困窮


誰か助けてほしい

でも誰かが助けてくれれば自分がほんとうに助かるのかどうかもわからない


ことばが通じない

もう解放すればいいものに、ずっとずっととらわれている


フラッシュバックが波のように押し寄せては、波が刃物のように心を突き刺し、わたしはそれをもう抱えることができない



傷を分散するかのように、刃物を四肢に突き刺す いたい けれど、こころはもっといたい


わかっている

わかっている


教科書に書いてある

そんなものはもう解放して、前向きに、希望を持って、生きなければいけない


けれどそれができない


助けてほしい

こんなこと書いてもどうにもならないけど

助けてほしい


消えたいと思うことを、どうか許して

ここにこれを書くことを、どうか許して

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すきな色がわからない ゆきのともしび @yukinokodayo

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