第2話 娼館イザベラ
※お金の話が関わってくるため通貨の価値を書いておきます。
金貨…1枚100万円
銀貨…1枚10万円
銅貨…1枚1000円
「お腹…すいた」
無職になってから三十日目になるが、まだ仕事が見つからない。所持していた魔道具を全て売りなんとか食いつないでいたが、そのお金も十日前になくなってしまった。
食べられそうな物が落ちていないかを探していると、風に吹かれ飛んできた紙が顔にぶつかる。
「娼館イザベラ?」
どうやら娼婦を募集しているチラシのようだ。
「今日の18時に娼館で待つ。か…」
いやいや、わしにもプライドがある。
娼婦になんて絶対にならん。一応仕事が見つからん時の為に見てるだけじゃ!
「月収金貨5枚………金貨5枚!?」
「あ、ありえん。嘘じゃぁ…」
ギルドにいた頃は頑張って依頼をこなしても月に銀貨3枚が限界だったんじゃが!?
わ、わしは大金持ちになれるのか?
じゃが、そもそもこの小さな体では…。
(エロすぎるんだよ!お前の体がッ!)
(僕は最近、キミの股間ばかり見ている)
団長とユリウスの言葉が頭をよぎる。
「団長、ユリウス、皆よ」
「わし頑張る!」
「エロすぎる」という理由でギルドを追放されたふたなりロリババアの私には戦闘よりも娼婦の才能があったようです グリズリーマグナム @enojoi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。「エロすぎる」という理由でギルドを追放されたふたなりロリババアの私には戦闘よりも娼婦の才能があったようですの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます