数多の異なる世界と繋がった不可思議なオークションハウス——ザルダーズ。そこは意思なきモノに意思を芽生えさせるほど摩訶不思議な力に溢れる場所。異世界中の珍品、貴重品が取り揃えられたそこに訪れるのは、やはりそれに見合った高貴なお客様たちばかり。そんな尊い身分のお客様たちをザルダーズは優秀なスタッフ、意思を持った備品たち総出で真心を込めてお出迎えします。おや?一筋縄ではいかないお客様がいらっしゃったみたいですね……。オーナー!! 出番ですよぉ!!
私はオークションに参加したことは某ヤフ○オクしかないですが、オークションハウスの興奮が目の前に迫るかのような描写で、異世界の高貴な方々の気持ちの高ぶりを追体験しています。オークションを支えるオークショニア達の、普段光の当たらない陰の部分でのやり取りがとても魅力的で面白く、どうしてそうなった!と、腹を抱えて笑ってしまいます♪序章のガベルとサウンドブロックの二人のやり取りと、最後のネタばらしにも一本取られてしまいました♪あとは・・・ネタバレ禁止!本文を読むべし!!