あとがき

 皆さま、ご無沙汰しておりました。

 山極由磨です。

 今日この日まで何とか生きておりました。

 最後に俎上させて頂いた作品からすでに三年の月日が経過しましたが、その間何にも書いていなかったわけではありませんでして、実はWebの世界ではは無く『虚業之日ノ本社』なる個人サークルを立ち上げ、文学フリマや関西コミティアなどで小説の同人誌を細々と売っておりまして、そこに掲載する作品を何本か書いておりました。

 これからもその方面においても活動する所存です。

 とは言え、Webの世界を離れるつもりはありませんでして、本作がその復帰第一弾と言う訳です。


 前々から吸血鬼を主人公にした作品、それもホラー的でもなく伝奇的でもなく幻想的でもない、どちらかと言えばSF寄りな奴を書きたいと夢想していましたが、最近、ある場所で(どういう場所かはその場所の許可を得てからお知らせしたいと存じます)吸血鬼と言うコンテンツに触れる機会を得まして、ならばイッチョのそ夢想を実現させてやろうかと思い立ち、本作を書き上げました。

 そしてもう一点、本作を執筆する切っ掛けとなったのはスチームパンク、ダークファンタジー等々、あらゆるファンタジックなジャンルでオリキャラ創作、モデル、グッズ製作、イベント企画などマルチで活躍される黒機ひつじ様(@kurohi2)が立ち上げられた参加型創作企画『#天界追悼庁』のサイドストーリー、人を魔物化する恐るべきドラッグ“甘キ目覚”とその密売組織“甘キ感染”を巡る物語に触れた事でありまして、この物語の耳にした途端「あ、これは俺がやらねばならない世界観だ」と感得しゴソゴソと物語を練った次第であります。

 

 さて、本作は一応パイロット版的な性格もありますが、気分が乗れば第二段、第三弾と書きたいと思っております。

 またその機会がありましたらお目にかかりましょう。

(その前にほったらしにしてる『月桃館~』の第四弾も仕上げねば・・・・・・。)

 

 2024年4月、河内野にて。

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Crimson LE~紅い執行者~特別編・魔物の夜 山極 由磨 @yuumayamagiwa

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