37.あとがき
・挨拶
こんばんは!青鳥翔です。
この度は『幽界への扉の道を斬り開く』を最後まで読んで下さりありがとうございました!元々この作品は三千字程度のものだったのですが、とある事がきっかけで小説を書く事にはまり、今回七万字超えの短編小説となりました。(短編にしては長かったですね)
・作品の感想
この作品の結末をどうしようか悩みました。というのも宗教や文化によって考え方が変わってくるからです。死後の世界なんてないという人もいれば、絶対にあるという人もいます。ですので、今回は僕自身の思想強めで作品を作りました。後第一話の「幽界へ招かれざる者」というエピソード名を最後に上手く回収出来たので良かったと思いました。
しかし、作品を通してここ伏線?回収出来てなかったなと思う部分が何個かあるので書いておきます。
一つ目。何故三人以外の人が消滅させられたのかについて。
この世界では主な登場人物(人間)が黒龍、瞳、和人の三人しか出ていません。その理由は阿修羅がその三人以外の人間を気に入らなかったからです。実際武道の達人やアスリートの人など、ずば抜けた身体能力を持った人間がこの世界にやってきて化け物に対抗しようとました。しかしそういう優位な位置にいる人達にはあえて何も持ち物を持たせず、化け物の奇襲によって倒されてしまいました。チートとなり得る可能性が高かったので、阿修羅がゲームバランスを均衡に保っていたのでしょう。
二つ目。何故瞳が阿修羅に気に入られたのかについて。
黒龍と和人は生前に人間本来の本能を発動した事が阿修羅の興味の眼を向けさせるきっかけとなりました。しかし瞳は生前殺人や暴行を一切していません。それなのに何故気に入られたか。その答えは瞳は殺されるまで人生で一度も絶望に屈していなかったからです。誰もが一度は経験する挫折や絶望を瞳は知らなかったのです。瞳の過去では畜生に殺されたと書きましたが、それ以外は幸せそのものでした。その為阿修羅は絶望のどん底に陥れる為にわざと黒龍の前に現れるように設定したのです。
三つ目。餓鬼、人間、畜生、(阿修羅)の名前の由来について。
何故こんな名前をしているのかというと、仏教に出てくる六道を参考にしたからです。輪廻転生をする時の六つの世界(天上道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道)から名前をつけています。
しかし僕自身の知識力が足りないので、これ以上の事は話しません。
四つ目。結局獄天隠滅書とはなんなのか。
完全なる創作物です。地獄に書庫があるかも分かりません。
他に気になった所があれば、追加します。
・作者の感想
実際に執筆している時に思ったのは、会話文と会話文の間に入る感情や動作の文をどう表現すればいいのか分からなかったという事です。その為会話文がズラーッと並んでいた箇所が結構多かったと思います。また初めてこんなに長い文章を書いたので所々誤字脱字があったり、表現の仕方がおかしくなっていたという事が多々あったと感じています。しかし、「自身の考えている事を実際に文字に起こすのってこんなに楽しいんだ。」と思いました。ですのでこの作品を無事書き終えて嬉しいです。
・死後の世界について
皆さんは死後の世界はあると思いますか?僕はあればいいな程度に思っています。実際どうなっているのか分からないから、興味はありつつも怖いですよね。少なくてもこの作品のように血が飛び交う世界が広がっていない事を望んでいます笑
・最後に
改めまして「幽界への扉の道を斬り開く」を最後まで読んで下さりありがとうございました!次の作品の構想も今練っているところですので、出来次第、情報を発信したいと思います。それでは!
青鳥翔
幽界への扉の道を斬り開く 青鳥翔(あおとりかける) @aotori_kakeru
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