困窮
誰か助けてほしい
でも誰かが助けてくれれば自分がほんとうに助かるのかどうかもわからない
ことばが通じない
もう解放すればいいものに、ずっとずっととらわれている
フラッシュバックが波のように押し寄せては、波が刃物のように心を突き刺し、わたしはそれをもう抱えることができない
傷を分散するかのように、刃物を四肢に突き刺す いたい けれど、こころはもっといたい
わかっている
わかっている
教科書に書いてある
そんなものはもう解放して、前向きに、希望を持って、生きなければいけない
けれどそれができない
助けてほしい
こんなこと書いてもどうにもならないけど
助けてほしい
消えたいと思うことを、どうか許して
ここにこれを書くことを、どうか許して
すきな色がわからない ゆきのともしび @yukinokodayo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。すきな色がわからないの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ことばにすること/ゆきのともしび
★5 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
戯言/ゆきのともしび
★21 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます