と思った時点で、はい、作者様の罠にハマりました。閲覧注意で止めておけば、まだ引き返せたはずです。あなたは、その後のどの言葉に怖いもの見たさを感じましたか。私はもちろん――ダメだ、ダメだって言いながら、次へ、次へと進んでいく右手。気づけば〇〇な展開で、私も〇〇に虜になっています。ページを進む手が止まらない恐怖。どうぞ心のままに、間違いはありません。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(101文字)
怖いですね。短編なので、気軽に読めましたが、読んだあとには長編ホラーを読み終えたのと、なんら変わりない、あのドッとした疲れがきます。それくらいに、神経をか細く張り詰めて、一瞬、一瞬の恐怖に耳をそば立てるような感覚で、読ませていただきました。ちなみに、わたしはレビューを書くために二度読ませていただきましたが、何度読んでも怖いです。隙間時間で、濃厚なホラーを味わいたいという方に、オススメいたします。
残酷であり、甘美であり、そうして心を支配する風景困ったことに、私もその風景に魅せられてしまいました未読の方は是非……いえ、勇気がありましたら、この風景を共有しましょう