珈琲のようにほろ苦く切ない物語です。少なくとも私は好きな雰囲気の作品。

今から振り返ればあれは人生の岐路であったな、と思う瞬間は誰でもあるはずだ。
そして、選ばなかった選択肢ほど「もしあの道を歩んでいたら今よりももっと輝かしい未来があったのかもしれない」と美化される。

でも「もしも」なんて考えても仕方がない。
いずれできるかもしれないが少なくとも今はタイムマシンなどなくやり直しは効かないのだから。

そんな「苦い想い」がリアルに迫ってくる切ない物語でした。
大人の味がします。

以上です。
ちょっぴりビターなテイストの雰囲気がある物語が好きな方におススメです。

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