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ユリアがリュークから告白を受けた後、ユリア自身も周囲も忙しくなっていた。
嬉しいことに、炊き出しや孤児院での治癒魔法や配った本によって、栄養失調になる人がかなり減っていた。さらに王室の支援もあり、難民が働ける場所が見つかり、彼らの生活も安定してきた。
リュークが密かに調べていた孤児院の補助金問題も、そこの有力貴族が牛耳っていたせいで孤児院に回っていなかったことがわかった。彼らの多くが罰せられて返金と共に、爵位を降格させられた。孤児院では補助金のお陰で、普段から栄養のあるものをお腹いっぱい食べれるようになったと子供たちからお礼の手紙がユリアとリューク達の元に届いた。
そしてなんと、その褒美としてユリアは今度王室が主催するパーティに招待されていた。
貴族でもない上にマナーも知らないユリアは不安でいっぱいだったが、カミラの「絶対美味しいものがいっぱいあるわよ」の一言で行くことに決めた。
どんなものが出てくるのかも楽しみだが、王室の料理人ならこの国の様々な食材や料理を知っているはずだ。もし会えるのなら色々聞きたいし、出来ることならキッチンにも入らせてもらいたい。スタッフのみんなは呆れた顔をしていたが、彼らも料理人たるもの、どのような料理があるのかは気になったらしく、あとで教えてくれと言われた。
魔法騎士団副隊長で皇太子殿下のリュークも参加すると手紙で言っていた。会えない間は手紙を送りあっているが、律儀なリュークは毎回、花も添えて「好きだ」「会えるのを楽しみにしている」と書かれていていつもドキドキしながら手紙を開けていた。
ユリアはお店と炊き出しと孤児院の仕事の上にパーティのドレスを調達したり、カミラからダンスやマナーを教わったりと息つく間もなかったが、告白のとき以来のリュークとの再会を楽しみにしていた。
一方のリュークもユリアに会いたいと思っていたが、ユリアとのこれからのことや孤児院の補助金問題など国王である父との話し合いや、貴族への聞き取り調査で忙しくて会える時間がなかった。
多忙の中、唯一の楽しみはユリアがくれる手紙だった。内容は、今日はこれを作っただの、誰々が鍋を焦がしてカミラが怒っただの、ゲルトが希少な食材を手に入れて誰がそれを調理するかで揉めただのと、9割料理のことしか書いていないユリアらしいものだった。その状況を思い浮かべて笑いながら読んでいるとアベルがニヤニヤしながらこちらを見ていた。
ただ最後の一文にはいつも必ず「早く会いたいです」と書かれていた。
そこだけ数少ないユリアの本音が見えたような気がして早く会いたくてたまらなかった。
ユリアは淡い緑色のドレスを着て鏡の前に立っていた。リュークの目の色に合わせてこの色を選んだのだが、今更恥ずかしくなってきた。準備が終わり、お店のみんなに挨拶をしに顔を出すと「おぉぉ~!」と謎の歓声が上がった。こんな格好をしたことがないユリアは終始落ち着かなかった。隣のカミラに不安げな顔を向ける。
「あの・・・変じゃないですか?大丈夫ですか?」
「何言ってるのっ!すごく綺麗よ。リューク様も驚くと思うわ」
「あぁ。こんな綺麗な女性が普段は鍋を振っているとは思わないな」
「そうだな。お前今日は食い意地張らない方がいいぞ。美人が台無しだ」
励ましているのか、けしてるのか分からないが一応「ありがとうございます」とだけ言っておいた。
ゲルトがエントランスから顔を出してユリアを呼んだ。
「リューク様が到着されたよ。さぁ楽しんでおいで」
馬車の前ではタキシードに身を包んだリュークが立っていた。ピタッと身体に合うタキシードで彼のスタイルの良さがわかる。いつも下ろしているブロンドの短い髪は上に上げてあり、端正な顔立ちが際立っていてとてもかっこよかった。
あまりのかっこよさに見惚れていると、リュークもユリアのドレス姿に見惚れていて顔を赤くしていた。
「・・・私の目の色だ。すごく似合っている。綺麗だ」
「ありがとうございます。リューク様もその・・かっこいいです。とても・・」
リュークが「はぁ・・誰にも見せたくない」とボソっと言っていたが、こんなかっこいい人がこの世にいるんだと、ぼーっと見惚れているユリアには聞こえていなかった。
王宮に向かう馬車の中でユリアは最近の仕事のことや孤児院や街の様子などを話して、リュークは今まで言えなかった皇太子としての仕事の話を楽しげに話してくれた。
会場に着くと着飾ったご婦人達や貴族たちが大勢いた。前線で一緒だった魔法騎士団の隊員も多くいて、ユリアは久しぶりの再会を喜んだ。
