永遠かもしれないこの世界で
@hazimetenosyoshinsya
第1話
あぁ...?ここはどこだ...そういって地面から立ち上がり周りの景色を見渡すと草木が生い茂っていて空気がきれいな場所だった。
さっきまではたしか...授業が終わって高校から一人で帰っていたはずだ。こんな山奥のような場所に来た覚えはない。
なにもしないとこのまま時間が過ぎていきそうなので自分が持っていた荷物を確認してみることにした。自分は部活には所属していなかったためスマホと買ったばかりの水のペットボトル、あとは鞄がある。
「ん?この鞄おかしいぞ」
なんと自分が持っている鞄を開けると暗黒空間のようになっているのだ。恐る恐る手を突っ込んでみると外から見た鞄以上に中にものが入るようになっている。どのくらい物が入るかがわからないが結構物が入るようだ。
「これは夢か...?そうなれば ふんっ!」
思いっきり頬を叩いてみたがものすごく痛かったため夢ではないとわかる。
ほかに考えられるのは誰かに拉致されたかだが...
「ないよなぁ...俺が帰っていた道は交通量が多く人目も多いのに」
そうなれば最後に考えられるのは...
「ここって、もしかして異世界だったり...」
まだ確定してないため異世界に来たら大体の者が言うであろう``あの言葉``を言う。
「ステータスオープン!」
名前 佐藤優斗 年齢 16歳 職業 無職
力 15
速 15
守 10
知 20
魔 5
運 2
エクストラスキル『不老不死』Lv-
ユニークスキル『感情操作』Lv1 『距離操作』Lv1
スキル『鑑定』Lv1『進化』Lv1
これを見て俺は地球にはいないということは理解できてしまった...もうここまでくると自棄になってきたためステータスの確認をすることにした。
俺は頭はそこそこで運動も少ししていたためこのステータスはわかるが運が2て...
うん、まあ確かに俺は運が結構悪かったけども...
気を取り直して次はスキルの確認に行く。まずは『不老不死』から。
『不老不死』Lv- …決して老いることも死ぬことも許されない。死んだあとは元の姿に戻りステータスの向上、新たなスキルの獲得につながる。また、異常なほどの治癒力も身につくため時間がたてば再生する。
え、死ねないってこと?確かに異世界ではありがたい能力ではあるけども死ねないのはちょっと...いやだな。家族や友達が老いていくなか自分だけ老いないってことだ...まあ、異世界に来たから会えないのはわかるんだけどな。これは後でまた考えるとするか。次だ次。
『感情操作』Lv1 …自他問わず感情を操作することができる。しかしLvが低いうちは自分と自分より弱い相手にしか強い効果を発揮しない。格上相手にはすこし揺さぶる程度が関の山。
いいな。鍛えたらすごくいいぞこれ。精神を安定できそうだし、最初も重宝するだろう。
『距離操作』Lv1 …指定したあらゆるものの距離を操作することができる。現在のLvでは操れる距離はせいぜい2mまで。そして格上相手はこの能力に抵抗することができる。
これも逃げるときとか戦闘の時に役立ちそうだ。次は...『鑑定』はいいとして『進化』を見てみるか。
『進化』Lv1 …経験を積むと進化することができ種族はより高位になり能力に目覚めたりする。自分以外にも使用可能。経験を積んでないと危険なことが起きる。
怖いから使いたくねえよ...なんだ危険なことって...まあ、機会があれば使うかな。
この場にとどまるのもなんだし、まずは人がいるところを目標にして目指そう。
あぁ、もとのせかいにもどりてぇ...
永遠かもしれないこの世界で @hazimetenosyoshinsya
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