第6話

令音は先に脱衣場に行き、あたしもウキウキで脱衣場に向かった。

しばらくお互い忙しくてご無沙汰だったもんね。何ヶ月ぶりだろ。

お互い服を脱ぎ、シャワーを浴びる。

おたがいに洗いっこした後、後ろから令音の大きくて男らしい手が、あたしの、やや小ぶりなバストを包み込み、トップを優しくころがしたり、つまんだりする。


「んっ・・・」


思わず声がでちゃう。


片方でバストを包みながら、もう片方の手で、あたしの顔を後ろに向け、口づけを交わす。

令音の暖かくて、優しい唇がなんども、あたしの唇を挟んで、少しづつ、中に温かいものがはいってきて、あたしはソレを受け入れる。


それから、あたしはゆっくり体の向きを変え、令音と向かい合う。


令音の手は、背中から、腰、ヒップへと、ゆっくり降りていき、少しずつ前へ・・・


「あっ・・・」


首すじにキスされながら、あたしの潤った場所を、優しく刺激されると、もう他には何も考えられなくなっちゃう。

あたしは、片足を上げ、令音の首筋にしがみつく。

令音の指先は、あたしの潤って膨らんだとこを、だんだん早くさする。


「あ、い、いい。気持ちいい。あぁっあぁっ・・・」


下半身がどんどん熱くなって、あたしも激しく腰を振る。


「あぁっいい、いい!イっちゃう・・・イっちゃうよ・・・!」

「うん・・・いいよ。イっていいよ。」

「あっ、イク、イク、イク・・・!」


ドクン・・・ドクン・・・


「あっ・・・・あっ・・・」


あたしは頂点に達した。


令は、あたしを後ろに向け、大きくなったモノを、あたしの中に入れた。


「あ・・・気持ちいい・・・」


令音も、思わず声が漏れる。


「突いていい?」


耳元の令音の甘い囁き。


「うん。突いて。」


「んっんっんっ・・・」


後ろからのピストンにあたしは、力が抜けそうになりながらも、頑張って耐える。


ガラス扉に上半身を預けながら、あたしは2度目の頂点に達した。


◇◇◇◇◇◇


「あんたは、何でわかんないの」 

「あんたなんか関係ないでしょ!イチイチ口出さないでよ!」


バンっ!!

20歳くらいの女性が家を飛び出した。

村松の娘だった。


「うるさいねぇ、一体何してるんだい。

さっきから偉そうな事言って。お前があの子に物言える立場かい。」


70代前半の女性がそう言うと村松は悔しそうな顔をする。


「嫌な顔するねぇ〜あんたはずっとそういう顔で生きてきたんだ。可哀想な子だよ。」


女性に言われ、村松は手を握りしめて、必死にこらえた。


◇◇◇◇◇


「あの子、いつも睨んできて嫌ね。」

「ほんと、何もしてないのに、いつもジロジロ見てくるの、やめてほしいわ。」


中学校の教室。

1人の少女は同級生から陰口を言われる。

少女は、たまらず席を立ちトイレに向う。


「こっち睨むの、やめてくれない!?」


女子生徒から大声ど怒鳴られる。


「こっち見ないでね!」


笑い声と一緒に聞こえる声。

少女は耳を塞いでうずくまった。


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世界一嫌いな村松さん 本間和国 @kunuakitubu

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