挨拶もそこそこにきょろきょろし始めるとリュークが苦笑いしながら「おいで」と会場の端に連れていく。
「君がさがしているのはこれだろう?」
そこにはカミラが言っていた通り、見事な料理がずらりと並んでいた。
「これは・・・すごい・・」
ビュッフェ式で前菜からスープ、サラダ、焼き物、炒め物、デザートが色鮮やかに豪華に並んでいる。中にはユリアの見たことのない料理や食材もあった。
同僚から今日は食い意地を張るなと言われたがこの料理をみて我慢は出来なかった。ユリアは目を輝かせながらどんどんお皿に盛っていく。
「リューク様っ!!これは何でしょうか!?」
「私は食には詳しくないからなぁ。あとで顔見知りの料理人を呼んでこよう」
「ありがとうございますっ!!」
この世界にスマホなんて便利なものはないから、忘れないように一品ずつよく見ながら料理を口に運ぶ。
「お、おいしい・・・・」
さすが王宮だ。料理をメモするために紙とペンを持って来ようとしたのだが「パーティでそんなことしていたら変な目で見られるからやめなさい」とカミラに止められていたのだった。
どうにかこの味をお店で再現できないかと味わって食べていると、料理人のユニフォームを着た白髪の男性がニコニコしながらユリアに声をかけてきた。後ろには同じ格好をした男性が数名いる。
「この料理はお口に合いますか?」
「はいっとても美味しいです!」
「よかった。あなた程の腕のある料理人にそう言われると、私たちも料理人冥利につきます」
「あの、あなた方はもしかして・・」
「そうだ。この料理を作った王宮の料理人たちだ。彼は料理長のアンドリューだ。父上や母上、私たち家族の食事を長いこと作ってくれている」
リュークは白髪の男性に「アンドリュー、久しぶりだな」と声をかける。
「坊ちゃまはご自分のお家をお持ちになってから、なかなか王宮に帰って来て下さらないので寂しゅうございました。今日は坊ちゃまの好きな魚の香草焼きも準備しております」
「恥ずかしいからその呼び方はやめてくれ・・。あとで食べるよ。ありがとう」
ユリアはリュークの好物は魚の香草焼きと頭に入れる。ついでにレシピも聞きたいところだ。
だがその前にアンドリュー達に聞きたいことがたくさんある。
「あの、アンドリューさん。この料理について質問してもいいですか?」
「もちろんです。私たちもユリアさんとお話ししたくて来たのですから」
そこから怒涛の質問攻めが始まり、一言も聞き逃したくなかったユリアは結局アンドリューの後ろにいた料理人から紙とペンを借りることになった。料理を手にとって食べながらレシピや食材の産地など聞いてメモを取る。
豊富な知識を持つ2人はパーティー会場の片隅で大いに盛り上がっていた。
リュークは盛り上がるユリアの傍からそっと離れてアベルと合流した。
遠くからでも分かるぐらい楽しそうに話している2人を見てアベルは笑っていた。
「お前の恋人、アンドリューといい感じじゃないか」
「まぁ他の人から声をかけられるよりはいいな」
リュークはユリアを連れて会場に入ったときから、男たちがユリアにいつ声をかけようかとチラチラとこちらを窺っていたのに気づいていた。本人は料理にしか目がいっていなかったが。
「ありゃ声かかるだろうな。皿にあんなに料理を盛っていても綺麗なもんは綺麗だからな」
そうなのだ。今日のユリアは見惚れるくらい本当に綺麗だった。今も話しで盛り上がるユリアとアンドリューの少し離れたとこには男たちが飲み物を片手に機会を窺っている。
「・・・そろそろ行ってくる」
「お前が嫉妬かぁ。ユリアももう少し自覚があったらいんだけど無自覚であれだもんなぁ」
やれやれと首を振るアベルを残してユリアのところにいくと満面の笑みで「リューク様っ!」と呼ぶ姿をみて一瞬でさっきのモヤモヤした嫉妬心は消えた。
「アンドリューさんから王宮で働かないかと。でも私はみなさんほど魔力はないですし使えるのは治癒だけなので王宮で働けるほどではないと思うのですが」
リュークはさほど驚かなかった。彼らなら声をかけるだろうとわかっていた。料理の腕と治癒魔法でこの国のたくさんの人を救ってきたユリアは今やこの国で有名な料理人になっていた。
「いいんじゃないか?ここなら貴重な食材も手に入りやすいし、アンドリューからも学ぶことも多いだろう」
ユリアはアンドリューと話していたら、日本にいた頃の料理長を思い出してしまった。アンドリューの料理の腕、知識、懐の深さを見て、やはり国で1番の料理長だと感じた。
