第二章【鎖と輪廻】

・桜木　香澄

　26歳。

普段は代行ビジネスで生計を立てている。

ジャーナリストとして、

母が起こした心中や、佐々木親子の行方を追う。

　己を持たない記憶から、

自分自身に不信と嫌悪を抱いているが

心中が事件化され、佐々木親子が巻き込まれた事に贖罪を抱く。

・朋花

　香澄の母。

・佐々木　景

　12歳の時に行方不明。未だに発見されていない。

・佐々木　裕也

　香澄と朋花の事件に関わったとされ、

　濡れ衣を着せられ、逃亡中。

・アンナ／眞山　聖市

　35歳。世界的に有名なピアニスト。

17歳だった香澄をバイヤーから買い取る。

　性同一性障害を抱えており

表向きはアンナという華やかな女性。

　香澄とは異父きょうだいとされるが

　彼女は自身を不信に思うあまり、距離を置かれている。

　しかし過去に香澄を、ある理由から、利用していた。

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