し訳ありません。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

戀歌楼の案内人 柚月なぎ @yuzuki02

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画