彼の元で料理を学べるのは魅力的な話だが、治癒しかできないユリアはそこでみんなの足手まといになりたくなかった。
それにゲルトとカミラには素性の知れない自分を拾ってもらった恩もある。
「ユリアさんの治癒の話は王宮まで届いていますよ。それに私たちも話し合った上でお願いしています」
アンドリューが優しい表情で言うと後ろに控えていた料理人たちも「一緒に働きませんか」「お互い協力していきましょう」と口々にいう。
「ありがとうございます。ですが今働いているお店にも相談してから返事をさせてください。私にはもったいないぐらいありがたいお話です。本当にありがとうございます」
「わかりました。では、またお話できるのを楽しみにしています」
ユリアはアンドリュー達に深々と頭を下げると、リュークから差し出された手を取って会場内を歩いた。ユリアはさっきのことで黙り込んで考えているとリュークが少し咳払いをした。
「もし君が王宮で働くなら、私も毎日食事をしに王宮に行こうと思う。君の作ったものが食べたいから」
「ふふっ。そしたら魚の香草焼きをアンドリューさんから教えてもらわないとですね」
その言葉にハッしてユリアを見ると微笑んでいた。
「私、王宮で働きたいです。おばあちゃんと約束したんです。この世界では後悔なく生きるって。ただ孤児院や街での炊き出しもたまにでいいので続けていきたいです。みんなにも王宮の美味しい料理を食べて欲しいんです」
リュークもユリアの手を力強く握りながら「いいと思う」と言ってくれた。
ちょうど楽団が優雅な曲を演奏し始めた。それに合わせてみんな手を取り円を描いて踊り出すと、リュークもユリアの正面に立って真っすぐこちらを見る。
「ユリア、私と踊ってくれますか?」
豪華な会場と優雅な曲、それに相まってリュークの慣れた淑やかな動きに心がときめいた。
「・・・はいっ」
リュークが優しくユリアの手を握り、そっと腰に手を添える。少し顔を上げるとリュークの整った顔がすぐそこにありドキドキした。こんなかっこいい人の足を絶対に踏みたくはない。今まで踊った事のないユリアはこのパーティに向けてカミラから特訓を受け、ある程度は踊れるようになったが自信はなかった。
「一応練習したんですが・・もし足を踏んだらすみません」
「リードするから大丈夫」
そう笑いながら踊り始めるリュークは慣れているのか余裕もあっていつもより輝いて見えた。
リュークは王族でこういったところで育ってきているのだと改めて身分の違いを感じた。結婚相手は私でいいのだろうか。許嫁はいないのだろうか。この場違いな雰囲気に圧倒されてユリアは急に不安になってきてしまった。
リュークのリードのお陰でなんとか足を踏まずに踊り切ったユリアは緊張で火照った身体を冷ましたくてお水をもらいに行った。
社交界の決まりで2曲連続は同じ人と踊れない決まりらしい。1曲でも十分すぎるユリアにはちょうどよかった。
「はぁ緊張した・・」
壁際に立ちながら休んでいると、一人になったリュークが着飾った綺麗な女性たちからダンスの誘いを受けているのが見えた。何と言っているのかわからないが、彼の表情は笑顔だった。
リュークはあの中の誰かと踊るのだろうか。同時にズキンと胸が痛くなった。
「どうした?食べ過ぎたか?」
高価そうなグラスに入った水をユリアに差し出すアベルがいた。
「アベル様!いえ。たくさん食べましたが、まだいけます」
「あははっそうかい!それならまだ動けるな。相手がいないなら俺と踊ってくれないか?」
「足を踏む可能性がありますが・・・」
「それなら足に防護魔法をかけておこう」
アベルの冗談に笑いながら手を取って2曲目を踊る。リュークもきっと誰かと踊っているのだろうがユリアは周りを見る余裕はなかった。
踊りながら気になっていたことを思いきって聞いてみる。
「アベル様。リューク様は許嫁やお付き合いしていた人はいなかったんですか?」
「いなかったなー。あいつはモテるが堅物で有名だったから」
ユリアは思わず笑顔になった。その笑顔を見た途端にアベルが焦り始める。
「すまない、その笑顔を俺に向けないでくれ。リュークがすごい剣幕でこっちを見ているんだ・・」
「えっ?わっ・・・!」
リュークが見ていると知ってどこにいるのか気になり、あちこち見ながら踊っていると自分のドレスの裾を踏んでしまった。その勢いでアベルに倒れこんでしまい、抱きしめられる形になってしまった。
「おっと。大丈夫か」
「す、すみません・・あっリューク様!?」
リュークがユリアの元に空間移動して、すぐにグイっと後ろに引っ張りアベルから離された。少し怒っているように見えるのは気のせいだろうか。アベルも少し焦ったように弁解する。
「今のは事故だからな?な、ユリア」
「は、はい。すみませんでした」
「じゃあ俺はもういくわ。お二人さん似たもの同士なんだから仲良くね」
アベルはそう言い残して人の中に紛れ込んでしまった。
リュークは黙ったままユリアの手を引っ張って会場をでる。
リュークは、事故とはいえアベルに抱きつくユリアを見て思わず精神操作魔法を使いそうになってしまった。ユリアのことになると自分の心の狭さを感じてしまう。
庭園まで来るとやっとユリアの手を離して、はぁとため息をついた。
庭園にはたくさんの花が咲き乱れていた。月の明るい光と宙に浮いたランタンがより一層幻想的にさせている。
「お庭、綺麗ですね・・」
ユリアがそう言うとリュークも夜風に当たって落ち着いたのか先ほどの怒った様子もなく「私もここが一番好きなところだ」と穏やかな顔に戻っていた。
さっきの騒々しいパーティ会場と大違いで、ここは人気もなくてこの景色を二人だけで見ていると思うとユリアもだんだんと気持ちが落ち着いてきた。
「私、一瞬だけリューク様の隣にいる自信がなくなってしまって。でももう大丈夫です。ふふっそんな顔しないでください」
リュークは一瞬ショックを受けた顔をしたあとに「本当にもう大丈夫なんだな」と何度も聞いてくる。何度目かの大丈夫でやっと信じてくれた。
「そういえばリューク様は2曲目は誰とも踊らなかったんですね」
「・・・君が誰と踊るのか気になって」
実はアベルがリュークのことを堅物だと言ったあとに、こっそりと「あいつはユリアのことを一途に想ってるよ。今も誰とも踊らずこっちを見てるぐらいだ。まるでストーカーだな」と笑って教えてくれた。
こんなに誰から真摯に想われたのは初めてだったし、ユリアもリュークのことを誰にも取られたくないと思うぐらい大好きになっていた。前にも伝えたが、真っすぐリュークを見て改めて伝える。
「リューク様、大好きです」
そのとき、ぶわっと眩しい光が二人を包み込んだ。目を開けると庭園の花が今以上に満開に咲き誇っていた。足元には先ほどにはなかったカモミールも一面、満開に咲いている。風が吹くと花びらが雪のように舞う美しい庭園と、それを作り出すリュークの魔力にしばらくの間ユリアは感動していた。
「ユリア、君にこれを」
リュークの手の上にはサトウキビがあった。
「これっ!!サトウキビ!!!どうしたんですか!?これを栽培したら砂糖を作れますよっ!!あ、でも温度魔法が必要です。あぁまさかサトウキビを見れるとは!」
そういえばいつかリュークに「今度君に手に入りにくい食材を持ってくる」と言われたのを思い出した。まさかこれを持ってくるとは思わなかったが。
リュークは大興奮のユリアを見て、このよくわからない植物を入手するのに時間と大金とかけた甲斐があったと思った。
満面の笑みのユリアと目が合うとリュークは小さな箱を差し出す。ゆっくり開けると中には淡い緑色の宝石、ペリドットが輝く指輪があった。「きっと君は珍しい食材の方が好きだと思うのだが・・」と前置きする。
「ユリア、結婚してほしい。これを受け取ってくれないか?」
「はい!」
ユリアの目には涙が溢れてきた。日本でもこの世界でも縁のないものと思っていた指輪を、大好きな人から渡される日がくるとは。
リュークがユリアの手を取り、左手の薬指につけると不思議とぴったり指に馴染んだ。手を月夜にかざすとペリドットがキラキラと煌めいていた。
「リューク様の目の色だ・・綺麗。ありがとうございます」
「君を守るように色々と魔法をかけてあるんだ。私の妻となってこれからも私を支えてくれないか?父上からも指輪を贈る許しを得ている」
照れた顔でそう言うリュークが愛おしくて「もちろんです」とギュッと抱きしめる。
「この世界に来てくれてありがとう」
「私を見つけてくれてありがとうございます」
後に、リュークが国王となりユリアが王妃となったこの国は、魔法や子供の教育を改革して誰もが住みやすい国となった。ユリアは王妃兼王宮の料理人として活躍しつつ食材の栽培にも力を注ぎ、他国との貿易を通じてこの国を繁栄させた。そして常に想い合っていた二人は四人の子供にも恵まれて、国民からはこの国で一番の仲良し夫婦と言われていたそうだ。
元副料理長ユリアは料理にしか治癒魔法を使えません あんみつ。 @kinakoanmitsu0-0
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