付録 ザルダーズの楽しみ方(2)

設定など色々と(2)

お読みくださりありがとうございます。

少しばかり現実社会のオークション用語などを使用したり、独自の意味をもたせたりしておりますので、登場人物の紹介も兼ねて、その解説などを載せておきます。




【ザルダーズ】

異世界オークションを運営している会社。オークションは月に一回、開催される。

参加者の匿名性の確かさと、スタッフの口の堅さをウリにしている。

貴人を相手にしたオークションなので、厳しいルールの上で運営されている。


――ザルダーズのスタッフたち――

◆ザルダーズオーナー(オーナー)


◆ベテランオークショニア(ベテラン)

ザルダーズオークションのトリを務めるベテランオークショニア。


◆中堅オークショニア(チュウケン)

中継ぎ担当。


◆若手オークショニア(ワカテ)

ザルダーズオークションの若手オークショニア。まだまだ修行中の身で、前座担当。


◆見習いオークショニア(ミナライ)

雑用担当。修行中の身。



◆ガベル(木槌)

オークションハンマー。

ザルダーズのガベルは、長年愛用されつづけた結果、意思が宿った模様。

『黄金に輝く麗しの女神』様がとても気になるみたい。

女神様の夢にお邪魔したときは、少年の姿になっていた。

ちょっとツンデレ?


◆サウンドブロック(打撃板)

木槌で叩かれる木の板。

ザルダーズのサウンドブロックは、長年愛用されつづけた結果、意思が宿った模様。ガベルに物理的にも精神的にも叩かれまくられる役。ガベルが大好き。ちょっと嫉妬深いかも。冷たくされればされるほど燃え上がる……らしい。

『ストーンボックス』のロットのときに、ベテランオークショニアが叩き損じて、端が欠けてしまう。


――オークションの参加者たち――

◆『黄金に輝く麗しの女神』様(女神様)

とても美しい女性で、なかなかのオトコマエな性格。『ストーンブック』『ストーンボックス』をトンデモナイ値段で落札した。


◆『黄金に輝く美青年』様(若者)

『ストーンブック』のアンダービッター(オークションにおいて、2番値で競り損ねたひとのこと)。『ストーンボックス』の回では不参加。

とても美しい男性。


◆『豹の老教授』様

古代遺品を落札しているオークションの常連。『ストーンブック』『ストーンボックス』と落札しそこねている。立派な老紳士。



――オークションの出品物――

時間軸に沿った出品順。

『ストーンブック』

ただの本の石彫。用途不明の古代遺品。

落札者:『黄金に輝く麗しの女神』様

アンダービッター:『黄金に輝く美青年』様


『ストーンボックス』

ただの箱の石彫。用途不明の古代遺品。

落札者:『黄金に輝く麗しの女神』様

アンダービッター:『豹の老教授』様


『虹色に輝く羽根』

ただの綺麗な羽根。


――オークション用語――

※実際に使用されております。


【オークションハウス】

美術品や収集品などの資産の売買を容易にするビジネス施設。


【オークショニア】

競売人。


【パドル】

入札札(にゅうさつふだ)。


【ハンマープライス】

落札金額。


【ロット】

オークションに出品された作品につけられる単位。管理番号(識別番号)みたいなもの。

(異世界オークションでは、一品、一品に対して行われる競りをロットと表現しています)



※オークション参加者が入札価格を宣言することを『コール』最初の第一声を『ファーストコール』と描写しましたが、それは創作表現となりますので、ご注意ください。


※三分ルールと砂時計。入札価格が提示され、三分以内に次の価格が提示されない場合、最終入札者が決定する。最終入札者が落札者となり、落札者がコールした金額が、ハンマープライスとして決定する。というのも創作表現です。




近況ノートのURL

https://kakuyomu.jp/users/morikurenorikure/news/16818093075447217703


それでは、ザルダーズ主催の異世界オークションをお楽しみください。

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