第4話 龍の源の力の謎?
死龍から貰った龍の源(生龍の源)から『どのような恩恵を受けるのか』が分からないため、ますます強くなれるのかと心配になってしまい、夜寝付けずに朝を迎えてしまいました。
死龍「よく寝た。」
生聖龍「もうこんな時間に…。(まずい…龍の源の事を考えて寝れなかった何て絶対に言えない。)」
死龍「あいつ寝てんのか?まぁあいつの事だし龍の源で気になって寝れなかった言うだろう。(今の所のわかることは全部言ったけど、唯一不明なのが受ける恩恵だけだな。旅の途中にでも分かることを祈るしかないな。)」
そしてまた力を求める旅を再開する。
街に出ると生聖龍は別れとともに涙が出そうになるが、それを拭う。
死龍「どうしたんだ。」
生聖龍が拭っているのを気になり、それを死龍は聞いた。
生聖龍「別れってこんなに哀しいって事を気づかされたの。」
死龍「旅には出会いがあれば別れもある。辛いと感じるだろうけど…心の中では別れはしないと思えばいい。」
と言うと死龍は声が少しずつ小さくなった。
生聖龍「そっちも哀しいのは変わらないよね。(なんだろう。死龍といるとなんか落ち着いてくる。)」
死龍「落ち着いたか?まぁ、哀しくなるのも無理はない。哀しいのは事実だから。」
生聖龍の源は反応していた。だが2匹共に気づいてはいなかった…。
死龍「(生龍は優しい。だから、自分とは違う能力なのかも知れない。恩恵ってもしかしたら技や能力の違いも含まれるのか?分からない)どうなんだ〜。全然分からん。」
生聖龍「急に静かになって、いきなり唸り出してどうしたの?」
死龍「龍の源の力について考えていただけだ。」
生聖龍「この旅に答えがあると思うよ。だから、歩み続ければ答えが見つかると私が誓う。自分の為にも、そっちの悩みの為にも…」
死龍「ありがとう。自分の情けも消えた。(やっぱり、優しいな。能力と共に比例するのか?)やはり旅に出て正解だったな。」
生聖龍「(珍しいなぁ〜。死龍にも悩みがあるなんて…)そうだね。」
まだ2匹の龍は源の力は分からぬまま、旅を再開した。
死龍と生龍 @furedora
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。死龍と生龍の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます