28.歴史オタクと堅物執事の関係性萌えを語る
アリーシャ・ヴェーバー、あるいは新井若葉と、歴史の終わり
平沢ヌル様作(X:@hirasawa_null)
https://kakuyomu.jp/works/16817330666308142925
fromエックハルト to若葉
プリムラのシルバーネックレス
※アクセ写真は近況ノートから
https://kakuyomu.jp/users/yamachi_s/news/16818093079311381181
自称ソムリエのやまちが「関係性萌えの宝石箱やー!(●摩呂風)」となったのがこちらの作品です。
現代日本で事故に遭ったアラサー歴女の若葉ちゃんが、昔のヨーロッパ風の世界にメイドのアリーシャとして転生するところから物語は始まります。
大変失礼な言い方となりますが、転生モノにありがちなその世界で現代知識で無双し、高貴な存在に見初められる…というシンデレラストーリーなのかな最初は思っておりました。
…全然違う。単純な物語では全くありませんでした。
アリーシャちゃんの肉体に若葉ちゃんの意識が宿っているという状態から繰り広げられる三角?いや、四角関係?からは目が離せませんでした。対照的なふたりのヒロインが身分違いの恋とある意味盲信的にも見える恋とに翻弄される姿は美しくもあり…「じれってーな、ちょっとやらしい雰囲気にしてくるわ!」としたくても肉体はひとつしかないのにそれも叶わず…。丁寧な感情描写の上にある対照的な恋愛模様は読んでいてかなり満足度が高かったです。
それから、世界観も見ものです。
昔のヨーロッパと思いきや、『災厄』と呼ばれるSFチックな存在…これが単なる異世界転生モノと言い切れない由縁のひとつ。ふたりのヒロインが世界をより良いものにすべく知識無双をすると顔をのぞかせるという毎度毎度登場タイミングが最悪な『災厄』。その存在理由がこれまた良いスパイスになっていました。
不穏な空気を醸しつつ、ハッピーエンドが約束された物語です。キャラクターと世界観のどちらにスポットを当てても楽しめる作品かと。
さて、アクセサリーの方のお話を。
読んでいただきたいので過程は伏せますが、無事結ばれることとなったふたり…ご指定なしでしたので、エックハルト氏から若葉ちゃんへのプレゼントということで制作いたしました。
結ばれる=指輪とも思ったのですが、それはふたりで選んでくださいということで、ネックレスに。
ふたりの再会後のストーリーでやまちが一番印象に残ったのが、ヨーロッパらしいこじんまりとしたハウスウエディングのシーン。若葉ちゃんらしいこだわりが詰まっていて素敵だなぁと…そこに華を添えたいなと思ってしまったわけです。
シチュエーションとしては、式直前のサプライズプレゼントだと良いなぁ。
白いドレスを邪魔しないようシルバー基調に。石の嵌った花のチャームはプリムラのイメージです。
プリムラの外国版の花言葉は「young love(青春の恋)」「I can't live without you(あなた無しでは生きられない)」なんです。…ピッタリすぎません?
また、ドイツでは花びらの形が鍵の束に似ていることから、「鍵の花」と呼ばれており、それにまつわる民間伝承が残っていたりもします。歴女の若葉ちゃんにも興味を持っていただけるのではないかと!
ちなみに葉っぱのパーツは後付です。なぜ付けたかって?『若葉』ちゃんだからです。
こんな感じでたくさん想いを詰め込ませていただきました。
若葉ちゃんとエックハルト氏の未来に幸あれ!(もちろんアリーシャちゃんとリヒャルトくんにもね!)
それでは解散っ!
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